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雑貨、医療機器、プログラム医療機器の区別と輸入について
「新商品を、医療機器としての承認を受けずに、雑貨として売りたいのですが可能でしょうか」という相談を日々いただいております。 同様のご相談がございましたら、ぜひお問合せください。同業の弁護士からの相談も受け付けております。 また、雑貨であることを前提に輸入をされたいという場合、ざっくり言うと、税関前であれば薬務課、税関... -
特定商取引法の継続的役務に当てはまる美容医療契約について
今回は、特定商取引法の継続的役務に当てはまる美容医療契約について解説いたします。 【特定継続的役務提供とは?】 まず「役務」とは、サービスのことです。 次に、規制の対象となる「特定継続的役務」とは、身体の美化など確実に効果が得られるとは限らないサービスであって、美容医療、エステティック等、政令で定められているものになり... -
新型コロナウイルスの抗原検査キットを薬局で販売する際の対応5つ
新型コロナウイルスの抗原検査キットは医療機関等でしか使用できませんでしたが、特例により令和3年9月から薬局で販売できるようになりました(厚生労働省)。 『新型コロナウイルス感染症流行下における薬局での医療用抗原検査キットの取扱いについて』厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部 厚生労働省医薬・生活衛生局総務課... -
ギフティングとステルスマーケティングの法律関係
インフルエンサーに商品を無償で提供して、良かったら口コミを書いてもらうという、いわゆる「ギフティング」が、大手企業も取り入れるマーケティング手法として確立されつつあります。 しかし、ギフティングはステルスマーケティングなのではないか、景品表示法や薬機法に反する内容もあるのではないか、多々、問題になりえる手法です。 そ... -
解説 令和4年6月改正 特定商取引法|通信販売に関する規定について
改正特定商取引法の令和4年6月1日施行に向けて、消費者庁取引対策課において事業者説明会が行われました。 こちらの説明会を踏まえて、改正特商法の「通信販売に関する規定」について解説いたします。 【通信販売に関する規定が新設された背景】 近年、詐欺的な定期購入商法が社会問題となっています。 通信販売において、「初回無料」「... -
検体検査サービスで遵守すべき法律
無自覚症状者を対象とする新型コロナウイルスPCR検査、遺伝子検査その他リスク判定検査など、予防医療にまつわる検査サービスは多く存在しますが、そのようなサービスを展開するに際して遵守すべき法律や留意事項について解説します。 【遵守すべき法律】 これらの検査サービスで遵守すべき法律は、医師法です。 すなわち、医行為としての診... -
「脱毛」の広告表示について
【はじめに】 最近男性にも人気の「脱毛」ですが、脱毛に関する広告表示を行うに当たっては、「医療脱毛」か「美容脱毛」かによって、注意すべき広告規制が異なります。 現在多くの脱毛クリニック、脱毛サロンが存在する状況の中で、広報上差別化を図るためには、脱毛効果はもちろんのこと、費用や施術内容、口コミなどが重要となりますが、... -
シャンプーの広告について
シャンプーやトリートメントなどのヘアケア商品を広告するにあたり、その商品の効能効果はどこまで謳えるでしょうか。 例えば、「毛髪構造を補強するシャンプー」は訴求できるでしょうか。 今回は、化粧品におけるヘアケア商品の広告で気を付けるべきポイントについて説明いたします。 【薬機法と広告について】 薬機法第66条では、虚偽・... -
NMNのサプリメントと薬機法の留意点を弁護士が解説
NMNのサプリメントと薬機法の留意点を弁護士が解説します。 【NMNとは、薬機法との関係】 NMN(ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチド)について、アンチエイジングを中心とする美容やガン治療においても注目されており、商材が増えてきています。 NMNとは、どのような効能効果があるのか、ここでは割愛しますが、後記の表現例のような内容が巷... -
アフィリエイト広告に関する検討会(消費者庁)を踏まえて
「第6回 アフィリエイト広告等に関する検討会(2022年1月28日)」について公表された資料がとても話題になっています。 資料1 事業者が講ずべき景品類の提供及び表示の管理上の措置について 資料2 アフィリエイト広告等に関する検討会 報告書(案) 気になっている広告主、広告代理店、アフィリエイター、ライターの方は多いと思いますので、...