更新日:2026年2月26日 (木)

公開日:2025年4月8日 (火)

浮気相手の呼び出しはあり?呼び出すリスクと呼び出す際のポイント

浮気相手の呼び出しはあり?呼び出すリスクと呼び出す際のポイント 浮気相手の呼び出しはあり?呼び出すリスクと呼び出す際のポイント

サマリー

「浮気相手と直接会って話をしたい。」
浮気をしているのではないかと思うと、居ても立っても居られず、浮気相手に直接話を聞きたいと考える人は多いかもしれません。パートナーは浮気を認めたけれど、自分の気持ちの整理のためにも、浮気相手に直接謝罪をして欲しいと考える人もいるでしょう。

浮気相手を呼び出したい気持ちはよく分かりますが、感情的なまま行動すると、かえってあなたにデメリットが生じる可能性もあります。まずは、浮気相手を呼び出す目的を明確にし、その目的達成のために、浮気相手を呼び出すことがベストな方法なのかを一度考えてみましょう。

この記事では、浮気相手を呼び出す目的やリスク、浮気相手と直接会う際のポイント等について解説します。ぜひ参考にしてください。

浮気相手を呼び出しするのはあり?

浮気相手が呼び出しに応じるのであれば、浮気相手を呼び出すのはあなたの自由です。

浮気相手を呼び出すかどうかは、呼び出す目的呼び出すことにより生じ得るリスクを踏まえて考えましょう。

浮気相手を呼び出すことで、必ずしもあなたの怒りが軽減できるわけではありません。お互いが感情的に言い合い、かえってあなたの精神的な負担が増幅する可能性もあります。

浮気相手を呼び出したいのなら、3章で解説しているリスクを踏まえ、「冷静な対処ができる!」と決意した場合に限ることをおすすめします。

浮気相手を呼び出したい!まずは呼び出す理由を明確に

浮気相手を呼び出したいと考える理由は何でしょう?
パートナーの浮気を知った直後は、感情的なまま行動に移ってしまいがちです。目的が曖昧な状態で浮気相手に会っても、納得のいく結果は得られないでしょう。
まずは、なぜ浮気相手を呼び出したいのかを明確にしましょう。

自分の気持ちを整理するため

自分の気持ちを整理するための人もいるかもしれません。

浮気相手と直接会い、自分の気持ちをぶつけることで、現在抱えている怒りやショック等の感情が収まるのではないかと考えている人もいるでしょう。

直接会って、謝罪をもらえればそれ以上は望まないと考えている場合には、浮気相手を呼び出すのもひとつの方法です。
ただし、相手の態度によっては、あなたの怒りがさらに増える場合もあるでしょう。

浮気が本当なのかを確かめるため

浮気が本当なのかを確かめるための人もいるかもしれません。

決定的な証拠がない・パートナーが浮気の詳細を話さないケースでは、浮気相手に直接確かめたいと考えている人もいるでしょう。

既に浮気相手がパートナーとの浮気を認めている場合には、浮気相手を呼び出すのもひとつの方法です。
ただし、決定的な証拠がない場合、言い逃れをされたり、逆切れされたりする可能性もあるでしょう。

関係を解消させるため

関係を解消させるための人もいるかもしれません。

パートナーはもう会わないと言っているけれど、浮気相手にも関係の解消を約束させたい人もいるでしょう。

事前に、関係を解消する約束をして欲しい旨を伝え、浮気相手を呼び出すのもひとつの方法です。

関係解消を約束させる場合は、口約束ではなく、誓約書や示談書等の書面を作成することをおすすめします。
示談書の作成方法について、詳しくは「不倫の示談書の書き方と自分で作成する際の注意点【テンプレート付】 」の記事をご参照ください。

慰謝料を請求するため

慰謝料を請求するための人もいるかもしれません。
浮気相手に直接会って、その場で慰謝料の支払いを約束させたいと考えている人もいるでしょう。

慰謝料を請求したいと考えている場合には、感情のまますぐに浮気相手を呼び出すことはおすすめしません。
慰謝料請求できる条件が揃っているか・十分な証拠はあるか等、慰謝料請求に向けた準備を入念に行う必要があるからです。

慰謝料請求をするためには、次の3つの条件が必要です。

  • あなたとパートナーが婚姻関係にある
  • パートナーと浮気相手との間に肉体関係がある
  • 浮気相手があなたのパートナーを既婚者だと知っていた・知る余地があった

さらに、浮気相手が不貞関係を否定する場合には、肉体関係があったことを証明する証拠が必要です。
したがって、慰謝料請求を検討している場合には、慰謝料請求できる条件を満たしているか・証拠が十分であるかを確認しましょう。

浮気相手を呼び出しする5つのリスク

浮気相手を呼び出したいと考えている場合には、浮気相手を呼び出すことで生じ得るリスクについて知っておくことが大切です。

浮気相手を呼び出しするリスクには、次の5つがあります。

  • 脅迫罪・強要罪に問われる可能性
  • 証拠隠滅される可能性
  • 配偶者との関係が悪化する可能性
  • 新たなトラブルが生じる可能性
  • 精神的負担が増幅する可能性

以下、詳しく見ていきましょう。

脅迫罪・強要罪に問われる可能性

1つめは、脅迫罪・強要罪に問われる可能性です。

浮気相手と直接対峙すると、感情が高ぶる可能性が高いでしょう。
例えば、「浮気を認めないなら、家族にバラしてやる!」と脅した場合には、脅迫罪に問われる可能性があります。
さらに、「職場にバラされたくなかったら、謝罪しろ!」と謝罪を強要した場合には、強要罪に問われる可能性があるでしょう。

証拠隠滅される可能性

2つめは、証拠隠滅される可能性です。

あなたに浮気がバレていることを浮気相手が知らなかった場合には、浮気相手を呼び出すために直接連絡を取った時点で、浮気相手は証拠を隠滅する可能性が高いでしょう。

配偶者との関係が悪化する可能性

3つめは、配偶者との関係が悪化する可能性です。

配偶者に内緒で浮気相手を呼び出した場合には、配偶者がよく思わない可能性が高いでしょう。
配偶者は、浮気相手に迷惑をかけたくない・夫婦間で話し合いたいと考えていたために、あなたに対して真摯に向き合い、反省の姿勢を見せていたのかもしれません。

浮気相手を呼び出したことで、配偶者が浮気相手の肩を持つ可能性もあるでしょう。

新たなトラブルが生じる可能性

4つめは、新たなトラブルが生じる可能性です。

お互いに感情的になり、手が出る可能性も否めません。

直接会うことで、新たなトラブルに発展する可能性もあるでしょう。

精神的負担が増幅する可能性

5つめは、精神的な負担が増幅する可能性です。

浮気相手と直接対峙することで、自分の感情を整理したい・気持ちにけじめをつけたいと考えている人は多いかもしれません。

しかし、浮気相手があなたの想定している応対をするとは限りません。浮気を完全に否定したり、あなたが悪いと責めてきたりする可能性もあるでしょう。

浮気相手と会うことで、かえって精神的なストレスを感じるかもしれません。

浮気相手と直接会う際の4つのポイント

浮気相手を呼び出すリスクを踏まえても、浮気相手に直接会いたいと考えている場合には、次の4つのポイントを抑えておきましょう。

  • 録音をする
  • 冷静な話し合いを心掛ける
  • 事前に聞きたいことをリストアップする
  • 要望を無理に押し付けたり相手を無理に引き留めたりしない

以下、詳しく見ていきましょう。

録音をする

録音をしましょう。

その場では、浮気を認め、低姿勢で対応するかもしれません。

しかし、その後「浮気なんてしていない!」と態度を変えてくる可能性もあります。

言った・言わないのトラブルを避けるためにも、会話を録音することをおすすめします。

冷静な話し合いを心掛ける

冷静な話し合いを心掛けましょう。

浮気相手と会うと決めたなら、冷静に話し合うことを心掛けましょう。

事前に聞きたいことをリストアップする

事前に聞きたいことをリストアップしましょう。
あらかじめリストアップしておくことで、感情的になりやすい場面でも、冷静に話を進めていけるでしょう。

浮気の証拠として相手の発言を残したい場合には、次のような質問をするとよいでしょう。

  • どのような経緯で知り合ったか
  • 肉体関係があったか
  • 既婚者と知っていたか
  • どのくらいの期間交際していたか等

これらの発言を残しておくことで、慰謝料請求等の際に役立つでしょう。

要望を無理に押し付けたり相手を無理に引き留めたりしない

自分の要望を無理に押し付けたり、相手を無理に引き留めたりしないようにしましょう。

具体的には、次のような行動が挙げられます。

  • 示談書に無理やり署名押印をさせる
  • 無理やり土下座をさせる
  • 約束するまで帰らせない等

慰謝料の支払いを約束させ、示談書を作成した場合でも、その態様によっては示談書が無効になる場合もあります。

したがって、自分の要望を無理に押し付けたり、相手を無理に引き留めたりしないようにしましょう。
示談書が無効になる場合について、詳しくは「不倫の示談書が無効になる場合はある?示談書作成の6つの注意点」の記事をご参照ください。

まとめ|浮気相手の呼び出しは慎重に判断を!

浮気相手を呼び出して、直接話をしたいと考える人は多くいます。

しかし、必ずしも直接会うことで満足のいく結果が得られるとは限りません。
浮気相手を呼び出す目的と呼び出すことで生じ得るリスクを踏まえて、慎重に判断することをおすすめします。

浮気相手を呼び出して気持ちをぶつけることだけが、あなたの気持ちを整理する唯一の方法ではありません。慰謝料請求等の法的な解決を目指すことで、あなたの気持ちに整理がつくこともあるでしょう。

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コラム監修者

SHIZU ISHIDA

SHIZU ISHIDA

所属:東京オフィス

広島県広島市出身。青山学院大学心理学科、東海大学法科大学院卒業後、新司法試験に合格し最高裁判所司法研修所を修了。弁護士として法曹界に入り、刑事、民事、法人案件等幅広い分野の専門知識を習得。弁護士登録10年目にしてネクスパート法律事務所に入所し、現在は主に離婚事件に注力している。

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