不倫中に妊娠が発覚した場合、お腹の子の父親が誰であるかはっきりしないこともあるでしょう。
妊娠中にDNA鑑定を行うことで、不安が和らぎ、今後のことを考えられるようになるかもしれません。
しかし、DNA鑑定をするうえで、「周りにバレるのではないか?」という不安もあるでしょう。できるだけ周囲の人に知られたくないという気持ちも分かります。
この記事では、次のことについて解説しています
- 妊娠中のDNA鑑定はバレずにできるのか?
- 妊娠中のDNA鑑定はいつからできるのか?
- 妊娠中のDNA鑑定をこっそり行うリスク
ぜひ参考にしてください。
目次
不倫中に妊娠が発覚!妊娠中のDNA鑑定はバレずにできる?
妊娠中のDNA鑑定をバレずにできるかは、内緒にしたい対象が誰であるかにより異なります。
被験者以外の人にはバレずに鑑定できる
被験者以外の人にはバレずに鑑定できます。
もちろん、知人や同僚等にはバレずに鑑定できるでしょう。
不倫中の妊娠の場合には、特に自分の配偶者にバレたくないと考える人がいるかもしれません。
【Case①】
例えば、あなたの不倫相手が妊娠したケースです。
この場合、あなたの奥さんにはバレずに鑑定できるでしょう。
ただし、「検査キットを見られた。」等、あなたの不注意でバレる可能性はあります。
【Case②】
例えば、あなたが不倫相手との子を妊娠した可能性があるケースです。
お腹の子が不倫相手との子であるかを知りたい場合には、検査をするにあたり、不倫相手の同意は必要ですが、あなたの夫の同意は不要です。
したがって、あなたの夫にバレずに鑑定できるでしょう。
被験者にバレずに鑑定はできない
被験者にバレずに鑑定はできません。
例えば、あなたが不倫相手との子を妊娠した可能性があるケースです。
この場合には、不倫相手にバレずに鑑定はできません。
DNA鑑定をする際、相手の同意を得ずに、無断で相手のDNAサンプルを採取し、検査する行為は違法です。
[経済産業分野のうち個人遺伝情報を用いた事業分野における個人情報保護ガイドライン]において、被験者の同意が必要である旨が定められています。
したがって、被験者にバレずに鑑定はできないでしょう。
参考: 経済産業分野のうち個人遺伝情報を用いた事業分野における個人情報保護ガイドライン |個人情報保護委員会
妊娠中のDNA鑑定はいつからできる?
母体の血液を採取する方法によるDNA鑑定は、妊娠6~7週目から検査が可能です。
できるだけ早く検査をしたいと考えている場合には、妊娠6~7週目を目安に、鑑定を検討しましょう。
妊娠中のDNA鑑定をバレないようこっそり行うリスク
相手の同意を得ずに、無断で相手のDNAサンプルを採取し、検査する行為は、プライバシーの侵害にあたる可能性があります。
不法行為に基づく損害賠償請求をされるリスクがあるでしょう。
したがって、相手の同意を得ずにこっそり鑑定するのはおすすめしません。
まとめ
不倫中の妊娠は、不安が大きいでしょう。
早期にDNA鑑定を行うことで、今後の選択をしやすくなるかもしれません。
ただし、相手の同意なくDNA鑑定を行うのは違法です。
DNA鑑定を行う際には、相手ときちんと話し合いすることをおすすめします。