勾留決定後に準抗告が認容された公務執行妨害被疑事件の事例

30代男性・会社員
罪名
公務執行妨害罪 結果
不起訴処分 ご依頼の背景
深夜に内縁の妻は、酒に酔った被疑者と痴話喧嘩が激化したため110番通報をしました。
被疑者は、現場に駆け付けた警官に向けて暴行を加え、公務を妨害したため現行犯逮捕され、勾留決定が出されました。
当事務所へは、内縁の妻から相談後に正式にご依頼いただきました。
犯罪行為 | 公務執行妨害被疑事件 |
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サポートの流れ
前科前歴 | なし |
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釈放 | 勾留決定の取消し |
釈放年度 | 平成28年 |
結果 | 不起訴 |
示談 | 不成立 |
示談金額 | – |
提出書類 | 本人誓約書、身元引受書、電話聴き取り報告書、名刺、給与明細 |
裁判所名 | 東京地方裁判所 |
裁判官名 | 不明 |
特記事項 | 元暴力団構成員 |
弁護人は、依頼を受けた同日中に被疑者の接見に行き、勾留請求に対する準抗告申立書を作成するため、身元引受書・本人の誓約書・被疑者の上司との通話内容を記載した電話聴き取り報告書等の資料を準備し、裁判所へ提出しました。
結果
被疑者が会社員であることから、勾留の長期欠勤による失職等の恐れ、内縁の妻及び勤務先社長が身元引受をしていたことなどの事情が考慮され、勾留決定は取り消され、被疑者は釈放されました。
なお、被疑者の釈放後、検察官に対し、本件の経緯や被疑者が実際には警察官に対し暴行を加えていない点を強く訴えたところ、これらの点が考慮され、本件は不起訴処分となりました。
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