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【解説】医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会
令和5年1月12日に医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会が開催されました。 本コラムでは、この検討会で取り上げられた課題や 「医療広告規制におけるウェブサイトの事例解説書」の第二版(案) について解説します。 【ウェブサイトの監視指導体制の強化】 医療広告関連では、ウェブサイトの監視指導体制の強化が課題として取り上... -
セルフホワイトニングと歯科医院のオンライン診療に関する法律関係の整理
従来、患者にとって、歯科医院で行うホワイトニングは効果が高い反面、高額になる。 セルフホワイトニングは、金額は安いけれども、効果に満足できないと言われてきました。 そこで近年、注目されているのが、薬剤の処方は歯科医院で行い、その薬剤を利用して患者がセルフホワイトニングを行う、というハイブリッド型のホワイトニングです。 ... -
検体検査サービスで遵守すべき法律
無自覚症状者を対象とする新型コロナウイルスPCR検査、遺伝子検査その他リスク判定検査など、予防医療にまつわる検査サービスは多く存在しますが、そのようなサービスを展開するに際して遵守すべき法律や留意事項について解説します。 【遵守すべき法律】 これらの検査サービスで遵守すべき法律は、医師法です。 すなわち、医行為としての診... -
「脱毛」の広告表示について
【はじめに】 最近男性にも人気の「脱毛」ですが、脱毛に関する広告表示を行うに当たっては、「医療脱毛」か「美容脱毛」かによって、注意すべき広告規制が異なります。 現在多くの脱毛クリニック、脱毛サロンが存在する状況の中で、広報上差別化を図るためには、脱毛効果はもちろんのこと、費用や施術内容、口コミなどが重要となりますが、... -
Instagram(インスタグラム)やYouTubeで美容医療広告を投稿する際の注意点
Instagram(インスタグラム)やYouTubeのタイアップ広告で、脱毛、ハイフ、二重術、クマ取り、シミ取り、美容点滴等のお仕事を請け負う際には、「医療法」に注意する必要があります。 医療法の広告規制は、厚生労働省がまとめた「医療広告ガイドライン」を読めば分かりますが、40ページもありますので、大事なところを解説したいと思います... -
医療広告のバナーやinstagramタイアップなどで気を付けるべきこと
クリニックや、歯医者さんの広告についても、最近行政指導などが厳しくなってきています。Yahoo!やGoogleの広告審査に落ちるということもよくあるでしょう。 さて、医療広告にも実は2つの類型があります。 A ユーザーが、見たいと思って見にくる広告 (例:LPやコラム記事などユーザーがクリックして見る広告や、院内に置いてあるパンフ... -
幹細胞培養上清液の医療・薬事における取扱い
幹細胞という言葉を最近よく耳にするようになりました。 2020年には美容医療の現場で脚光を浴び、2021年には、細胞が含まれていない培養上清液が化粧品に用いられるようになりました。 ここでは簡単に、医療と薬事に関して、幹細胞培養上清液をどう取り扱うべきか、解説いたします。 【医療について】 幹細胞培養上清液とは、体内に... -
医療広告をチェックする手順
広告代理店のお仕事で、クリニックや歯医者さんのLPやSNS広告をチェックしなければならないことがあると思います。 医療広告では、医療法と、景品表示法を意識することになります。間違えやすいところですが、医療広告では薬機法は基本的に関係ないです。 さて、医療法と景表法と言っても、どのように見ていけばいいか、分からないと思... -
在宅でのオンライン診療を行うために、診療所に医師が不在の時間を作ることの可否について
院長が在宅でオンライン診療を行うために、診療所に医師が不在の時間を作ることについて、何か問題はありますか。 結論としては、管理者(院長)が診療所の開院時間に一部不在の時間があるとしても、「管理を常にできる状態にあれば」問題ありません。ただし、診療所にほとんど不在の状態の場合、別途、「適切な診療の提供が可能なのか」とい... -
オンライン診療において、院内調剤を発送する際の留意点
医療コンサルタント等が、オンライン診療をサポートするために、院内調剤の保管や発送の事務を請け負うことが認められるかという質問を多く受けています。 しかし、そもそも院内調剤が認められるための診療所・病院の調剤所には構造設備要件があり(医療法23条1項、医療法施行規則16条1項14号)、診療所等の開設許可申請にあたって、同...
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