したらば掲示板での個人や企業に対する誹謗中傷を放置すると、個人の生活や企業の活動に悪影響を及ぼすかもしれません。
したらば掲示板は、ユーザー同士のコミュニケーションが簡単にできるため、利用者数が多く、レンタル掲示板の中でも代表格とされていますので、誹謗中傷にあたる投稿も多くの人に閲覧されます。
したらば掲示板の投稿を削除するには、以下の方法があります。
- 掲示板の管理人に削除申請
- 削除依頼スレッドから削除申請
- したらば掲示板の運営会社に削除申請
- 裁判所へ削除仮処分命令申立
以下、したらば掲示板の投稿の削除方法をご案内します。個人の生活や企業の活動への悪影響でお困りの方は、ぜひ最後までご参考ください。
したらば掲示板とは
したらば掲示板は、2ちゃんねるの開設者が設立した企業が開設した掲示板で、数回の運営権の譲渡がされ、株式会社フェイズが運営しています。
したらば掲示板には、どのような投稿がされているのでしょうか。
レンタル掲示板
ユーザーが掲示板を開設し、開設者が管理者となって運営するレンタル掲示板ですので、各掲示板は、したらば掲示板の運営会社の株式会社フェイズがメインで管理しているのではなく、開設者が管理しています。
掲示板ごとに管理者が異なり、掲示板のトップページにローカルルールが設定されている場合もあります。
誹謗中傷や風評被害を受けることも
ユーザーが興味のあるテーマで掲示板を開設しますので、専門性が高い掲示板もあり意見の対立から誹謗中傷につながる可能性があります。誹謗中傷するようなテーマで掲示板が開設されることもあるようです。
就職活動関連の掲示板での投稿が企業の風評被害につながることもあります。
したらば掲示板の投稿を削除依頼できる基準は?
不快に感じた投稿を全て削除できるわけではありません。
どのような投稿が削除対象になるかについて、したらば掲示板利用規約に記載されています。掲示板の管理人が定めたローカルルールに違反する投稿も削除してもらえる可能性があります。
利用規約の禁止事項に該当するもの
以下の禁止事項に該当すると判断された場合、株式会社フェイズが予告なく削除できるとされています。
1.損害を与える行為
2.名誉を毀損する行為
3.侮辱する行為
4.権利を侵害する行為
5.プライバシーを侵害する行為
6.いやがらせとなる行為
7.誹謗中傷する行為
8.罵詈雑言をあびせる行為
9.嫌悪感を与える行為
10.差別的な行為
11.倫理的に問題のある行為
12.品性を欠く行為
13.特定の利用者にしか理解のできないことを行う行為
14.他のアカウント登録者を含む利用者および第三者の混乱または誤解を招く行為
15.嘘偽りのある行為
16.わいせつ的な表現を行う行為
17.暴力的・残虐的な表現等を行う行為
18.公職選挙法に違反する行為
19.宗教に関する勧誘活動とこれらに類似する行為
20.運営者のサービス運営に支障をきたす行為
21.運営者のサービスを妨げる行為
22.法令に違反する行為
23.アカウントおよびパスワードを不正目的で取得または使用する行為
24.他のアカウント登録者を含む利用者および第三者に対して迷惑となる行為
25.ウイルスなどの有害なプログラムを投稿、掲載、開示、提供、送付、配布もしくは販売する行為
26.他のアカウント登録者を含む利用者の個人情報を収集する行為
27.出会いを求める行為
28.本名、住所、メールアドレス、電話番号の記載(一般に公開されている情報・公人に関してはこの限りではありません)
29.マルチスパム投稿といった同一内容の多数投稿や無意味な文字の羅列等の行為
30.システムのバグ、セキュリティホールを利用する行為
31.システムおよびプロトコルの改ざん、解析、集計、二次利用、リバースエンジニアリング、逆アセンブルする行為
32.他のアカウント登録者を含む利用者および第三者を挑発する行為
33.その他運営者が不適切と判断する行為
34.1から33に該当する恐れもしくはつながる可能性のある全ての行為
35.アカウント登録者を含む利用者が違反行為を行い、運営者およびアカウント登録者を含む利用者ならびに第三者に対して損害を与えた場合、当該違反者は損害を与えた者に対してその責任の全てを負い、損害の全てを賠償するものとします。運営者は、違反行為とそれに関連する事由に起因する直接的または間接的な損害に関して一切責任を負わないものとします。
掲示板の管理人が定めたローカルルールに違反するもの
利用規約で、以下の定めがあります。
本サービスはレンタル掲示板であるため、基本的に掲示板上のトラブルの処理や削除依頼などにつきましては、掲示板管理者の自己判断と責任にて対応を行っております。
掲示板管理者が定めたローカルルールに違反している場合も、削除してもらえる可能性があります。
自力でしたらば掲示板の投稿を削除する方法
利用規約やローカルルールに違反する場合には、以下の方法で削除依頼をします。
掲示板の管理人に削除申請
掲示板管理者に連絡をして、削除依頼をする方法です。
掲示板の最下部左の[掲示板管理者へ連絡]をクリックします。

[掲示板管理者へお問い合わせ]のページになりますので、必要事項を入力します。
[質問の種類]は[削除依頼]を選択し、[質問内容の記入]欄には[削除依頼したい投稿があるスレッドのURLとスレッド名]、[削除依頼したい投稿のURLと投稿番号]、[投稿内容]、[削除依頼の理由]を入力します。[削除依頼の理由]は、対象投稿が利用規約やローカルルールに違反していること、権利侵害にあたることを的確に説明します。

引用元:したらば掲示板 掲示板管理者へお問い合わせ
削除依頼スレッドから削除申請
したらば掲示板には、サポーター機能(削除人機能とも呼ばれます)があり、削除だけを管理者以外の人に手伝ってもらうことができます。サポーター機能を使用していなくても、[削除依頼スレッド]が用意されている場合があります。
[削除依頼スレッド]がある場合は、[掲示板管理者へ連絡]からではなく、[削除依頼スレッド]から削除依頼をします。
削除依頼のルールを確認して、ルールに沿った削除依頼をしましょう。
したらば掲示板の運営会社に削除申請
利用規約に以下の定めがあります。
違法情報の削除や開示については、運営者ではなく掲示板管理者に問い合わせください。連絡が取れない場合は、改めてお問い合わせフォームよりお問い合わせください。当該問い合わせに対して、運営者は、利用規約に基づき、当該お問い合わせにて指定された記載内容(以下「指定記事内容」といいます。)の確認を行います。
基本的には掲示板管理者に削除依頼をしますが、管理人と連絡が取れない場合は[お問い合わせ内容]から運営に連絡します。
必要事項を記入して、削除依頼をします。[内容]欄に削除依頼の理由を的確に入力します。

引用元:したらば掲示板 お問い合わせ内容
自力でしたらば掲示板の投稿を削除できなかった場合は弁護士に依頼を
自分で削除依頼をしても削除されなかった場合は、削除依頼の理由としての権利侵害の説明が的確でなかった可能性が考えられ、これ以上は自力での対応は難しいかもしれません。
弁護士にご依頼いただければ、以下の対応をいたします。
弁護士から改めて削除申請
自分で入力して削除申請をしても削除されなかった場合でも、弁護士が改めて的確な削除依頼の理由を記入して削除申請をすることで、削除してもらえる可能性があります。
裁判所へ削除仮処分命令申立
削除申請では応じてもらえなかった場合には、裁判所へ削除仮処分命令を申立てます。
申立書に必要事項を記入しなければならず、必要書類も添付しなければなりませんので、専門知識が必要です。
削除の仮処分が発令されると、ほとんどのサイト管理者は削除に応じてくれます。

したらば掲示板の投稿を削除する以外の弁護士のサポート
投稿の削除請求以外には、以下のサポートが考えられます。
投稿者の特定
投稿を削除するだけでなく、慰謝料請求や再発防止を求めたい場合は、以下の方法で投稿者を特定します。
株式会社フェイズへ発信者情報開示請求
運営会社である株式会社フェイズへ、発信者情報開示請求をします。
投稿者の氏名や住所までは把握していませんので、IPアドレスやタイムスタンプの開示を求めます。
裁判所へ発信者情報開示仮処分命令申立
株式会社フェイズから発信者情報が開示されなければ、裁判所へ発信者情報開示仮処分命令を申立てます。
開示仮処分が発令されると、IPアドレスやタイムスタンプが開示されます。
プロバイダで発信者情報開示請求
開示された投稿者のIPアドレスから、投稿者が接続したプロバイダを調査し、発信者情報開示請求をします。
裁判所へ発信者情報開示請求訴訟提起
プロバイダから発信者情報が開示されなければ、裁判所へ発信者情報開示請求訴訟を提起します。
判決により、発信者情報が開示されます。
損害賠償請求
投稿者が特定できたら、以下の方法で損害賠償請求をします。
投稿者へ損害賠償請求
裁判手続きを使わずに、直接投稿者に請求して、示談をします。
訴訟の判決よりも高額な慰謝料で合意が成立することも、再発防止・削除・謝罪を求める内容で合意が成立することもあります。
裁判所へ損害賠償請求訴訟提起
示談では合意が成立しなければ、裁判所へ損害賠償請求訴訟を提起します。
したらば掲示板の投稿の削除依頼を弁護士に依頼するメリット
投稿の削除請求を弁護士に依頼することで、以下のメリットがあります。
代理で削除依頼ができる
弁護士でない者が、報酬を得る目的で、ネット上の誹謗中傷の削除請求を代理できないことが、弁護士法に定められています。
早期の削除が期待できる
掲示板管理者や株式会社フェイズに削除請求するときに、法的根拠を基にした的確な削除請求の理由を記入することで、早期に削除されることが期待できます。
裁判手続きにも対応できる
裁判所に削除仮処分命令を申立てるときには、裁判所に提出する書類の準備や裁判所の対応が必要です。手続きの知識も必要ですので、弁護士に依頼することでスムーズな対応ができます。
削除依頼以外も対応できる
投稿の削除だけでなく、投稿者を特定し損害賠償請求もしたいと考えた場合でも、自力での対応は難しいかもしれません。
弁護士に依頼することで、まとめて対応を任せられます。
まとめ
したらば掲示板は利用者の多い掲示板ですので、誹謗中傷にあたる投稿は個人の生活や企業の活動に悪影響を及ぼす可能性があります。
削除対象となる投稿は、なるべく早く削除することが重要です。
自力での削除請求は煩わしいと感じた方、自力で削除請求したけど削除されなかった方は、ぜひ弁護士に依頼することを検討してみてください。