会社の業績が不振におちいったとき、やむを得ず従業員の数を減らさざるを得ないときがあります。 会社にとっても非常につらい選択となりますが、会社を守るためやむを得ず人員整理することを整理解雇といいます。 整理解雇が必要な時 従業員には就業規則違反等の落ち度はないにもかかわらず、業務不振・業績悪化等により、人員を削減しなければ会社の存続の危機であるというとき、会社経営の維持継続のための解雇が認められることがあります。 従業員には何らの違反等がないので、その分整理解雇が認められる要件は厳しくなっています。 整理解雇とは―他の解雇との違い― そもそも解雇とは、使用者(会社)の一方的な意思表示により労働契約を解除することをいいます。 解雇には懲戒処分としての性質を持つ解雇と、それ以外の解雇があります。 整理解雇とは、労働者側に落ち度がある契約終了ではなく、あくまでも使用者(会社)側の事情による人員削減(解雇)のことです。 解雇の種類 解雇には以下の3つの種類があります。 ・普通解雇 ・懲戒解雇 ・整理 […]