自己破産をした後にローンは組める?審査に通るためのポイントを解説 - 債務整理は弁護士に相談【ネクスパート法律事務所】

自己破産をした後にローンは組める?審査に通るためのポイントを解説

自己破産をすると、一定期間ローンを組めなくなります。

しかし、日常生活でどうしてもローンを組む必要が発生した場合どうすれば良いのでしょうか。

今回は、自己破産後のローンについて以下の点を中心に解説します。

  • 自己破産後にローンを組むのは難しい理由
  • どうしてもローンを組みたい場合どうすればいいか
  • 自己破産後ローンを組む前に確認すべきポイント
  • 自己破産後でもローンに通りやすくなるための方法

自己破産後にローンを組むのは難しい理由

ここでは自己破産後にローンを組むのが難しい理由を解説します。

信用情報機関に自己破産の記録が残るため

自己破産をするとローンを組むのが難しくなる理由は、自己破産した情報が信用情報機関に登録されるためです。

いわゆるブラックリストであり、登録されると一定期間ローンを組むことが難しくなります。

何をするとブラックリストに登録されるのか?

何をするとブラックリストに登録されるのでしょうか?

信用情報機関では、ブラックリストに登録される明確な定義を定めてはいません。ただし一般的にブラックリストに登録された人の多くが、次のケースに該当しています。

  • 債務整理した
  • 保証会社が代位弁済した
  • 2~3ヶ月延滞した

信用情報機関に記録が残る期間はどのくらい?

日本には3つの信用情報機関があり、利用しているクレジットカード会社やカードローン会社によって加盟している機関が異なります。

信用情報機関名 加盟している会社や銀行 自己破産で登録される情報 ブラックリストに登録される期間 
株式会社シー・アイ・シー(CIC) クレジットカード会社 ・自己破産開始の決定

・免責の有無

・契約期間から契約終了後の5年以内

 

・自己破産免責許可決定を確認した加盟会社が登録した報告日から5年以内

株式会社日本信用情報機構(JICC) 消費者金融 自己破産申立の有無 ・契約日が2019年9月30日以前

破産申立の日から5年を超えない期間

 

・契約日が2019年10月1日以降

契約継続中から契約終了後の5年以内

(なお申立取り下げがあった場合は加盟会社が申立取り下げを登録した時点まで)

全国銀行協会(全国銀行個人信用情報センター・KSC) ・銀行

・信用金庫

・信用保証協会

自己破産手続き開始決定の有無 自己破産手続き開始決定の日から10年を超えない期間

ブラックリストに記録が残るのは、5~10年間です。

ただし、この期間が経過したら、必ずローンを組めるわけではありません。

自己破産をした記録は、それぞれの金融機関で顧客情報として残されています。ブラックリストに登録される期間が経過しても新規ローンの申請が認められない場合、その金融機関では今後ローンが組めない可能性があるので他の会社の利用を検討しなければいけません。

自己破産後にどうしてもローンを組みたい場合どうすればいい?

自己破産後にどうしてもローンを組みたい場合の対応を解説します。

家族の名義でローンを組む

自己破産をして信用情報機構のブラックリストに登録されるのは、自己破産手続きをした本人のみです。

本人名義でローンを組むのは不可能ですが、家族のうちいずれかの名義でローンを組めます。

どうしても自己破産後にローンを組む必要がある場合、家族に相談して本人以外の名義でローンを申請しましょう。

自己破産の記録が消えるのを待つ

家族の名義でローンを組むのは難しい場合、ローン利用は困難です。

ブラックリストに登録される期間は5~10年なので、時間が経過して自己破産をした記録が消されるのを待ちましょう。

自己破産後ローンを組む前に確認しておきたいポイント

ここでは自己破産後、ローンを組む前に必ず確認しておきたいポイントについて解説します。

信用情報機関に記録が残っていないか確認する

自己破産後5~10年が経過したら、ブラックリストに登録されていないか確認しましょう。

信用情報機関に開示請求することで、自分の信用情報がどうなっているか確認できます。

信用情報機関名 必要な手数料 申し込み方法
株式会社シー・アイ・シー(CIC) ・1,000円(税込)

・現金500円(税込/窓口のみ)

※郵送オプションを利用する場合は、別途手数料必要

・スマートフォン

・郵送

・窓口

株式会社日本信用情報機構(JICC) 1,000円(税込)

現金500円(税込み/窓口のみ)

・インターネット

・郵送

・窓口

全国銀行協会(全国銀行個人信用情報センター・KSC) 1,000円(税込)+コンビニでの事務手数料(本人開示手続き利用券) 郵送のみ

開示請求先がわからない場合、お金を借りた金融機関の契約書や公式ホームページにある同意事項をみると、加盟している情報機関が分かります。

信用情報機関に記録が残っていなければ、新規ローンの契約やクレジットカードの作成などが可能です(ただし、破産時に債権者だった金融機関は、自己破産した顧客の情報を社内に残しています。)。

ローンを組む必要があるか再検討する

信用情報機関に記録が残っておらず、ローンを組める状態であったとしてもすぐに契約するのは避けましょう。

まずはローンを組む必要があるのか、再検討してみてください。

自己破産をした人はローンの審査も厳しくなるため、いくつも申し込んでしまうと審査に落ちてローンが組めなくなります。

貯金で対応できないか検討する

貯金で対応できないかも検討しましょう。

特に自己破産をした人は財産が残されていないため、ローンを組める可能性も低いです。

仮に審査を依頼して落ちてしまうと、しばらくローンが利用できなくなります。貯金で対応できる範囲であれば、本当に必要になる時までローンの利用は避けた方が良いです。

自己破産後、ローンの審査に通りやすくするためには

自己破産後に住宅ローンなどの審査に通りやすくなるための方法について解説します。

ローン審査で見られるところを知っておく

審査ではどこを見られるのでしょうか。

令和元年度に国土交通省住宅局が調査した「民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」によると、 長期・固定金利の住宅ローンの審査で考慮する項目とその割合は次の通りです。

  • 完済時の年齢(99.0%)
  • 健康状態(98.5%)
  • 担保評価(98.2%)
  • 借入時の年齢 (96.8%)
  • 年収 (95.7%)
  • 勤続年数 (95.6%)
  • 連帯保証 (94.2%)

上記は9割以上の機関が融資を行う際の審査項目としている

参考:令和元年度 民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書|国土交通省住宅局 

カードローン等の他の債務の状況や返済履歴を金融機関が重視する割合は61.8%でした。

これは国土交通省の調査に基づいた結果であり、必ずしもローンの融資をする金融機関が自己破産したことを重視していないわけではありません。

頭金を用意する

ローンを新しく組む場合、可能な限り頭金を用意しましょう。

頭金がある程度あれば、ローンの審査に通る可能性が上がります。

クレジットカード履歴を作る

ローンの審査ではクレジットカード履歴も重要視されています。

自己破産をすると、所有していたクレジットカードの契約は解除されます。5~10年間はブラックリストに登録されていることから、クレジットカードの新規作成もできません。

ブラックリストの登録が消されたら、クレジットカードを作って期日を守った返済履歴を作りましょう。

ある程度クレジットカード履歴があれば、ローンの審査に通る可能性も高まります。

借金が免除になっていない金融機関を利用する

信用情報機関にブラックリストとして登録されている期間は 5~10年間です。

破産時に債権者であった金融機関の顧客情報には、上記の期間を過ぎても自己破産の記録が残っています。

この場合ブラックリストの登録期間が終わったとしても、新規ローンの契約やクレジットカードの作成は不可能です。

利用する金融機関を慎重に選ぶ

一般的に銀行のローン審査は、クレジットカードの審査と比較しても厳しいと言われています。

ブラックリストに登録される期間も、銀行などの金融機関は10年です。ブラックリストに記録される期間が5年の信用情報機関と比較しても、返済が滞ることや自己破産を重要視していることは間違いありません。

どうしてもローンの審査に通りたい場合は、クレジットカード会社や消費者金融の審査を利用しましょう。

まとめ

自己破産をした後でも、5~10年間経過すれば新しくローンの申し込みやクレジットカードの作成はできます。

ブラックリストから削除された後は、自己破産を理由としてローンの審査に落ちてしまう可能性は低いです。

しかし自己破産をした人は、堅実に生活をするためにもローンをできるだけ利用しないことをおすすめします。

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