コンプライアンス研修の重要性と講師選びのポイント|弁護士が企業の実情に合わせて柔軟に対応

第1章:なぜ今、コンプライアンス研修が必要なのか?
近年、企業不祥事やSNS炎上などを契機に、コンプライアンス研修の重要性が改めて注目されています。企業が一度信頼を失うと、回復には多大な時間とコストを要します。また、法令改正の頻度が高まる中、現場の理解や対応が追いつかないケースも増えており、経営層・現場双方にとって法令順守と倫理的行動の理解が不可欠です。特に個人情報保護法や公益通報者保護法などの改正は、実務に大きな影響を与えており、実践的な研修が求められています。
第2章:コンプライアンス研修で扱われる主なテーマ
コンプライアンス研修では、以下のようなテーマを扱うことが一般的です。
- ハラスメント防止(パワハラ・セクハラ・マタハラ等)
- 個人情報保護法および情報セキュリティの基本
- SNS利用・業務外発信に関するリスクと対策
- インサイダー取引・贈収賄・下請法違反の防止
- 公益通報制度の理解と内部通報の適切な運用
- 近年注目される「生成AI」の業務利用リスクと規程整備
- フリーランス保護法(特定受託事業者に対するハラスメント禁止・書面明示義務)
- 著作権法(社内資料・画像・動画・ソフトウェア利用時の注意点)
- 下請法(親事業者が守るべき支払い・取引条件・書面交付義務など)
これらのテーマはごく一般的なものであり、企業の業種や規模に応じて、その他のテーマや各テーマのボリューム、受講者層などを事前に講師と相談してすり合わせておくと良いでしょう。
第3章:対象者別に変わる研修設計
研修は受講者層に応じて内容を変えることが効果的です。
例えば、次のような区分で研修を実施することが考えられます。
- 全社員向け
基本的な法令や就業規則、日常業務における注意点、内部通報制度の活用方法等の概説。 - 管理職向け
部下への指導義務、通報対応、初動対応の判断、ハラスメントに関するケーススタディ、組織内の風土改善など。 - 専門職向け(営業・開発・法務等)
業務に即した個人情報取扱、著作物利用、外注管理(下請法)など。 - 経営層向け
企業倫理・危機対応・レピュテーション管理・第三者委員会の活用、インサイダー取引に関する事項等。
受講者層を区分して研修を行わない場合、「自分の業務には関係ない」「専門領域の知識がなくて説明が良くわからない」「簡単すぎて物足りない」等と言った不満が生じ、結局研修をする意味がなくなってしまいます。
「何を目的とした、誰に向けた研修なのか」、というビジョンを確り講師と共有することが重要でしょう。
第4章:講師は誰に依頼すべきか?|弁護士講師のメリット
コンプライアンス研修の効果を最大化するには、講師選びが重要です。弁護士を講師とすることで以下のようなメリットがあります。
- 最新の法改正や判例を踏まえた実務的な解説が可能
- 多種多様な企業や案件に携わってきた豊富な経験から、企業の実態に即したリスク事例やトラブル対応の紹介ができる
- 受講者からの質問にも法的根拠に基づいて即応可能
- 社内だけでは指摘しづらい問題に対して“外部の専門家”として中立に伝えられる
以上のメリットだけでなく、研修の前後で事業の実態に関する打ち合わせ等を行うことで、研修後の相談体制の構築や契約書チェック・就業規則の見直し支援など、実務への継続的サポートも期待できます。
第5章:ネクスパート法律事務所のコンプライアンス研修の特徴
当事務所では、以下のようなニーズに柔軟に対応いたします。
- 業種別(IT・建設・医療・教育等)、職種別(営業・開発・総務など)、階層別(新入社員~役員)へのカスタマイズ
- 研修で取り扱う分野(解説ご希望の法令の種類、ハラスメント対策等)
- セミナー形式、ワークショップ形式、グループ討議型など目的に応じた進行方式
- 対面/オンライン(Zoom等)いずれも対応可能
- 講義資料・動画提供やアーカイブ配信にも対応
- 研修後のアンケート分析や社内方針策定支援
- 研修後の顧問対応(ご要望に応じて。顧問契約の内容は別途ご相談させていただきます。)
終章:まずはお気軽にご相談ください
ネクスパート法律事務所では、事前に十分なヒアリング・お打ち合わせのお時間をいただき、各企業様の実態や業界特性に合わせた実効性あるコンプライアンス研修を提案・実施しております。
特に、インハウスや多種多様な企業の顧問を担当している経験豊富な弁護士が多数在籍していることから、各弁護士が自己の経験に基づいて、各業界・各階層の従業員の皆さまに、分かりやすく、適切な言葉で研修をお届けします。

弁護士に相談して早すぎることはありません
豊富な実績と確かな実力で力になります
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