あなたは今、配偶者の浮気の発覚により心がざわつき、言いようのない苦しみにさいなまれていませんか。ネガティブな感情に支配され、何も手につかない状態になっているかもしれません。
この記事では、配偶者の浮気が発覚したらやるべき3つのことや、今後の夫婦関係別あなたがこれから行うべきことを紹介します。
配偶者の浮気が発覚したら、パニックになって感情的に行動してしまいがちです。配偶者に事実確認をする前に、まずはこの記事を読んでいただき、今後の対応について考えていただければと存じます。
目次
浮気が発覚したらまずは落ち着いて!発覚直後の対応が今後の明暗を分ける
配偶者の浮気が発覚したら取り乱してしまうのも無理もありませんが、まずは落ち着くことが大切です。
生活の目処が立たないのに離婚を切り出す、怒りに任せて浮気相手に脅迫めいた発言をしてしまう等、感情的に行動してしまい、逆に不利な立場に追い込まれるケースは少なくありません。
浮気発覚直後のあなたの対応が、今後の明暗を分けるといっても過言ではありません。あの時なぜあのような行動をしてしまったのか、と後悔することのないように、まずは落ち着きましょう。
浮気が発覚したらやるべき3つのこと
配偶者の浮気が発覚したらやるべきこととして、主に以下の3つが挙げられます。
- 浮気の証拠を集める
- 浮気にお金を使い込んでいないか確認する
- 自分自身の気持ちを確かめる
それぞれについて、以下で詳しく紹介します。
浮気の証拠を集める
配偶者の浮気が発覚したら、浮気の証拠を集めましょう。
浮気の証拠を集めることで、事実確認をする際に配偶者や浮気相手が言い逃れるのを防ぎやすくなります。
浮気の証拠がないまま事実確認をしてしまい、言い争いになるケースは少なくありません。離婚する場合や浮気相手に対して慰謝料請求をする場合も、交渉を有利に進めるためには浮気の証拠を適切に集めることが肝要です。
第三者でも浮気していると判断できるような、以下のような証拠を集めると良いでしょう。
- ラブホテルに出入りする写真・動画
- 性的関係が持ったことがわかる音声・メッセージのやり取り
- ラブホテルのレシート・領収書
浮気の証拠については、「浮気・不倫の慰謝料請求で有効な証拠|LINEやメールだけでも請求できる?」をご参照ください。
なお、たとえ配偶者であっても、同意を得ずにスマホにGPS追跡アプリをインストールしたり、LINEやSNS等のアカウントに無断でログインしたりすると、違法行為となるおそれがあります。
ご自身での証拠収集に限界を感じたら、探偵事務所等への依頼も検討しましょう。
浮気にお金を使い込んでいないか確認する
配偶者の浮気が発覚したら、浮気にお金を使い込んでいないか確認しましょう。
浮気をするには、食事代やホテル代など、お金がかかります。
浮気は遊びだと割り切り、お小遣い等の範囲内でやりくりしている場合もあるでしょう。しかし、浮気相手にのめり込んでいる場合、生活費や貯金を使い込むだけでなく、借金をして浮気を継続していることもケースもみられます。
配偶者の浮気が発覚したら、預貯金通帳やクレジットカードの利用明細等を確認することをお勧めします。
自分自身の気持ちを確かめる
配偶者の浮気が発覚したら、自分自身の気持ちを確かめましょう。
浮気が発覚した直後は、たとえ配偶者が不倫相手との関係を解消したとしても、これまでと同じように夫婦生活を継続するなんて考えられないと思うかもしれません。しかし、冷静に考えると、離婚後の生活が不安だったり、子どものことが気がかりだったりと、今後の配偶者との関係について心が定まらないこともあるでしょう。
浮気の発覚をきっかけに夫婦関係を修復するのか、それとも離婚するのか、どちらを選択するにしても、自分自身の気持ちに丁寧に向き合い、慎重に検討する必要があります。
配偶者に対して抱いてしまう不快感・不信感に目が行きがちですが、今後の生活や子どもへの影響等も考慮して、自分の落とし所を見つけておくことをお勧めします。
浮気発覚をきっかけに夫婦関係を修復したい場合に行うべき3つのこと
浮気発覚をきっかけに夫婦関係を修復したい場合に行うべきこととして、主に以下の3つが挙げられます。
- 浮気をしてしまった原因を夫婦で考える
- 浮気した配偶者を問い詰めすぎない
- 浮気相手との関係をきっぱりと断ち切ってもらう
それぞれについて、以下で詳しく紹介します。
浮気をしてしまった原因を夫婦で考える
夫婦関係を修復したい場合は、浮気をしてしまった原因を夫婦で考えることをお勧めします。
夫婦間のコミュニケーションがしっかりとれていないことに寂しさを感じ、浮気に走るケースは少なくありません。家庭内に居場所がない、家政婦のようだと感じている、セックスレス等、お互いに不満に思っていることを打ち明けてみましょう。浮気をしてしまった原因が判明するかもしれません。
夫婦生活で生じた不満が原因で浮気をした場合、夫婦で話し合い、一緒に改善しようとすることで夫婦関係を修復しやすくなるでしょう。
浮気した配偶者を問い詰めすぎない
夫婦関係を修復したい場合は、浮気した配偶者を問い詰めすぎないことをお勧めします。
浮気をされた悲しみや苦しみは、何度謝罪されても消えないでしょう。しかし、過剰に配偶者を責めてしまうと、さらに夫婦の溝を深めることになりかねません。
配偶者が、浮気をしてしまったことを心から反省し夫婦関係を修復しようと努力していても、浮気について何度も問い詰められているうちに心が折れてしまい、離婚が頭をよぎるかもしれません。
夫婦関係を修復したいなら、浮気をしたことを過剰に責めたり、問い詰めたりしないようにしましょう。
浮気相手との関係をきっぱりと断ち切ってもらう
夫婦関係を修復したい場合は、浮気相手との関係をきっぱりと断ち切ってもらうことをお勧めします。
配偶者の浮気が発覚したら、たとえ関係は終わったと言われても、配偶者の一挙一動が気になってしまうのも無理もありません。あなたの不安が少しでも軽くなるよう、浮気相手の連絡先を消去する、二度と会わないと誓約させる等、配偶者に浮気相手との関係をきっぱりと断ち切ってもらいましょう。
夫婦関係を修復するには、夫婦で一緒に過ごす時間を増やすことがとても大切です。同じ空間にいるだけでお互いに相手の気配が感じられるため、自然と会話が始まることもあるでしょう。
浮気相手との関係をきっぱりと断ち切ってもらい、夫婦で向き合う時間を増やしましょう。
浮気発覚により離婚を検討する場合に行うべき3つのこと
浮気発覚により離婚を検討する場合に行うべきこととして、主に以下の3つが挙げられます。
- 信頼できる相談相手をつくる
- 離婚後の生活を見据えて経済的に自立する
- 子どもがいる場合一人で育てる覚悟があるか熟考する
それぞれについて、以下で詳しく紹介します。
信頼できる相談相手をつくる
離婚を検討する場合は、信頼できる相談相手をつくることをお勧めします。
配偶者の浮気が原因で離婚を検討する場合、不安や悩みを一人で抱え込んでしまいがちです。信頼できる相手に相談することで心が軽くなり、物事を前向きに捉えやすくなるでしょう。有益なアドバイスをもらえるかもしれません。
ただし、職場の同僚やパパ友・ママ友などに安易に相談すると、いつの間にか周囲に知れ渡ることが懸念されます。夫婦関係の悩みはデリケートな問題であることが多いため、信頼できる相手にだけ相談することをお勧めします。
親や友人にはどうしても相談しづらい場合は、離婚カウンセリングの利用も検討してみるといいでしょう。
離婚後の生活を見据えて経済的に自立する
離婚を検討する場合は、離婚後の生活を見据えて経済的に自立することをお勧めします。
離婚すると、現在の世帯収入の半分になったり、子どもを預ける費用がかかったりと、経済面の不安を抱えやすいです。
離婚後にかかる住居や生活費等、毎月の支出をシミュレーションすることで、離婚後の生活をイメージしやすくなります。
離婚後の生活を不安なくスタートさせるためにも、住居や生活にかかる費用をどうするかについて考え、離婚前に経済的に自立しておきましょう。
子どもがいる場合一人で育てる覚悟があるか熟考する
子どもがいる場合は、一人で育てる覚悟があるか熟考してから離婚を検討することをお勧めします。
シングルで子どもを育てることは、簡単なことではありません。
浮気した配偶者と一緒にいるストレスからは解放されますが、収入の減少に伴う生活の質の低下や、生活の変化がもたらす子どもへのストレス等、懸念事項はたくさんあります。
子どもを養うために必死に働くあまり、家庭のことが疎かとなり、子どもに寂しい思いをさせるかもしれません。
離婚の選択は、夫婦だけでなく、子どもの人生にも大きな影響を与えます。ひとりで育児・家事・仕事の全てを担う覚悟があるか、時間をかけて考えましょう。
浮気相手に対する慰謝料請求でけじめをつける方法も
配偶者の浮気が発覚したら、浮気相手に対する慰謝料請求でけじめをつける方法もあります。
配偶者と浮気相手の間に不貞行為(肉体関係)があった場合は、不法行為に基づく慰謝料を請求できる可能性があります。浮気相手に慰謝料を請求することで配偶者の浮気にけじめをつけ、夫婦関係の修復を図るのもひとつの手段です。
お金をもらったところで、あなたの心の傷が癒えることはないでしょう。しかし、けじめをつけることで、これからに目を向けて前向きに一歩を踏み出すきっかけとなるかもしれません。
慰謝料請求をするための条件については、「一瞬でわかる!不倫慰謝料請求をするための条件」をご参照ください。
まとめ
配偶者の浮気の事実は受け入れ難く、身が引き裂かれる思いをすることでしょう。配偶者を責め立ててしまいそうになるのも無理もありませんが、まずは落ち着きましょう。
感情的になって夫婦の今後を決断してしまい、後悔するケースは少なくありません。冷静さを取り戻してから、時間をかけて決断しましょう。
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