配偶者のモラハラに悩んで離婚を考えた場合、早い段階で弁護士に相談・依頼するのをおすすめします。
なぜなら、モラハラを受けているあなたにとって弁護士に相談・依頼するのが、早期に問題解決できるコツだからです。
今回の記事ではその理由についてとモラハラ離婚に強い弁護士を探す方法について解説します。
目次
モラハラ離婚を考えたとき、弁護士に相談・依頼すべき理由は?
ここでは、モラハラ離婚を考えたとき、弁護士に相談・依頼すべき理由について解説します。
モラハラの証拠集めに対し、的確なアドバイスが得られる
弁護士に相談すれば、モラハラの証拠を集める際に的確なアドバイスができます。
夫婦間の協議や調停で話し合いがまとまらなかった場合、裁判でモラハラの事実を認めてもらい、離婚や慰謝料を勝ち取るためには、証拠が必要です。
モラハラの証拠となるものは、主に以下のとおりです。
- モラハラの内容を記載した日記やメモ
- モラハラの様子を録音した音源
- モラハラが原因で心身が不調となり通院した記録や医師の診断書
- 公的機関への相談記録
ただし、証拠を集めるにあたってはさまざまな注意点があり、せっかく集めたのに証拠として認められない場合があります。そうしたことを避けるために早い段階で弁護士に相談しましょう。
なお、証拠集めの方法や注意点については、「モラハラで離婚をするなら証拠を集めよう!有効な証拠と注意点について解説」をご参照ください。
配偶者とのやり取りを任せられる
弁護士に相談・依頼すれば、配偶者とのやり取りを任せられます。
あなたはモラハラをする配偶者に対して、離婚をしたい、慰謝料が欲しいときちんと自分の言葉で主張できるでしょうか?モラハラを受けている人の多くは配偶者の前で委縮してしまい、言いたいことが言えない傾向にあります。
往々にしてモラハラをする人は、外面が良く、第三者に対して乱暴な言葉を使ったり、失礼な態度をとったりしません。そういう意味でも弁護士が間に入ったほうが、話し合いがスムーズに進む可能性が高いです。
モラハラ離婚で選ぶべき弁護士は?
ここでは、モラハラ離婚で選ぶべき弁護士について解説します。
モラハラ離婚案件を多数手がけている
モラハラで離婚を考えている場合は、過去にモラハラ離婚の案件を多数手がけている弁護士を選びましょう。
最近は事務所のホームページを掲載しているところが多く、ホームページ上に弁護士のプロフィールが掲載されていることもあります。
モラハラで悩んでいる人に対し、真摯な対応ができる
モラハラで悩んでいる人に対して、親身になって話が聞ける弁護士を選びましょう。
モラハラにあっている人は、長年にわたって心が傷つけられていると思います。そうした人の気持ちに寄り添いながら熱心に話を聞き、モラハラ離婚を解決する使命感を持った弁護士に依頼しましょう。
モラハラ離婚は話し合いが難航するパターンが多く、長期戦になる場合があります。モラハラをしている配偶者と根気よく冷静なやり取りができる弁護士をおすすめします。
自分と相性のいい弁護士を選ぶ
モラハラ離婚は弁護士と二人三脚で解決していく問題なので、自分と相性のいい弁護士を選びましょう。
最近は、弁護士にメールで相談を受け付けている事務所が多いですが、可能であれば実際に顔を合わせて話すのをおすすめします。人との相性は、実際に会ってみなければ分かりません。
ストレートな言い方をされると委縮してしまう人もいれば、はっきり言われたほうがスッキリしてよいと感じる人もいます。こればかりは100人いれば100通りですので、自分に合う弁護士かどうかを、あなた自身が会ってしっかり見極めましょう。
モラハラ離婚に強い弁護士を探す方法は?
ここでは、モラハラ離婚に強い弁護士を探す方法について解説します。
インターネットで検索する
多くの弁護士は、事務所のホームページを開設していますので、インターネットで弁護士を検索するのが効率的な方法です。
事務所のホームページには、所属弁護士のプロフィールや、どんな案件に力を入れているかが記載されています。そちらを見てモラハラ離婚案件に強い弁護士かどうか調べられます。
弁護士会で探す
各都道府県にある弁護士会で、弁護士を探せます。弁護士会によっては、特に力を入れている案件ごとに弁護士の検索ができますので、活用してみましょう。
市区町村が開催する無料法律相談へ行く
市区町村の役場では、毎月決められた曜日に無料法律相談を行っています。
弁護士が対応していることが多いので、活用してみましょう。
ほとんどの場合予約制となっているので、市区町村の役場の窓口に問い合わせるか、ホームページに詳細が載っているので事前に確認をしましょう。
法テラスを利用する
法テラスの正式名称は日本司法支援センターといい、国によって設立された法的トラブルの解決法を案内する機関です。どこに相談していいか分からない人に対して、適切な相談窓口を案内してくれますし、無料法律相談も実施しています。
※ネクスパート法律事務所では、法テラスの民事法律扶助制度の利用を希望される方からのご相談は現在受け付けておりませんので、ご了承ください。
モラハラ離婚の弁護士費用の内訳と相場
ここでは、モラハラ離婚の弁護士費用の内訳と相場について解説します。
法律相談料
弁護士に相談する場合、相談料が必要です。
相談料の相場は、30分で5千円~1万円程度ですが、初回の相談を無料で受け付ける事務所もあります。
ネクスパート法律事務所でも、初回30分のご相談を無料で受け付けております。
着手金
着手金とは、弁護士が案件に着手する際にかかる費用で、依頼時に支払います。
離婚事件の着手金の相場は、30万円から60万円です。
着手金は協議離婚なのか調停・訴訟離婚なのかによって相場が異なります。一般的に協議離婚が成立しなければ、調停、訴訟と順番に進み、それぞれの段階で別途着手金がかかるケースが多いです。
報酬金
報酬金は、離婚が無事に成立するなど、引き受けた案件が成功した場合、弁護士に支払うものです。
離婚案件の報酬金の相場は、30万円から60万円です。ただし、この固定報酬は、離婚成立に関する報酬金とされていることが一般的です。
依頼者が経済的利益(財産分与や慰謝料、養育費、婚姻費用等の獲得金額)を得られた場合は、その経済的利益に10%から20%を乗じた金額がプラスされるのが一般的です。
まとめ
今回の記事では、モラハラで離婚を考えた場合、早めに弁護士に相談・依頼すべき理由について解説しました。
弁護士に相談するのはハードルが高いと躊躇される方がいらっしゃいますが、決してそんなことはありません。公的機関の無料法律相談や法律事務所の初回相談無料などを上手に利用して、自分に合った弁護士を選びましょう。
モラハラをしてくる配偶者を相手に、自分自身で離婚や慰謝料の交渉をするのは精神的にとても負担になります。すべてを一人で抱えてしまい、疲れ切ってしまうのはあなた自身にとってよくないことです。
人生で重要な決断をするときは、誰かに頼ることを考えましょう。
ネクスパート法律事務所では、離婚案件を多数手がけてきた弁護士が在籍しています。あなたが納得できる解決方法を一緒に考えますので、ぜひ一度ご相談ください。