アビリオ債権回収株式会社からハガキが届くのはなぜ?無視してもいい? - 債務整理は弁護士に相談【ネクスパート法律事務所】

アビリオ債権回収株式会社からハガキが届くのはなぜ?無視してもいい?

アビリオ債権回収株式会社からハガキが届いたとき、同社の名称に心当たりがなくても無視せず内容を確認しましょう。

アビリオ債権回収株式会社からのハガキには、[重要なお知らせ][お電話のお願い]と書かれているものがあります。これらのハガキを受け取ったときは、適切な対応が必要です。

この記事では、アビリオ債権回収株式会社からハガキが届く理由やハガキを受け取ったときの対応方法について解説します。

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アビリオ債権回収株式会社から身に覚えがないハガキが届く理由

ここでは、身に覚えのないアビリオ債権回収株式会社からハガキが届く理由について解説します。

アビリオ債権回収株式会社とは

アビリオ債権回収株式会社は、法務大臣の許可を受けて貸付金等の債権の回収を専門的に行っている会社です。金融機関や一般の会社から債権の管理や回収に関して委託を受け、または債権を譲り受けて管理・回収を行っています。

よって、アビリオ債権回収株式会社の名称に身に覚えが無くても、他の金融機関や団体に代わって債権を回収している可能性が高いので無視してはいけません。必ず中身を確認しましょう。

アビリオ債権回収株式会社の主な受託先

アビリオ債権回収株式会社は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の100%子会社として、主に三井住友グループの債権回収を行っています。

アビリオ債権回収株式会社の主な受託先は以下のとおりです。

  • SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(旧・プロミス、三洋信販など)
  • 三井住友カード株式会社
  • 三井住友トラスト・カード株式会社(旧・シティカード)
  • 株式会社SMBCモビット
  • 株式会社ジャックス
  • オリックス・クレジット株式会社

その他、都市銀行・地方銀行・信用金庫・信用組合・保証会社・リース会社など様々な機関の債権回収業務を受託しています。

アビリオ債権回収株式会社からハガキで[重要なお知らせ]が届いた場合の対応方法

ここでは、アビリオ債権回収株式会社からハガキで[重要なお知らせ]が届いた場合の対応方法について解説します。

支払期日または期限の利益の喪失日を確認する

アビリオ債権回収株式会社から[重要なお知らせ]と題するハガキが届いたら、譲受情報欄にある[譲渡人]を確認しましょう。譲渡人として記載された金融機関等から借入れの事実があれば、請求内容欄の[支払期日]または[期限の利益の喪失日]を確認します。

[支払期日]または[期限の利益の喪失日]から5年以上が経過していれば、消滅時効の援用ができる可能性があります。

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債務名義の記載の有無を確認する

アビリオ債権回収株式会社からの[重要なお知らせ]の備考欄には、債務名義が記載されていることがあります。債務名義情報として裁判所名事件番号が記載されていれば、請求対象となる債務について判決や支払督促が出されていることが分かります。

原債権者またはアビリオ債権回収株式会社が債務名義を取得していれば、[支払期日]または[期限の利益の喪失日]から5年以上経過していても時効が成立していない可能性があります。

この場合は債務の返済義務が残るため、一括返済が難しければなるべく早く弁護士に相談し、債務整理を検討することをおすすめします。

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アビリオ債権回収株式会社からハガキで[お電話のお願い]が届いた場合の対応方法

ここでは、アビリオ債権回収株式会社からハガキで[お電話のお願い]が届いた場合の対応方法について解説します。

原債権者からの債権譲渡通知書を確認する

アビリオ債権回収株式会社から[お電話のお願い]と題するハガキが届いたら、安易に電話をせず、ハガキに記載された内容を確認しましょう。請求内容欄に[支払期日][期限の利益の喪失日][最終入金日]等の記載があれば、その日付から5年以上が経過していれば時効成立の可能性があります。

ハガキに記載された原債権者に心当たりがない場合でも、債権譲渡や合併により借入当時の名称と変わっている場合もあります。原債権者から社名変更や吸収合併等の通知債権譲渡通知書が届いていないか確認しましょう。

債権が譲渡された場合は、アビリオ債権回収株式会社からハガキが届く前後に、原債権者から債務者宛に債権譲渡通知書が届いているはずです。

債権譲渡通知書に記載された[最終返済日]や[期限の利益喪失の日]等の日付を確認しましょう。記載された日付が5年以上前の日付であれば時効成立の可能性があります。

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信用情報機関に個人信用情報の開示請求をする

アビリオ債権回収株式会社からのハガキに記載された原債権者に心当たりがない場合や、請求が不審に思われる場合には個人信用情報を確認しましょう。

信用情報機関には、債権譲渡等の情報も登録されています。

自分に滞納している借金があるか、アビリオ債権回収株式会社に譲渡された債権があるかを確認することで、正当な請求かどうかを判断できます。

信用情報機関への開示請求の方法は、下記関連記事をご参照ください。

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アビリオ債権回収株式会社を騙った架空・不当請求の被害も報告されているため、少しでも不信・不安なことがあれば消費者生活センターに相談しましょう。

参考:全国の消費生活センター等_国民生活センター (kokusen.go.jp)

アビリオ債権回収株式会社からのハガキは無視してもいい?

ここでは、アビリオ債権回収株式会社からのハガキを無視するリスクを解説します。

時効が成立していても無視はNG

アビリオ債権回収株式会社から届いたハガキの請求内容に記載された[支払期日][期限の利益の喪失日][最終入金日]から5年以上が経過している場合でも、そのまま放置していても借金の返済義務は消滅しません。

消滅時効によって借金の返済義務を消滅させるには、時効援用の意思表示が必要です。

時効援用の意思表示は、口頭・書面のいずれでもできますが、口頭では証拠が残らないため、通常は時効援用通知書を作成して内容証明郵便で債権者に送付します。

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消滅時効援用通知書に不備があると、債権者に債務の承認とみなされるおそれがあります。

時効が成立しているかどうかや、時効援用通知書の書き方について不安がある場合は、弁護士への相談をおすすめします。

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時効が成立していなければ裁判や差し押さえのリスクがある

時効が成立していなければ、借金の返済義務が残ります。

アビリオ債権回収株式会社からの連絡を無視し続けていると、裁判や支払督促を起こされ、最終的に財産や給与債権等を差し押さえられる可能性があります。

一括返済が難しい場合は、アビリオ債権回収株式会社に分割返済の相談をしてみる方法もありますが、利息や遅延損害金が膨らんで完済の目途が立たないこともあるでしょう。

そのような場合には、アビリオ債権回収株式会社が法的手段に移る前に、なるべく早く弁護士に相談し、債務整理による解決を図ることをおすすめします。

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まとめ|アビリオ債権回収株式会社からのハガキを受け取ったら弁護士に相談を

アビリオ債権回収株式会社からハガキを受け取ったら、その名称に心当たりがなくても必ず中身を確認しましょう。

アビリオ債権回収株式会社からの請求には、消滅時効が成立しているものや時効成立が近い債権が含まれている可能性もあります。原債権者への最終返済日からどのくらいの期間が経過しているか確認することも重要です。

時効が成立しているかどうか判断できない場合や時効援用の手続きに不安がある方は、弁護士への相談をおすすめします。

時効が成立しておらず完済の目途が立たない場合には、弁護士に相談して債務整理を検討すると良いでしょう。

アビリオ債権回収株式会社からのハガキにお悩みの方は、ぜひ一度ネクスパート法律事務所にご相談ください。

 

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