スピード解決!浪費による生活苦からの万引きで、被害店舗と示談を成立させて不起訴処分にした事例

ご依頼の背景
ご依頼者様のご両親から、「夜中に息子が逮捕されたのですぐに相談したい」とのご連絡を受けました。すでに他の事務所にご相談の予約を入れていたようですが、当事務所では直ちに対応可能でしたので、ご相談の予約を取り消していただき、当事務所にご相談にいらっしゃいました。
ご両親によると、逮捕された時点では女性と同棲していたこと、夜中にその女性から逮捕されたとの連絡があって、ご両親において弁護士を探していたこと、逮捕日は休日であったが翌日は出勤日であったため、早期に釈放されなければ解雇される可能性もあるとのことなどの事情があったようです。
このような事情を踏まえると、一刻も早くご依頼者様と接見して事情を確認の上、釈放や示談に向けて行動する必要があったので、ご相談後すぐにご依頼となりました。
犯罪行為 | 万引き |
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(依頼人の)希望・主張
委任契約締結後、直ちに逮捕されている警察署に向かい、ご依頼者様と接見しました。本人と接見した際、逮捕された事実に間違いがないこと、どのお店で、何を万引きしたのか、どうして万引きしてしまったのか、その他余罪がないかなどを確認しました。
ご依頼者様の希望を聴取したところ、欠勤を避けたいので早期に釈放されることを望んでいたこと、被害店舗への謝罪と示談の意向があることなどのご希望がありましたので、早期釈放のために、取調べにおいてはどのような対応をすべきかなどをアドバイスしました。
サポートの流れ
一つ目のご希望である早期釈放のためには、勾留されないようにする必要がありました。まずは、勾留の必要性がないことを明らかにするため、ご家族に協力を得て、身元引受書を作成した他、ご依頼者の身分などを明らかにするための資料を収集するなどしました。
また、聴取した万引きの動機や背景が、いわゆるソーシャルゲームへの課金による浪費により生活苦に陥っていたことにあったので、これを踏まえ、同棲していた女性からこれまでの生活状況や今後の対応策について具体的に聴取し、調書を作成するなどしました。
集めた資料をもとに、検察官に対して勾留請求をしないように求める意見書を提出したところ、この意見が認められ、逮捕から2日後にご依頼者様は釈放されました。
釈放後、直ちにご依頼者様に謝罪文を作成していただき、内容の添削を行いました。また、再犯防止のために、1日に使える金額を明確化するとともに、小遣い帳などを毎日つけてもらいました。被害店舗から被害金額を聴取・計算の上、被害店舗との間で示談交渉を開始したところ、被害店舗に謝罪と被害弁償を受け入れてもらい示談が成立しました。
その後、示談結果の報告書及び不起訴意見書を提出したところ、逮捕日から2週間で不起訴処分を獲得していました。
結果
突然逮捕されましたが、ご家族の速やかな行動によって当事務所にご依頼いただくことになり、当事務所としてもこれに応えた結果、速やかに釈放されることができました。
その結果、釈放された翌日から会社に出勤することができ、失職を免れることができました。また、示談が成立したことによって不起訴処分を獲得することができ、前科を回避することができました。
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