アコムから督促状が届いたときの対処法や無視し続けるリスク - 債務整理は弁護士に相談【ネクスパート法律事務所】

アコムから督促状が届いたときの対処法や無視し続けるリスク

アコムからの督促状は、滞納から数週間程度で届くことが多いです。督促状は支払いを促すために送付される書類で、記載された期日までに支払いを済ませれば、基本的に大きな問題とはなりません。

しかし、返済するお金がなかったり、面倒だったりして無視を続けると、法的手続きによって財産を差し押さえられる可能性もあります。この記事では、アコムから督促状が届いた時の対処法について解説します。

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アコムは滞納から数週間程度で督促状が届く

アコムの借金を滞納すると、数週間程度で督促状が届くことが多いです。督促状には、返済金額や支払い期日が記載されており、債務者に対して支払いを促すために送られる書類になります。

アコムの督促状は、ACサービスセンターという名義になっているため、家族の方にはバレにくい配慮がされています。しかし、書類に記載されている内容を見れば、借金していること、滞納していることが一目瞭然です。

アコムからの督促状は複数回送られてくることがあります。回数を重ねるごとに、強いニュアンスの催促になり、督促状の名義もアコムに変わる可能性があります。

督促状が届いたということは、すでに電話やメールでの催促がされている状態だと思いますが、返済を単に忘れていた場合は、速やかに支払いを行いましょう。

アコムの督促状を無視し続けるとどうなるか

自宅や職場に電話が掛かってくる

アコムの借金を滞納すると、まずは電話やメールで本人に催促の連絡が来ます。催促に応じない場合、督促状が送付されます。

本人の携帯に電話をしても出ないときは、自宅の固定電話や職場にも電話が掛かってくる可能性があります。職場に掛かってくる電話では、アコムと名乗らないため、職場の人にバレる可能性は低いです。

しかし、明らかに不自然な電話のため、不審に思ってしまう方もいるでしょう。周りの方に心配を掛けないためにも、自宅や職場に電話が掛かってくる前に対応することをおすすめします。

アコムのカードが強制解約になる

電話や督促状を無視し続けると、アコムのカードが利用できなくなり、強制解約になります。強制解約になってしまった場合には、残っている借金の一括返済を求められます。

一括返済を求められる際は、催告書(さいこくしょ)という書類で届くことが多いです。催告書とは、法的手段を取る前の最終通告で送られる書類です。

この段階になると、アコム側も法的手続きに移る一歩手前ですので、一括返済が難しい場合は、債務整理を検討してもよいでしょう。

遅延損害金を請求される

アコムの借金を滞納すると、遅延損害金を請求されます。遅延損害金とは、債務者の返済が遅れたことで発生した損害を賠償するために支払うものです。

遅延損害金は通常の利息とはルールが異なり、上限利率は20%です。アコムの遅延損害金も年率20%となっています(参考:返済が遅れてしまうと、どうなるんですか?|アコム )。

アコムの遅延損害金の計算方法は次のとおりです。

・遅延損害金=残高×遅延損害金年率÷365日×経過日数

仮に50万円を半年間(180日)滞納した場合、遅延損害金は以下の金額になります。

・50万円×20%÷365日×180日=約4万9千円

本来の返済額50万円に遅延損害金の4万9千円を合計して、54万9千円の支払いが必要です。返済が遅れるほど、最終的に支払う金額は増えるため、可能な限り早く対応した方がよいでしょう。

ブラックリストに載る

アコムの借金を滞納すると、信用情報機関に事故情報が登録され、いわゆるブラックリストに載ることになります。ブラックリストに登録される目安としては、返済期日から2〜3ヵ月以上滞納したときです。

一度ブラックリストに登録されると、完済日から5年間程度は解除されません。仮に、完済するまでに3年掛かった場合には、合計で8年間も登録されてしまいます。

ブラックリストに載ると、ローンや分割払いの審査が通らないなどのデメリットがあります。詳しくは「ブラックリストとは?デメリットや登録期間を解説」をご覧ください。

最終的には法的手続きを取られる

最終的にアコム側は、法的手続きによって借金を回収します。法的手続きを取られると、裁判所から支払督促や訴状などの書類が届き、これらの書類も無視すると、財産を差し押さえられる可能性が高くなります。

この段階でも、アコム側と交渉し、分割払いにしてもらえる可能性は残っています。最終的には債務整理をしない限り、借金は返済しないといけません。

アコムや裁判所から書類が届いた際は、誠意を持って対応しましょう。現実的に借金が返済できない場合は、弁護士に債務整理の相談をすることをおすすめします。

アコムの督促状送付から差し押さえまでの流れ

メールでの催促

アコムの借金を滞納した場合、最初はメールで返済に関する案内が届きます。アコムのeメールサービスに登録されている方は、返済期日の3日前と当日にメールが届いているはずです(eメールサービス|アコム)。

期日までに返済が間に合いそうにない場合や返済日を過ぎてしまった場合は、店舗か電話にて返済期日の相談をすることも可能です(返済日の変更はできますか?|アコム)。

電話での催促

滞納から数日以内に、アコムから確認の電話が掛かってくることが多いです。電話で話すのは気が進まないという方も、可能な限り対応しましょう。

対応しないと、どんどん次の段階に進んでしまいます。本人の携帯番号で電話に出ない場合、自宅の固定電話にも掛かってくる可能性があります。

督促状の送付

電話やメールでの催促に応じなかった場合、次に督促状が送られてきます。アコムからの督促状は、1ヵ月以内に届くことが多いようです。

督促状の名義は「ACサービスセンター」となっているため、家族にバレない可能性はありますが、書類には返済額や返済期日が記載されています。そのため、中身を見られれば、家族にも借金を滞納していることが知られてしまうでしょう。

勤務先への電話

アコムからの複数回の連絡に応じない場合、勤務先にも電話が掛かってくる可能性があります。その際、アコムとは名乗らずに電話を掛けてきますが、会社の人が不自然に感じてしまうこともあるでしょう。

会社に借金がバレたとしても、解雇や懲戒処分には通常なりませんが、職場での居心地は悪くなってしまうかもしれません。そのため、勤務先に電話が掛かってくる前に、アコムからの連絡には応じましょう。

強制解約・一括請求

アコムの滞納が続くと、強制解約となり、残っている借金の一括返済を求められます。一般的には、2〜3ヵ月程度で強制解約となることが多いです。

この段階になると、ブラックリストにも載ってしまい、法的手続きに移る一歩手前という状態になります。一括での返済が難しい場合は、再度アコム側と分割払いの交渉をしたり、債務整理をしたり、などの対応が必要です。

法的手続きに移行

度重なる催促に応じない場合、アコム側は法的手続きに移ることになります。法的手続きとは、裁判所を通して借金の返済を求める手続きのことです。

裁判の判決などには強制力があり、従わない場合は、強制執行により財産を差し押さえることが可能になります。

差し押さえ

裁判所の決定にも従わない場合、強制的に財産を差し押さえられることになります。差し押さえの対象となるのは、預貯金や会社の給料などです。

アコムの借金は滞納しても差し押さえされないって本当?

「アコムの借金は滞納しても差し押さえされない」と耳にすることもありますが、借金を滞納し続けた場合、いずれ財産を差し押さえられる可能性は高いです。金融業者も簡単に諦めるわけではありません。

しかし、アコムに限らず、財産を差し押さえできないケースもあります。

差し押さえられる財産がない

そもそも差し押さえできる財産が全くない場合は、強制執行ができません。また、差し押さえの対象となるのは本人名義の財産です。連帯保証人になっている場合を除き、家族名義の財産が差し押さえになることはありません。

ただし、差し押さえは、原則として回収できるまで続きます。今は財産がなくても、財産が出来た時点で差し押さえが実行される可能性はあるでしょう。

アコムに職場がバレていない

会社から支払われる給料は、差し押さえの対象となることも多いです。しかし、給料を差し押さえするためには、勤務先の情報を取得して、裁判所に提出する必要があります。

そのため、アコムに勤務先がバレていない場合は、会社の給料も差し押さえできないということになります。ただし、勤務先がバレていないから返済しなくてもいい、というわけではありません。

差し押さえは繰り返し行われます。今は財産がなくても、いずれ口座にお金が入っているタイミングで差し押さえになる可能性もあります。

時効が成立している

借金には時効があります。時効が成立している場合は、手続きを行うことで返済する必要がなくなります。これを消滅時効の援用と言います。

時効が成立するのは、原則として返済期日から5年が経過している場合です。ただし、時効の期間は延長することもできます。裁判を申し立てられたり、催告書が届いたりしている場合は、時効が伸びている可能性があります。

時効を迎えているときは、援用という手続きを行うことで返済義務が消滅します。援用の手続きは、弁護士や司法書士に依頼するのが一般的です。

アコムの返済を数年放置して突然請求がくることもある

アコムの借金を滞納し、数年経ってから請求が来ることがあります。忘れていた頃に突然請求が来て、驚いてしまう方もいるでしょう。また、遅延損害金が上乗せされ、本来の返済額よりもかなり高くなっていることが多いです。

この場合、返済期日から5年が経過していれば、時効が成立している可能性があります。まずは、時効が成立していないか確認してみましょう。

請求が来ないからといって、アコム側が回収を諦めたわけではありません。いずれは請求されることになりますので、借金問題は早いうちに解決しておきましょう。

アコムの督促状でよくある質問

督促状のハガキはどの名義で届く?

アコムからの督促状は、ACサービスセンターという名義で最初に届きます。ただし、督促状は複数回送付されることがあり、名義がアコムに変わることもあります。

アコムを滞納したらブラックリストに載る?

アコムの借金を滞納した場合、ブラックリストに載ります。ブラックリストが解除されるまでには、借金を完済してから5年程度かかります。

支払い遅れのハガキはいつ届く?

通常は数週間以内に催促のハガキが届きます。アコムからのハガキが届いた場合、すぐに対応しましょう。

まとめ

アコムから督促状が届き、焦りや不安を感じてしまう方も多いと思いますが、基本的には記載された期日までに返済を行えば、大きな問題とはなりません。面倒だからと無視をしていると、いずれは法的手続きに進んでしまうため、可能な限り早く対応しましょう。

現実的に借金を返済できない方は、債務整理を検討してください。債務整理はブラックリストに登録されるデメリットがありますが、借金問題の早期解決に繋がります。

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