勾留決定後に準抗告が認容されて不起訴になった建造物侵入窃盗事件の事例

20代男性・大学生
罪名
建造物侵入窃盗事件
結果
不起訴処分

ご依頼の背景

被疑者である都内の私立大学に通う男性は、深夜に学校に侵入し、靴などの物品を盗もうとしていたところ、警備員に見つかり逮捕されました。

被疑者の逮捕後、被疑者の父親より、ご相談をいただきました。

なお、被疑者は逮捕前も同様の犯行を数回に渡って繰り返していました。

犯罪行為 建造物侵入窃盗事件

サポートの流れ

前科前歴 なし
釈放 勾留決定に対する準抗告認容
釈放年度 平成29年
結果 不起訴
示談 成立(5名)
示談金額 2〜5万円
提出書類 本人誓約書・本人謝罪文・身元引受書・示談書(不起訴時)
裁判所名 東京地方裁判所
裁判官名 裁判長:入江猛、裁判官:室橋雅仁、裁判官:佐藤雅英
特記事項 被害者5名

被疑者は、大学の期末テスト目前であり、早期の釈放が必要でしたので、ご依頼後すぐに、検察官に対して勾留請求しないことを求める書類を用意して提出しましたが、検察官からは勾留請求をされてしまいました。

翌日、裁判所に対して意見書等の提出の際に勾留質問前に裁判官との面談に行きましたが、この段階では、被疑者は容疑を一部否認していたこともあり、勾留決定が出ました。

勾留決定が出てしまっていたため、被疑者と方針等について改めて協議をし、犯行を素直に認め、示談に向けて話を進めることとなりました。

期末テストも目前でしたので、これらのことを改めて強く主張し、準抗告の申立てを行いました。

結果

釈放後は、被疑者の不起訴に向けて示談交渉を進めました。準抗告が認容され、被疑者は釈放されることになりました。

被害者が5名いたこともあり、すべての被害者が被害金額に多少の迷惑料を含めた数万円の金額で示談に応じてくれました。

検察官には、示談書と不起訴意見書を提出したところ、被疑者は不起訴となりました。

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