結婚生活を送る上で、相手に対して寛容な気持ちで接するように心掛けている方は多いと思います。ところが、あまりに我慢しすぎると、積もり積もったものが限界になり、離婚を考えるかもしれません。
この記事では、離婚を考える10のきっかけとその際にすべきことを解説します。
夫に離婚を切り出す前に参考にしてください。

旦那と離婚したいと考える10のきっかけは?

夫と離婚したいと考えるきっかけは人それぞれです。
ここでは、よくある10のきっかけを取り上げます。

言い争いが絶えなくなる

夫と言い争いが絶えなくなると、離婚を考えるきっかけになります。
育ってきた環境が違う他人同士が一緒に生活する上で、多少の意見の違いは仕方がありません。ただし、頻繁に意見がぶつかるようになればストレスになります。例えば、子どもの教育やお金に関することをきっかけに言い争いが起こるケースがあります。

お互い無関心になる

お互いに無関心になると離婚を考えるきっかけになります。
言い争いが絶えないのもストレスですが、お互いが相手に対して興味を持てなくなると一緒にいる意味がないと感じます。

旦那が生活する上のルールを守らない

夫が生活する上のルールを守らないと離婚を考えるきっかけになります。
些細なことでもルールを破るのが常習化すれば、ストレスになります。例えば急な飲み会が入るなど、夕食がいらない場合は必ず連絡をするように約束していたとします。夫がルールを破ると、せっかく用意した夕食が台無しになります。
このようなケースが続くと、知らず知らずのうちに夫に対して不満を抱くようになります。

旦那がプライベートに干渉してくる

夫があまりにもプライベートに干渉してくると、離婚を考えるきっかけになります。
勝手にスマホや手帳を見られたり、外出先や誰と会うのかをしつこく確認されたりすると夫に対して不信感を抱く人がほとんどでしょう。

旦那が働かない

夫が働かないと離婚を考えるきっかけになります。どんな仕事に就いても長続きせず、生活が不安定だと夫と一緒に生活するのが負担になります。

旦那の金銭感覚が理解できない

夫の金銭感覚が自分とかけ離れていて理解できない場合、離婚を考えるきっかけになります。
例えば、ギャンブルに使うお金が尋常ではなかったり、相談もなく高額の買い物をしたりするケースです。

旦那が家事・育児に協力しない

夫が家事や育児に協力しない場合、離婚を考えるきっかけになります。
子どもの保育園への送り迎えなど、夫が協力すれば負担が減るものがあります。こうしたことに非協力的だと孤独感に苛まれます。
家事や育児に非協力的ではないものの、ゴミ出しをやっておいたからなど、恩着せがましい言い方をする夫もストレスになるケースがあります。

旦那がいるとうつ状態になる

夫がいるとうつ状態になる場合、離婚を考えるきっかけになります。
夫が家にいるだけでイライラしたり体調不良になったりするなら、結婚生活が自分にとって悪影響しかないと感じるでしょう。
夫の言動によりストレスや心身の不調を感じている方は、「夫源病を引き起こす夫の5つの特徴は?夫源病チェックシートも紹介」の記事もご参照ください。

旦那にDV・モラハラがある

夫がDVやモラハラをする場合、離婚を考えるきっかけになります。
DVは言うまでもなく、公の場でバカにされたり何を言っても無視されたりするモラハラも心に深い傷を負います。モラハラが原因で離婚を考えている方は、「モラハラ夫と離婚するまでの流れや離婚後の末路」の記事もご参照ください。

旦那が浮気をしている

夫が浮気をしている場合、離婚を考えるきっかけになります。
浮気がわかった時点で即離婚を決断する人も少なくないでしょう。

旦那と離婚したいと考えたらすべきことは?

夫と離婚したいと考えた場合、5つのすべきことがあります。
感情に任せて離婚へ突っ走らないようにするのが大切です。

自身の離婚本気度を冷静に分析する

自身の離婚本気度を冷静に分析しましょう。
一時の感情で突っ走るのは賢明な対応ではありません。
主に以下の点を自分自身に問いかけてみましょう。

  • これまでに何回離婚を考えたか 夫に対して不満な点を具体的に3つ以上あげられるか 離婚後の生活が今より良くなるとイメージできるか

離婚後の生活設計を立てる

離婚後の生活設計を立てましょう。
できるだけ現在の生活水準を維持するのが望ましいです。
特に以下の事項については、具体的に考えなければいけません。

  • 就職先を決めて収入源を確保する 離婚後に住む場所を決める 育児をサポートしてくれる人を見つける

離婚後の生活に向けた準備事項は、「女性が離婚を決めたらすることは?新生活に向けた準備事項をリストアップ 」の記事で詳しく解説しています。

夫婦の財産を把握する

夫婦の財産を把握しましょう。
婚姻期間中に夫婦で築いた財産は離婚時に財産分与ができます。
貯蓄・マイホーム・株などの財産があるかチェックし、リスト化しておきましょう。離婚を切り出した後に確認するのは困難になるので、切り出す前の確認をおすすめします。
早く離婚したいからといって、財産分与を諦めるのはおすすめできません。離婚後の生活を安定させるためにも根気よく取り組みましょう
財産分与については、「離婚時の財産分与に関して生じるあらゆる疑問点をまとめて解説」をご参照ください。

離婚原因となる証拠を集める

離婚原因が夫にある場合、証拠を集めましょう。
夫が離婚に応じず裁判になった場合、離婚原因を立証しなければならないからです。
具体的には以下のものがあげられます。

  • 浮気なら相手と肉体関係があることがわかる証拠 DV・モラハラなら暴力・暴言の音源や動画

親権・養育費について具体的に考える

未成年の子どもがいる場合、親権・養育費について具体的に考えましょう。
離婚で子どもが不幸になることはあってはなりません。子どもを引き取りたいと考えるなら、離婚後に育児をサポートしてくれる人を確保するなどの準備をしましょう。
子どものことを第一に考え、以下の点を慎重に考えてください。

  • 離婚後はどちらが子どもを引き取るか 親権はどちらが持つか * 養育費をどのぐらい請求できる見込みがあるか

旦那が離婚に応じない場合はどうすればいい?

夫が離婚に応じないケースも多々あります。
その場合、別居を提案したり、離婚条件を譲歩したりする方法もあるでしょう。それでも難しい場合は、調停・裁判を視野にいれます。

別居を提案する

夫が離婚に応じてくれない場合、別居を提案しましょう。
夫に不満があるから離婚を考える人がほとんどだと思いますので、物理的に距離を置いて様子をみるのは得策です。
夫が離婚を拒否する理由の一つに、体裁が悪いことがあげられます。別居であれば勤務先にバレる可能性が低いので、受け入れる可能性があります。
別居のメリットや注意点は、「何年別居すれば離婚できる?別居のメリットと注意すべき点を解説」の記事をご参照ください。

離婚条件を譲歩する

離婚条件を譲歩しましょう。
夫に不満があるからといって、自分中心の離婚条件を提示したら、受け入れてもらえる可能性が低いです。夫の立場やプライドを考えた離婚条件を提示して、譲れるところは譲る姿勢をみせましょう。

離婚原因がある場合は裁判での解決を目指す

夫に離婚原因がある場合は、調停・裁判での解決を目指しましょう。
離婚原因を立証できる証拠がそろっていれば、調停・裁判を検討したほうが早く解決できる可能性があります。
離婚は調停前置主義をとっているため、原則としていきなり離婚裁判の提起はできません。まずは離婚調停を申立てましょう。
離婚調停の手続きは、「離婚調停の流れ・費用・弁護士に依頼するメリットを解説|Q&Aも紹介」の記事で詳しく解説しています。

旦那に離婚を切り出す前に弁護士に相談を

夫に離婚を切り出す前に弁護士に相談をしましょう。
弁護士は、それぞれの事情に応じて、離婚を切り出す前に準備すべきことをアドバイスできます。夫に離婚原因があるものの、離婚に合意しない可能性が高い場合、早めに調停を申立てたほうがよいケースもあります。弁護士のサポートを受けながら調停に臨んだほうがスムーズに進みます。
話し合いがこじれてから弁護士に相談・依頼すると考える方が多いですが、そうではありません。より良い条件で離婚をするには、話し合いがこじれる前に弁護士に相談・依頼するのが重要です。

まとめ

結婚生活が長くなればなるほど、夫に対する不満は多くなります。ある程度妥協して上手くやるのがベストですが、我慢できなくなった場合に離婚を考える方もいらっしゃるでしょう。その際は感情的にならずに、冷静になってこの記事に書かれていることを実践していただければと思います。
ネクスパート法律事務所には、離婚案件を多く手掛けてきた弁護士が在籍しています。夫に離婚を切り出そうと考えている方は、ぜひ切り出す前の相談を検討してください。初回相談は30分無料ですので、お気軽にお問合せください。

この記事の監修弁護士

弁護士 石田志寿
第二東京弁護士会所属
石田 志寿(登録番号:47706)

はじめまして。ネクスパート法律事務所 東京オフィス弁護士の石田志寿です。

これまで家事事件をはじめ、不倫慰謝料や離婚など男女問題に特化した事件に携わってまいりました。その中でも、夫婦関係や不倫問題のご相談は、法律論だけでなくお気持ちへの配慮が重要となる分野だと強く感じております。

私が大切にしているのは、まずお話を丁寧に伺うことです。ご相談者様が抱えている不安や葛藤を正確に理解したうえで、法的に適切かつ現実的な解決策をご提案いたします。

「相談したら気持ちが落ち着いた」「話しやすかった」といったお声をいただくことも多く、心に寄り添う姿勢と、解決に向けた冷静な判断の両立を常に意識しております。

一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。