呪術廻戦に関する発信者情報開示請求をされたときにすべき3つのこと

呪術廻戦に関する発信者情報開示請求がされたことが話題になり、「なぜ発信者情報開示請求がされたのだろう?」と思っていませんか。

「私も呪術廻戦をダウンロードしたことあるけど、発信者情報開示請求をされたらどうしたらいいの?」と思っている方もいるかもしれません。

そんなあなたには、呪術廻戦に関する発信者情報開示請求がされた理由や、発信者情報開示請求がされたときにすべきことを紹介したこの記事を見ていただきたいです。

呪術廻戦の多くの違法アップロード・ダウンロードについて発信者情報開示請求がされました。呪術廻戦に限らず他の作品についても違法アップロード・ダウンロードに対して発信者情報開示請求がされる可能性がありますので、もし意見照会書が届いても、落ち着いて迅速な対応ができるように、ぜひご参考にしてください。

目次

呪術廻戦に関する発信者情報開示請求がされた理由

人気漫画の呪術廻戦が、著作権者の許可なく、BitTorrentなどのファイル共有ソフトを利用してデータをダウンロード・アップロードされたため、著作権を侵害された著作権者が損害賠償請求をするために加害者を特定しようと考え、発信者情報開示請求がされました。

トレントによるアップロード・ダウンロード

BitTorrentも含まれるP2P(ピア・トゥ・ピア)方式のファイル共有ソフトを利用してデータをダウンロードすると、同時にアップロードもしますので、他のユーザーの要求に応じて自動的にデータが送信可能な状態になります。

BitTorrentを利用すること自体は違法ではなく利点もありますが、著作権者の許可なく、BitTorrentなどで著作物をダウンロードすると、ダウンロードだけしたつもりでも違法アップロードをしてしまいます。

著作権の侵害

著作権者に公衆送信権・送信可能化権があることを著作権法23条で定めていますので、著作物を利用するには著作権者の許可が必要です。

公衆送信権は、著作権者が公衆に直接受信されることを目的として著作物の送信を行える権利です。著作物について権利を有しない者が送信する行為は公衆送信権を侵害することになります。

送信可能化権は、著作権者が著作物を公衆に送信可能な状態にできる権利です。著作物について権利を有しない者が公衆が受信できる状態にする行為は送信可能化権を侵害することになります。

発信者情報開示請求の必要性

加害者を特定しなければ、著作権を侵害された著作権者が損害賠償請求をすることができません。

加害者を特定するためには、トレント監視システムを利用して不正なアップロードをしているIPアドレスを特定し、IPアドレスからプロバイダを特定して、プロバイダに対して発信者情報を開示するように請求します。

呪術廻戦などに関する発信者情報に係る意見照会書が届いたらすべき3つのこと

発信者情報開示請求に係る意見照会書が届いたらすべきことは以下の3点です。

  • 事実確認をする
  • 意見照会に回答する
  • 弁護士に相談する

事実確認をする

意見照会書の内容が事実かどうか確認しましょう。

意見照会はプロバイダが把握している契約者に送られます。契約者がアップロード・ダウンロードに関して身に覚えがなくても、同居の家族が行っていたかもしれません。子供が違法行為とは思わずに漫画を見たくてダウンロードした可能性もあります。

そのような場合でも、意見照会にどのように回答するかを検討するにあたり、違法行為が行われていたかを確認する必要がありますので、冷静に話し合いましょう。

意見照会に回答する

意見照会に回答しましょう。

開示を拒否するか、開示に同意するかを選択します。開示に同意すれば発信者情報は開示されます。開示を拒否すればプロバイダが回答内容を踏まえて開示するか判断します。

開示を拒否する

開示を拒否することもできます。

違法アップロード・ダウンロードに関して身に覚えがなく、同居家族も身に覚えがないなら開示を拒否することも選択肢の1つです。

ただし、開示を拒否しても、プロバイダが回答内容を踏まえて開示するかを判断しますので、開示されることもあります。プロバイダが開示を拒否した場合でも、相手方が発信者情報の開示を求める訴訟を提起し、裁判所が開示を認めれば、プロバイダに対して開示が求められます。

違法行為が事実の場合では、訴訟になると裁判所が発信者情報の開示を認める可能性が高く、訴訟の弁護士費用を請求される可能性や、刑事告訴をされる可能性もありますので、開示を拒否する際には慎重に検討する必要があります。

開示に同意する

違法アップロード・ダウンロードが事実の場合、開示に同意して、示談による早期解決を図ることが選択肢の1つです。

示談によって解決することで、訴訟にかかっていたと思われる弁護士費用を請求されずに済んだり、刑事告訴されずに済んだりします。

示談は、訴訟とは違い、損害賠償額を裁判所が相場を基に判断するものではありませんので、高額な請求をされることもあります。裁判例を基に減額の交渉をすることになりますが、裁判例の確認や、交渉の仕方が難しいかもしれません。

弁護士に相談する

事実確認ができても意見照会にどのように回答していいかわからないことや、示談交渉に不安があると思います。

弁護士に相談することで、以下のメリットが考えられます。

  • 確認した事実を基に的確な回答ができる
  • 開示された後の示談交渉をスムーズに進められる
  • 裁判になってしまったときも対応を任せられる

違法アップロード・ダウンロードについては、近しい周りの人には話しにくいことかもしれませんが、弁護士なら相談しやすいでしょう。訴訟や逮捕を免れるためにも、1人で悩まずに弁護士に相談することをご検討ください。

さいごに|呪術廻戦などに関する発信者情報開示請求をされたら弁護士にご相談を

トレントでは、いろいろな漫画やアニメなどもアップロード・ダウンロードされていますので、呪術廻戦に限らず発信者情報開示請求がされる可能性があります。

違法行為をした自覚がない場合、身に覚えのない意見照会書が届くと驚き、慌ててしまうでしょう。冷静さを欠き、間違った対応をしてしまうと、訴訟や刑事告訴をされる可能性が高くなってしまいます。

訴訟や刑事告訴をされるのを回避するためにも、呪術廻戦に限らず、トレントを利用して発信者情報開示請求をされたら、できるだけ早くネクスパート法律事務所にご相談ください。

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