勾留請求が却下された痴漢被疑事件で不起訴を勝ち取った事例

50代男性・公務員
罪名
迷惑防止条例違反(痴漢)被疑事件
結果
不起訴処分

ご依頼の背景

被疑者である公務員男性は、通勤途中の電車で女性2名から痴漢を指摘され、痴漢をしていないと主張したものの、鉄道警察官に迷惑防止条例違反で逮捕されてしまいました。

被疑者は逮捕の直前に妻に電話し、逮捕されたことを知った妻から当事務所にご相談をいただきました。

犯罪行為 迷惑防止条例違反(痴漢)被疑事件

サポートの流れ

前科前歴 なし
釈放 勾留請求却下
釈放年度 平成29年
結果 不起訴
示談 成立
示談金額 50万円
提出書類 本人誓約書・本人謝罪文・身元引受書・示談書(不起訴時)
裁判所名 東京地方裁判所
裁判官名 不明
特記事項

被疑者の妻からのご依頼を受け、同日中に検察官に対して勾留請求しないことを求める書類を用意して提出しましたが、検察官からは勾留請求をされてしまいました。

翌日、裁判所により勾留決定がされないように、昨日検察官へ提出したのと同様の書類を裁判所に提出し、同日に行われる被疑者への勾留質問の前に裁判官と面談を行いました。

結果

被疑者は公務員ですので、長期欠勤してしまうと失職をする恐れがあったこと、妻が身元引き受けをしていたこと、通勤経路を変更などの事情が考慮され、検察官の勾留請求は却下され、被疑者は同日に釈放されました。

釈放後は、不起訴に向けて被害者との示談交渉を進めました。

容疑を否認しながらの示談交渉でしたが、満員電車で身体の接触があったかもしれず、不快な思いをさせてしまったという範囲で、50万円で示談となりました。

検察官には、被疑者の無罪を証明する資料を追加で可能な限り提出し、不起訴を勝ち取りました。

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