サマリー
夫の浮気が発覚したら、「浮気相手の夫に連絡して2人の関係をバラしたい」と思うことがあるかもしれません。夫の浮気が原因で夫婦関係が悪化している場合は、浮気相手が平然と日常生活を送っていることに怒りを感じるのは当然です。
しかし、浮気相手の夫に事実を明かすことには、一定のリスクが伴います。
この記事では、浮気相手の夫に連絡して2人の関係をバラしてもいいか、詳しく解説します。
浮気相手の夫にバラすリスクや穏便に解決する方法も紹介しますので、行動に移す前にご一読ください。
浮気相手の旦那に連絡して2人の関係をバラしてもいい?
浮気相手の夫に連絡して2人の関係をバラすことはお勧めできません。
あなたが不利益を被る可能性があるためです。
浮気相手の夫に2人の関係をバラせば、浮気相手を牽制する等して浮気が再発しないよう動いてくれるかもしれません。しかし、浮気相手の夫に2人の関係をバラすことにはデメリットもあります。
相手の夫が牽制してくれることよりも、被り得る不利益の方が大きいと考えられるため、バラすかどうかは慎重に検討すべきです。
浮気相手の夫に連絡して2人の関係をバラすリスクは、次章で詳しく紹介します。
浮気相手の旦那に連絡して2人の関係をバラすリスク
浮気相手の旦那に連絡して2人の関係をバラす主なリスクとして、以下の2つが挙げられます。
- 慰謝料請求を誘発するおそれがある
- 浮気相手の旦那が逆上して事態がさらに悪化するおそれがある
以下で、詳しく紹介します。
慰謝料請求を誘発するおそれがある
慰謝料請求を誘発するおそれがあります。
浮気相手の夫も、あなたと同じく浮気(不貞行為)の被害者であり、あなたの夫に対して慰謝料を請求できる立場だからです。
既婚者同士の浮気(いわゆるダブル不倫)では、双方が支払う慰謝料の額が同程度であればプラスマイナスゼロとなるため、お互いに慰謝料を請求せずに解決できるケースもあります。
しかし、あなたが被った精神的損害と浮気相手の夫が被った精神的損害が同程度とは言えないケースもあります。
特に、あなたたち夫婦が再構築を選択した一方で、相手夫婦が離婚を選択した場合、あなたの夫が支払う慰謝料の方が高額になる可能性が高いです。
請求されるのは夫でも、実際には家計から支払うため、あなたにも経済的負担が及ぶ可能性があります。
浮気相手の夫に2人の関係をバラせば、慰謝料請求を誘発するおそれがあることを心得ておいてください。
慰謝料の相場については、「15の判例から見る不倫慰謝料の相場と増額のための3つのポイント」で詳しく解説しています。
浮気相手の旦那が逆上して事態がさらに悪化するおそれがある
浮気相手の旦那が逆上して、事態がさらに悪化するおそれもあります。
配偶者の浮気の事実を知らされて平気でいられる人は少ないでしょう。
浮気相手の夫が感情的になるあまり、怒りの矛先が浮気の当事者だけでなく、あなたや子どもに向くこともあります。理性を失って危害を加えたり、浮気の事実を周囲に広めたりする可能性も否定できません。
浮気相手の夫に2人の関係をバラせば、家族を巻き込んだ新たなトラブルを招くおそれがあることも心に留めておいてください。
浮気相手の旦那に連絡せず穏便に解決を図る方法
浮気相手の夫に連絡することにはリスクが伴うため、トラブルを避けながら解決する方法を検討しましょう。
例えば、以下のような方法で穏便に解決を図れる場合もあります。
- 再構築するなら夫婦間で誓約書を取り交わす
- 浮気相手に慰謝料を請求する
以下で、詳しく解説します。
再構築するなら夫婦間で誓約書を取り交わす
再構築するなら夫婦間で誓約書を取り交わすことをお勧めします。
浮気の事実や約束事等を記載した誓約書を夫婦間で取り交わすことで、再発を防止する効果が期待できます。
違反した場合のペナルティを設ければ、よりその効果が強まるでしょう。
誓約書には、以下のような事項を記載すると良いです。
- 浮気(不貞行為)の事実
- 浮気(不貞行為)をしたことに対する謝罪
- 浮気相手との関係を解消する文言
- 誓約事項
- 誓約事項に違反した場合のペナルティ
誓約書の書き方については、「夫婦間で交わす誓約書の書き方|再構築するためのテンプレート付き」をご参照ください。
浮気相手に慰謝料請求する
浮気相手に慰謝料を請求するのも方法のひとつです。
慰謝料を請求することで、浮気相手に法に触れる行為をしたことを認識させられます。
「請求に応じないと夫にバレるかもしれない」とプレッシャーを感じ、すんなりとあなたの要求を呑むかもしれません。
慰謝料の支払いについて浮気相手の合意が得られたら、示談書を作成することをお勧めします。
示談書に夫との接触禁止や、示談内容に違反した場合のペナルティ等を記載すれば、再発の抑止力となるでしょう。
示談書の書き方については、「不倫の示談書の書き方と自分で作成する際の注意点【テンプレート付】」をご参照ください。
浮気相手の旦那に知られずに慰謝料請求を進める方法
浮気相手の夫に知られずに慰謝料請求を進めるのは、容易ではありません。
一般に、慰謝料の支払いには、まとまったお金が必要です。
浮気相手に、自由に使える特有財産(婚姻前の預金等)がない場合、家計から支払うことになるでしょう。家計からの支出となると、夫への相談を避けられない状況になるかもしれません。
これを避けるために、慰謝料の減額や分割払いに対応せざるを得ない場合もあります。
分割払いに応じる場合には、滞納リスクに備えて強制執行認諾文言付公正証書の作成も検討する必要があるでしょう。
いずれにせよ、浮気相手が自身の夫に浮気の事実を明かすことを防ぐため、条件設定を慎重に検討する必要があります。
これらの点を踏まえると、浮気相手の夫に知られずに慰謝料請求を進めるには、弁護士のサポートが不可欠です。
弁護士に慰謝料請求を依頼すれば、想定されるリスクに配慮しながら、適切に示談交渉を進めてもらえます。
浮気相手に慰謝料を請求するなら、弁護士に相談・依頼することをお勧めします。
まとめ
浮気相手の夫に連絡して2人の関係をバラすことは、思わぬ不利益を招くおそれがあります。
夫婦間で誓約書を取り交わす、浮気相手に慰謝料を請求するなど、問題を穏便に解決できる方法もあります。
浮気相手の夫に知られずに慰謝料請求を進めたい場合は、弁護士のサポートを受けることを積極的に検討しましょう。
ネクスパート法律事務所は、初回相談は30分無料です。数多くの不倫問題を解決へと導いている経験豊富な弁護士が、最善の解決策をご提案いたします。
一人で悩まず、ぜひお気軽にご相談ください。
コラム監修者
SHIZU ISHIDA
所属:東京オフィス
広島県広島市出身。青山学院大学心理学科、東海大学法科大学院卒業後、新司法試験に合格し最高裁判所司法研修所を修了。弁護士として法曹界に入り、刑事、民事、法人案件等幅広い分野の専門知識を習得。弁護士登録10年目にしてネクスパート法律事務所に入所し、現在は主に離婚事件に注力している。