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募集要項で告知していた条件(賃金)と異なる条件で雇用することの問題点
飲食店を経営するにあたっては、募集要項を告知したうえ、従業員を募集することがあると思います。その際、募集要項で告知した条件(賃金)と異なる条件で雇用することができるのでしょうか? 本稿では、募集要項と異なる条件(賃金)で従業員を雇用する際の問題点をまとめます。 【従業員の性質】 従業員を募集する際には、正社員、パートタ... -
【弁護士解説】飲食店の法人破産(倒産)
飲食店を経営している中で、売り上げが伸びない、仕入先が倒産してしまった等の様々な理由から、経営が立ちいかなくなってしまう場合もあるでしょう。そうなった場合には、会社を清算して再起を図ることも経営判断としてあり得るところだと思います。 しかし、破産にはどのような手続きが必要なのか、経営者個人も自己破産が必要なのか、債権... -
従業員の情報管理について(所謂バイトテロ対策)
昨今、X等のSNSにおける従業員(パート・アルバイトを含む。)による情報漏洩や不適切なコンテンツの配信(所謂バイトテロですね。)が取り上げられることが多いです。 SNSを個人的に運用すること自体は個人の自由ですが、不適切な投稿等があった場合、企業としては売上や社会的信用の喪失という損害を被りますし、当該投稿を行った従業員に... -
【弁護士解説】飲食店における予約キャンセルへの対応方法
飲食店を経営するにあたり、ウェブサイトや電話からの予約を受け付ける店舗も多いでしょう。あらかじめ来店人数が分かっていることで、店舗側もスタッフの手配や材料の確保がしやすく、売り上げの予測が立つなどのメリットがあります。 これに対して、予約がキャンセルされた場合、手配していたリソースが無駄になるばかりか、予約のために他... -
【弁護士解説】飲食店における暴力団関係者への対応について
飲食店を経営していると、様々な方が来店されることと思います。中には、暴力団関係者も含まれている可能性もあります。暴力団関係者であると気付かないで料理やサービスを提供したとしても特に問題になることはありませんが、暴力団関係者であることを明らかにして近づいてくる場合もあるでしょう。そのような場合、企業として暴力団関係者... -
飲食店における賃貸借契約について弁護士が解説!
飲食店を経営するに際しては、店舗となる建物を確保する必要があります。土地や建物を自己所有している場合は問題ありませんが、そうではない場合には建物を借り、店舗を経営する方法が簡便でしょう。 建物を借りる場合には、建物賃貸借契約を締結することになります。建物賃貸借契約の内容をしっかり把握していないと後々トラブルになりかね... -
【飲食店】定期建物賃貸借契約について
別稿において、飲食店の店舗を借りて運営する際の注意点をまとめました。その中で、建物賃貸借契約には普通賃貸借契約と定期賃貸借契約の2種類があり、定期賃貸借契約では借主にとって不利な場合が多いことを説明しました。 本稿では、特に定期建物賃貸借契約を締結するうえで注意するべき事項をまとめます。 【定期賃貸借契約とは?】 定期... -
【飲食店】賃貸借契約の中途解約について
飲食店を経営するにあたり、店舗の業績や人的リソース等の関係から閉店するという判断をすることもあるでしょう。閉店を決めたときが、店舗にかかる賃貸借契約の契約期間中であった場合、当該賃貸借契約は解約できるのでしょうか? 本稿では、賃貸借契約の中途解約についてまとめていきます。 【中途解約とは】 賃貸借契約は、契約で定められ... -
【弁護士解説】飲食店で忘れ物があった場合の対応
飲食店を経営していると、お客様の忘れ物を発見する機会も多くあることでしょう。忘れ物の種類も、手袋や帽子などの衣類から、財布や携帯電話等の貴重品に至るまで様々です。 本稿では、飲食店内で忘れ物が見つかった場合、店舗に生じる法的責任の有無や忘れ物の種類ごとの注意事項をまとめていきます。 【忘れ物があった場合、飲食店側に生... -
【弁護士解説】飲食店の臭気に関するトラブルについて
飲食店では、お客様にサービスを提供するに際し、自店で調理を行う店舗がほとんどでしょう。 調理に際して、匂いや、場合によっては煙が出るお店も多いと思います。臭気や排煙については、周辺住民の健康被害も問題になり得ることから、法律による規制が定められており、また、民事上も近隣の他店舗や住民とのトラブルに発展しやすい事項と言...