休業損害について、賞与の減額分を含めて大部分を回収できた事例

依頼者情報 Aさん・40代・男性
事故当事者との関係 本人

事故の概要

依頼者がバイクで交差点を直進中、相手方(車)が右折してきたことにより発生した交通事故事案。

依頼者は左脛骨高原骨折を受傷。依頼者は、事故発生後から約1か月半後にご来所いただいており、初めての来所の際には、事故直後は有給を消化していたが、有給がなくなった後に休業の補償がちゃんと受けられるのか、本件事故の影響で減収があった場合、その補償は受けられるのか、現在は保険会社が治療費を支払ってくれているが、治療が終了するまで保険会社が治療費を支払ってくれるのかということを懸念されていました。

弁護士がお役に立てた点

この事案では、保険会社から治療費の支払いを打ち切られるまでは、依頼者本人が相手方保険会社と話をし、その受け答えについては弁護士が適宜助言を行うかたちでサポートしました。依頼人の背後で保険会社との交渉が有利に進むように立ち振る舞い、治療終了まで保険会社に治療を支払ってもらうことができました。

依頼人の治療終了後、依頼人の本件の早期解決の意向から後遺障害等級の認定手続は行わず、弁護士が表に立ち、通院慰謝料、休業損害、交通費に関する示談金の交渉を行いました。

今回の事故においては、依頼者に休業による減収分の補償に加え、休職したことによる賞与の減額もあったため、ともすれば忘れがちな部分についても請求することができました。こうした損害について相手方保険会社との間で、示談交渉を行い、最終的には裁判基準の9割以上の金額で示談することができました。

依頼者に喜んでいただけた点

相談当初に依頼者が気にしていた休業損害について、賞与の減額分を含めて大部分を回収できました。また、通院慰謝料についても裁判基準の9割以上の金額で示談することができました。

今回は依頼者の早期解決の意向から後遺障害等級の認定手続は行いませんでしたが、最終的には保険会社からの提示額の2倍以上の金額である200万円以上の金額で示談することができ、金額的にも満足していただけたと思います。

 

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