相手の弁護士の態度が悪いのはよくあること?理由や対処法を解説

  • 最終更新日: 2025.07.4

不倫慰謝料を請求された方の中には、相手の弁護士の態度が悪い・威圧的と感じる方もいるかもしれません。

「初めから威圧的な態度で話してくる!」
「こちらの言い分を聞こうともしない!」
相手の弁護士の態度が悪い・威圧的と感じると、この先の交渉に不安を抱くでしょう。

この記事では、相手の弁護士に対するあなたの気持ちを整理し、あなたにとって納得のいく解決を目指すためのいくつかのポイントを示しています。ぜひ参考にしてください。

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的なのはよくあること?

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的と感じることは珍しくありません。

いきなり慰謝料の支払いを前提とした話をされ、混乱した方もいらっしゃるでしょう。中には、事実と異なる話をされた方もいるかもしれません。

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的と感じるかどうかは人それぞれですが、相手の弁護士はあなたの代理人ではないため、あなたの気持ちに寄り添ってくれる立場にはありません。冷たく感じるような対応も、相手の代理人という立場上、やむを得ないこともあります。

相手の弁護士の態度についてクレームを入れたいと考える方もいるかもしれません。
クレームをいれれば、少しはご自身の気持ちが整理できるかもしれませんが、根本的な解決にはならないでしょう。なぜなら、あなたが解決すべきなのは不倫トラブルであって、弁護士の態度ではないからです。

相手の弁護士の態度の改善を期待するよりも、あなたに有利な解決を目指すことがおすすめです。

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的に映りやすい理由

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的に映りやすい理由として、次の3つが考えられます。

  • 弁護士は依頼者の利益を守る立場にあるため
  • 弁護士は依頼者の主張を前提にしているため
  • 交渉を有利に進めるため

以下、詳しく説明します。

弁護士は依頼者の利益を守る立場にあるため

弁護士は依頼者の利益を守る立場にあるためです。

弁護士は中立な第三者ではありません。依頼者の利益のために、依頼者の有利になるように動きます。

依頼者と対立的な立場のあなたには、そうした弁護士の言動や行動が、態度が悪い・威圧的と映るかもしれません。

弁護士は依頼者の主張を前提にしているため

弁護士は依頼者の主張を前提にしているためです。

弁護士は、依頼者の主張を前提に話しを進めることが一般的です。

そのため、こちらの主張や意見を聞いてもらえない、断定的な言い方をされた、事実と異なる主張をされたと感じることもあるでしょう。

交渉を有利に進めるため

交渉を有利に進めるためです。

依頼者に有利な解決をするために、あえて厳しい態度を取ることもあります。

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的でもやってはいけない行動

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的でも、次のような行動は避けましょう。

  • 感情的に言い返す
  • 無視する
  • 相手本人に直接会う・連絡を取る

以下、詳しく説明します。

感情的に言い返す

感情的に言い返すことです。

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的と感じると、こちらもつい強気に言い返したくなるかもしれません。

しかし、感情的になると、余計なことまで話す可能性があります。

相手は弁護士ですから、依頼者に有利になる発言は見逃しません。感情的なあまり、不利な発言をすれば、あなたが損をすることになります。
あなたのそのような発言を期待して、あえて厳しい態度を取っている可能性も否定できません。

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的と感じたときこそ、冷静に対応することをおすすめします。

無視する

無視することです。

相手の弁護士とのやり取りに精神的苦痛を感じ、やり取りをしたくないと思うかもしれません。

しかし、無視すべきではありません。
話し合いに応じず、無視を続けた場合、相手は交渉が決裂したとして訴訟を起こす可能性が高いです。

これ以上相手の弁護士と話すのは無理だと感じた場合は、「こちらも弁護士を入れる予定ですので、追って連絡します。」と一言連絡を入れ、早めに弁護士に相談しましょう。

相手本人に直接会う・連絡を取る

相手本人に直接会う・連絡を取ることです。

弁護士の態度について、相手にも一言いいたいと思う方も多いでしょう。

しかし、相手に弁護士がついた以上、直接相手に会う・連絡を取ることはおすすめしません。
弁護士の態度がさらに威圧的になったり、示談交渉が難航したりすることにも繋がりかねません。あなたに不適切な行為があったと主張される可能性もあります。

したがって、相手本人に直接相会う・連絡を取ることはやめましょう。

態度が悪い・威圧的な相手の弁護士と交渉を続けるリスク

態度が悪い・威圧的な相手の弁護士と交渉を続けることで、次のようなリスクが生じる可能性があります。

  • 早期に訴訟に発展する
  • 不利な条件で示談に応じる

以下、詳しく見ていきましょう。

早期に訴訟に発展する

早期に訴訟に発展する可能性があります。

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的だと、ついけんか腰になるかもしれません。

強気な態度でも、法的な根拠に基づいた主張ができていれば、耳を傾けてもらえるかもしれません。しかし、単に相手の主張を拒否する・法的観点を無視した言い分を続けると、相手の弁護士は、あなたとこれ以上交渉を続けても建設的な話し合いができないと考えるでしょう。

相手の弁護士が示談できないと判断した場合は、早めに訴訟に踏み切る可能性があります。

不利な条件で示談に応じる

不利な条件で示談に応じる可能性があります。

強気な態度に出る人がいる一方で、萎縮する人もいるでしょう。
相手の弁護士とのやり取りに恐怖を感じ、精神的負担から、「もういいや。」と諦める人もいるかもしれません。

事実と異なる部分があっても、上手く主張できないこともあるでしょう。示談内容に疑問が生じても、言い出せないかもしれません。

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的なことを理由に、自分の主張が伝えられず、結果、不利な条件で示談に応じる可能性があるでしょう。

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的な場合は早めに弁護士にご相談を

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的な場合には、あなたも弁護士を立てての交渉がおすすめです。

あなたが依頼した弁護士は、あなたの利益のために動いてくれます。
相手の弁護士の主張が事実と異なっているのなら、こちらも毅然とした態度で対応すべきです。弁護士を立てることで、対等な交渉を可能にし、相手の弁護士に威圧的な態度を取らせません。

弁護士とのやり取りにストレスを感じている場合、最適な対処方法は、あなたも弁護士に依頼することです。
弁護士に依頼すれば、今後の交渉は弁護士に任せられますから、あなたが相手の弁護士とこれ以上やり取りする必要はなくなります。

相手の弁護士の態度が原因で、あなたに不利な結果になることは避けるべきです。

したがって、あなたも一度弁護士に相談することをおすすめします。

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まとめ

相手の弁護士の態度が悪い・威圧的と感じることは珍しくありません。
弁護士は、依頼者の利益を守る立場にあるため、あえて厳しい態度を取ることもあります。

紛争当事者の一方にのみ弁護士がついているケースでは、交渉の主導権を弁護士側に取られがちです。

あなたの要求をしっかりと相手に伝えたいのであれば、ご自身も弁護士を立てることを検討するとよいでしょう。あなたが依頼した弁護士は、あなたの利益のために交渉をしてくれます。

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