更新日:2021年8月12日 (木)
公開日:2022年12月12日 (月)
CRPS、RSD、カウザルギーと損害賠償
サマリー
CRPS・RSD・カウザルギーが交通事故後に問題となる場合の損害賠償を解説。後遺障害や症状の立証、慰謝料・逸失利益を検討する際のポイントを整理します。
CRPS、RSD、カウザルギーと損害賠償
RSD(CRPS)は、疼痛、腫脹、関節拘縮、皮膚変化を主な症状とする外傷後の疼痛です。
皮膚が変色し固くなる症状や、腫れ上がるような症状が慢性的に発症している場合には、RSDの発症を疑ってみましょう。
このうち、RSDを、主要な神経損傷を伴う疼痛であるカウザルギーと区別する場合もありますが、いずれも末梢神経の異常亢進が原因で抹消の血流が阻害され、組織が萎縮して疼痛が発生すると考えられています。
主要3症状とは
自賠責保険の認定基準としては、関節拘縮、骨の萎縮、皮膚の変化という慢性期の主要な3つのいずれの症状も健側と比較して明らかに認められる場合が要求されています。
自賠責はこれらの要件を厳格に要求しており、灼熱痛、誘発痛(アロディニア)、感覚異常(知覚鈍麻)、皮膚変化等のCRPS特有の自覚症状が症状固定時に残存しており、医師によってCRPSとして診断されていること、また、可動域制限やレントゲン画像によって、関節拘縮や骨萎縮が客観的医学的に証明されたことを要求しています。
自賠責の適切な認定を得た上で適切な損害賠償を獲得するために、まずは弁護士に相談しましょう。
コラム監修者
JUNICHI TASHIRO
所属:福岡オフィス 支店長
福岡県北九州市出身。小倉高校、岡山大学法学部、神戸大学法科大学院を卒業後、新司法試験に合格し最高裁判所司法研修所を修了。弁護士として法曹界に入り、個人・法人問わず幅広い分野の相談・交渉に取り組む。ネクスパート法律事務所福岡オフィス所長として、依頼者にとって何が大事かを第一に考え、スピード感をもって解決することを信条とし、どこの事務所よりもネクスパート法律事務所に依頼したいと思ってもらえるよう日夜奮闘中。