個人再生に強い弁護士の選び方と相談に適しているタイミング
個人再生をしたい場合、どのような弁護士に相談するとよいのでしょうか。
弁護士によって得意な分野とそうでない分野があったり、そもそも業務として取り扱っていない分野があったりもします。
個人再生の手続きは他の債務整理の中でも特に複雑で、普段個人再生の業務を行っていない弁護士に依頼した場合、避けられたかもしれない事態を避けられなかったり、期待するような解決には至らなかったりすることもあるかもしれません。
この記事では個人再生に強い弁護士の選び方と相談に適しているタイミングついて解説していきます。
目次
弁護士はどのように探せばいいか?
①インターネットで弁護士を探す
まずは弁護士の探し方についてです。
弁護士に相談しようと思ったら、まずはインターネットで探してみましょう。
「個人再生 弁護士 東京(もしくは他の地名)」などのキーワードを入れて検索するとたくさんの法律事務所が出てきます。
ホームページの印象などで事務所の雰囲気がわかることもあります。
②公共の無料相談会などに参加する
お住まいの地域の役所や弁護士会、法テラスの無料相談などを活用してみるのもひとつの方法です。
無料で相談を受けることができますし、そのときに相談をした弁護士に依頼をすることが可能な場合もあります。
③知人や自分の勤め先の顧問弁護士などから紹介してもらう
まわりの知人や友人に弁護士を紹介してくれる人がいる可能性もあるので、聞いてみてもよいかもしれません。
ただ、自分の借金のことを知られたくない場合などには、あまりおすすめできる方法ではありません。
個人再生に強い弁護士の選び方とは?
弁護士の探し方は以上のとおりです。
では、個人再生に強い弁護士を選ぶにはどうしたらよいのでしょうか?
①個人再生についての知識や実績があるか
インターネットで弁護士を探している場合には、ホームページで債務整理の実績などを見てみましょう。
相談件数や解決事例を載せているホームページもあります。
インターネット以外の方法で弁護士を探している場合や、ホームページにはそのような記載がなかった場合、知識や実績があるかどうかは面談をすればわかることも多くあります。
個人再生の手続きは他の債務整理の中でも複雑なため、面談の中で質問したことに明確な回答が得られるかによって判断できることもあるでしょう。
②無料相談を実施しているか
無料相談を実施しているかどうかは、弁護士選びにおいて大きなポイントになります。
まずは無料で相談をしてから依頼するかどうか検討ことができるからです。
無料相談の中で質問に対して納得のいく回答が得られるかどうかを確認することもできます。
また、実績のある弁護士であれば、無料相談の中で相談者から聞いた内容を踏まえて、実際にその弁護士に依頼する場合の費用について明確に説明ができるでしょう。
③弁護士との相性はどうか
弁護士との相性も、弁護士選びにおいては重要なポイントとなります。
個人再生をする場合には、他の債務整理の手続きと比べても弁護士とのコミュニケーションが多く必要になるため、弁護士との信頼関係は非常に重要です。
自分の話をちゃんと聞いてくれるか、わかりやすい言葉で説明してくれるか、対応を事務員に任せっきりにしていないかなど、無料相談で自分との相性も確認しておきましょう。
個人再生の相談に適しているタイミング
個人再生の相談をするには、どのタイミングで相談するのがよいのでしょうか。
- 利息分だけ返済していて元本が減らない
- 借金の返済をするために借金をしている
- 現在抱えている借金の総額を現時点で計算して3~5年で返済するのは難しそうだ
- 住宅ローンが残っているが、自宅は失いたくない
などに該当する場合には、なるべく早く弁護士に相談することをおすすめします。
ただし、もし借金の総額が100万円未満であれば、任意整理を検討した方がよいでしょう。
まとめ
借金の返済が厳しくなってきたなと感じることがあれば、なるべく早いタイミングで弁護士に相談するとよいでしょう。
滞納を続けてしまうことで、債権者から裁判を起こされてしまったり、自宅を競売にかけられてしまったり、財産を差し押さえられてしまったりすることもあり得ます。
そうなってからでは、弁護士に相談しても選択肢が減ってしまう可能性があります。
個別の事情については弁護士に相談することをおすすめします。