更新日:2026年2月26日 (木)

公開日:2024年10月28日 (月)

探偵の浮気調査の費用相場と安くするための4つのポイントを徹底解説

探偵の浮気調査の費用相場と安くするための4つのポイントを徹底解説 探偵の浮気調査の費用相場と安くするための4つのポイントを徹底解説

サマリー

配偶者が浮気しているかもと思っても、自分ひとりではなかなか証拠を掴めないという人が多いでしょう。
探偵に浮気の調査を依頼しようと思ったとき、やはり費用面が気になりますよね。

ネットで検索すると、数十万円という記載もあれば数百万円という記載もあり、相場はどれくらいなのか、なぜこんなに金額が違うのかなど、気になる点が多いことと思います。探偵への依頼を検討している場合には、事前に費用相場や料金体系などを知っておくと、ご自身に合った探偵事務所を見つけられるでしょう。

この記事では、探偵の浮気調査の費用相場と主な料金プラン3種類について解説しています。調査費用をできるだけ安くするコツについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

探偵の浮気調査の費用相場は数十万~数百万円と幅がある

探偵の浮気調査の費用相場は数十万~数百万円と幅があります。

費用に幅がある理由と1時間あたりの費用平均について見ていきましょう。

幅があるのは調査の難易度により調査員の数・調査時間等が変わるから

幅があるのは調査の難易度により調査員の数・調査時間等が変わるからです。

調査の難易度は、あなたが探偵に依頼する目的によって異なります。配偶者にデートをしている異性がいるか確かめたいだけの場合には、調査の難易度は比較的低いでしょう。

慰謝料請求するための証拠を獲得したい場合には、肉体関係があったことがわかる決定的な証拠が必要になることから、調査の難易度は高くなります。調査の難易度が高いほど、必要な調査員の数や、調査にかかる時間は増えますから、それだけ費用もかかります。

したがって、正確な費用を算出するのは難しく、費用相場にも幅が出てしまいます。
調査費用の内訳は、次のとおりです。

  • 着手金:実際に調査に取り掛かるための費用
  • 人件費:調査員にかかる費用
  • 経費:交通費、車両費、通信費、宿泊費、機材費など
  • 手数料:調査報告書の作成にかかる費用
  • その他:追加料金、キャンセル料金、深夜早朝手当など

着手金

着手金とは、探偵に依頼をした場合に、実際に探偵が調査に着手するための費用です。

調査の成功・不成功に関わらず、途中で調査を中断した場合も、原則返金はされません。

人件費

人件費とは、調査員にかかる費用です。

人件費の計算方法は、次のとおりです。

人件費=調査員1人1時間あたりの費用×調査員の数×調査にかかった時間

調査は基本的に2人体制で行われることが多いですが、調査の難易度によってはそれ以上の人数で行うこともあります。

調査には専門的なスキルを必要とするため、探偵費用の大部分を人件費が占めています。

経費

経費とは、交通費、車両費、通信費、宿泊費、機材費など人件費以外に調査にかかった費用です。

例えば、出張先に浮気調査に行くようなケースでは、交通費や宿泊費が大幅に増えます。

手数料

手数料とは、調査報告書の作成にかかる費用です。

調査結果は、調査報告書の形で依頼者に報告されます。この調査報告書は、裁判でも有力な証拠として認められる可能性が高いです。

その他

探偵事務所によっては、深夜手当早朝手当、調査時間を延長する場合の延長料金を別途設けているところもあります。

調査を途中で中断する場合には、キャンセル料がかかるところもあります。

このように、特に人件費や経費等は調査の難易度によって大きく変動することから、費用相場も数十万円~数百万円と幅が生じます。

浮気調査1時間あたりの費用(調査員2名体制)は平均1万5,000円~2万円

浮気調査1時間あたりの費用(調査員2名体制)は、平均1万5,000円~2万円です。

一般社団法人東京都調査業協会が、素行調査や浮気調査にかかる費用について、都内の業者を対象に実施したアンケートによると、調査員2名体制の1時間あたりの費用は1.5万円以上2.0万円未満と2.0万円以上2.5万円未満の合計が64%と半数以上を占めていることが分かります。

参照:「調査料金のアンケート結果報告 | 東京の探偵興信所選びは東京都調査業協会 (tochoukyou.jp)

したがって、浮気調査を1時間依頼すると2万円前後かかると思っておくとよいでしょう。

探偵の浮気調査の費用プランは主に3種類

探偵の浮気調査の費用プランは、主に時間料金型・成功報酬型・パック料金型の3種類です。

それぞれの特徴やメリット・デメリットについて見ていきましょう。

時間料金型|調査にかかった時間で決まる

時間料金型は、調査員の人数と調査時間で人件費を算出し、そのほかにかかった経費等をプラスする料金プランです。

費用が比較的明瞭で、短時間の調査であれば費用を安く済ませられるというメリットがあります。
調査が長引いてしまうと高額な費用がかかる・調査員の人数が多いと高額になるというデメリットがあります。

時間料金型は、配偶者の行動パターンや浮気相手の情報等をある程度把握している人におすすめです。

成功報酬型|調査が成功したら費用が発生する

成功報酬型は、調査が成功した場合に限り費用を支払うという料金プランです。

探偵事務所によっては、依頼時に着手金を支払うところもあります。着手金は、調査に失敗しても返金されない場合が多いですから、事前に確認しましょう。

最大のメリットは、調査に失敗した場合には支払いが発生しない点です。
ただし、3つのプランの中で一番費用相場が高い傾向にあり、調査費用が割高というデメリットがあります。

成功報酬型は、探偵事務所によって成功の解釈が異なるでしょう。
浮気現場の撮影ができ、浮気相手を特定できた場合に成功とするのか、単に異性と一緒に居るところを目撃したのみで浮気の事実を確認できたとして成功とするのかによって、証拠の価値は大きく異なります。

依頼前に、何をもって成功とするのかを確認することが大切です。
成功報酬型は、成果が得られた場合に限って費用を支払いたいという人におすすめです。

パック料金型|1時間あたりの費用が安くなる

パック料金型は、20時間、30時間、40時間等一定の調査時間に対してかかる各費用がすべて含まれた一律の料金プランです。

時間料金型と比較して、1時間あたりにかかる費用が割安な傾向があります。一律料金のため、費用を事前に把握でき、調査に時間がかかる場合でも料金が高額になる心配がないというメリットがあります。

調査が短期間で終わった場合には割高になるというデメリットがあります。

パック料金型は、調査にどの程度の時間がかかるかわからないという人におすすめです。

探偵に浮気調査を1か月依頼した場合の費用の平均は?

探偵に浮気調査を1か月依頼した場合の費用の平均を、プラン別に見ていきましょう。

時間料金型の場合

時間料金型で1か月依頼した場合、1か月毎日調査するわけではありません。

目安として、週に2回程度調査をすると仮定します。
1か月のうち8日間、一日5時間、調査員2名(1時間あたりの費用2万円とする。)の条件で費用計算すると、80万円です。これは人件費のみの金額ですから、このほかに経費等が加算されます。
時間料金型で依頼した場合には、100万円を超える可能性が高いでしょう。

1か月依頼する場合には、時間料金型は避けた方がよいかもしれません。

成功報酬型の場合

成功報酬型の場合は、調査期間による費用の変動はありません

成功報酬型の費用相場は、60~100万円程度です。

このほかに着手金が発生する探偵事務所もあります。

パック料金型の場合

パック料金型は一定時間で一律の料金設定がされており、その費用相場は次のとおりです。

  • 20時間パック:30~50万円
  • 30時間パック:60~70万円
  • 40時間パック:80~90万円

時間料金型と同様、1か月のうち8日間、一日5時間の条件で計算すると、費用は80~90万円です。すべての費用を含んだ金額ですから、時間料金型よりは安く済む可能性が高いでしょう。

探偵に浮気調査を依頼した場合の日数はどれくらいかかる?

探偵に浮気調査を依頼した場合の日数は、浮気調査の目的によって大きく異なります

どの程度の証拠が必要かによって日数も変動します。

浮気の有無を確認したいだけのケースと慰謝料請求を検討しているケースに分けて見ていきましょう。

浮気の有無を確認したいだけのケース

浮気の有無を確認したいだけのケースであれば、浮気現場を一度押さえるだけで十分でしょう。

そのため配偶者の行動パターンを把握できているような場合には、数日から1週間程度で済むこともあるでしょう。

慰謝料請求を検討しているケース

慰謝料請求を検討しているケースでは、浮気現場を複数回にわたって押さえる必要があります。

裁判では証拠が何よりも重要ですから、できるだけ有力な証拠を複数確保する必要があります。

そのため、数週間から長い場合には数か月かかることもあるでしょう。

探偵の浮気調査費用をできるだけ安くするための4つのポイント

探偵の浮気調査費用をできるだけ安くするためのポイントとして、次の4つが挙げられます。

  • 複数の探偵事務所の見積もりを取る
  • できるだけ自力で浮気の証拠を集める
  • 調査日・調査時間帯を絞る
  • 追加料金の有無を確認する

以下、詳しく見ていきましょう。

複数の探偵事務所の見積もりをとる

複数の探偵事務所の見積もりを取ることです。

複数の探偵事務所の見積もりを取ることで、ご自身のケースだとどれくらいの費用がかかるか、大体の見通しを立てられるでしょう。

そのため、見積もりを依頼する際には、ご自身の状況や要望をしっかりと伝えることが大切です。
複数の見積もりを取るのには手間もかかりますが、それぞれの見積もりを比較することで、高額な費用設定の探偵事務所を回避できるでしょう。見積もりを比較する際には、同じプラン体系で比較することが大切です。

成功報酬型とパック料金型で比較しても、そもそものプラン体系が異なりますから、比較しようがありません。必ずプランごとに比較するようにしましょう。

無料相談を実施している探偵事務所も多いですから、それらを利用することでさらにコストを抑えられるでしょう。

できるだけ自力で浮気の証拠を集める

できるだけ自力で浮気の証拠を集めることです。

できるだけ自力で証拠を集めておくことで、探偵の調査に要する時間を短縮できる可能性があり、結果費用も抑えられるでしょう。

例えば、配偶者の持ち物からラブホテルの領収書を取得できたようなケースでは、そのラブホテル周辺に範囲を絞って調査が可能です。そのほかにも、デートで使用していそうなレストランのレシートや、スケジュール帳の怪しい約束の記載等、小さな証拠でも集めておくことで、探偵の調査に役立つ可能性があるでしょう。

ただし、自力での証拠収集には、配偶者にバレるリスクが潜んでいます。
不倫をしている人は常に細心の注意を払っていることから、あなたの些細な言動や行動の変化にも敏感です。
できる範囲で証拠を集め、難しい場合には探偵に任せた方がよいでしょう。

自力で証拠を集める方法と注意点について、詳しくは「浮気の証拠になるもの13選と自力で証拠を集めるポイント・注意点」の記事をご参照ください。

調査日・調査時間帯を絞る

調査日・調査時間帯を絞ることです。

配偶者の行動パターンが全くわからない場合には、調査にかなりの時間を要するでしょう。
例えば、配偶者が残業する日や飲みに行く日等がわかっているのであれば、その日に絞って調査することで費用を抑えられるだけでなく、浮気の現場を押さえられる可能性も高くなるでしょう。
あらかじめ配偶者の行動パターンを観察しておくようにしましょう。

自ら予定を入れて家を空け、浮気をしやすいタイミングを作るのもひとつの方法です。
調査日・調査時間帯を絞ることで、費用を抑えられるでしょう。

追加料金の有無を確認する

追加料金の有無を確認することです。

調査に時間を要していると思ったら、後から追加料金を請求されたというケースも少なくありません。
相場よりも安い費用だと思って依頼したら、実は追加料金が高めに設定されていて、結果として高額な費用を請求されてしまう可能性もあります。

追加料金の有無は必ず確認しましょう。
調査に時間を要するか否かは予想が難しい部分なので、できれば追加料金を設けていない探偵事務所を選ぶとよいでしょう。

費用以外で浮気調査を依頼する探偵を選ぶ4つのポイント

費用以外で浮気調査を依頼する探偵を選ぶポイントとしては、次の4つが挙げられます。

  • ホームページに探偵業届出に関する標識の掲載があるか
  • 過去に行政処分を受けていないか
  • 契約内容や費用体系をきちんと説明してくれるか
  • 調査報告書が充実しているか

以下、詳しく見ていきましょう。

ホームページに探偵業届出に関する標識の掲載があるか

ホームページに探偵業届出に関する標識の掲載があるかです。

探偵業を営む場合には、各都道府県の公安委員会に届出をしなければなりません。

依頼を検討している探偵事務所がきちんと届出をしているかどうか、ホームページ等で確認しましょう。

過去に行政処分を受けていないか

過去に行政処分を受けていないかです。

探偵は、探偵業法に違反した場合、業務停止命令等の行政処分を受けることがあります。
各都道府県警察または各都道府県公安委員会のホームページで、過去3年間で行政処分を受けた探偵事務所が公表されています。

過去に行政処分を受けている探偵事務所は避けた方がよいでしょう。

契約内容や費用体系をきちんと説明してくれるか

契約内容や費用体系をきちんと説明してくれるかです。

探偵の調査費用は決して安くありません。
費用相場も幅があり、適正額であるかを判断するのはなかなか難しいでしょう。
契約内容や費用体系をきちんと説明してくれて、疑問点にもしっかりと回答してくれる探偵事務所を選びましょう。
相場よりも極端に費用が安い場合も、その内容をきちんと確認することをおすすめします。

調査の質が低かったり、何かと追加費用がかかったりする場合もあります。
契約内容や費用体系の説明をしっかりと聞き、気になる箇所は必ず質問するようにしましょう。

調査報告書が充実しているか

調査報告書が充実しているかです。

調査報告書は、裁判の中で有力な証拠として認められる可能性が高いです。

行動記録の時間に抜けがあったり、写真が不明瞭だったりすると、せっかく調査を依頼して浮気現場を押さえられても、裁判の証拠としては不十分であると判断されてしまうでしょう。

一般的に、各事務所に調査報告書のサンプルが用意されていますので、必ずサンプルを確認しましょう。

探偵の浮気調査費用は浮気相手に請求できる?

探偵の浮気調査にかかった費用を浮気相手に全額請求するのは難しいでしょう。

裁判で調査費用が認められるためには、次の条件が必要です。

  • 調査の必要性
  • 調査費用の妥当性

調査の必要性

調査の必要性です。

争点が不貞行為の有無であるケースや自力では証拠が掴めないケースでは、調査の必要性が認められやすいでしょう。

配偶者が自白している場合や既に自力で有力な証拠を得られている場合には、調査の必要性がないと判断される可能性が高いでしょう。

調査費用の妥当性

調査費用の妥当性です。

証拠を得るための調査として妥当な費用であるかは、調査費用の請求を認められるうえで大きく影響するでしょう。

調査費用が数百万円のケースでは、全額認められることは難しいでしょう。裁判で探偵の調査費用の請求が認められる場合であっても、認められるのは費用の一部であることがほとんどです。

探偵に調査を依頼する際には、全額回収できる見込みはないと思ったうえで依頼するかどうか検討しましょう。

探偵の調査費用を含めて慰謝料請求したいなら弁護士への相談がおすすめ!

探偵の調査費用も含めて慰謝料請求したい場合には弁護士への相談がおすすめです。

示談交渉であっても、探偵の調査費用として全額回収するのは難しいですが、探偵の調査によって得られた証拠次第では、弁護士の交渉によって相場よりも高い慰謝料額を獲得できる可能性もあるでしょう。

まとめ

探偵の浮気調査の費用は決して安くはありません。

探偵に依頼を検討している場合には、無料相談を活用するなどして、複数の探偵事務所を比較して、検討するようにしましょう。

コラム監修者

SHIZU ISHIDA

SHIZU ISHIDA

所属:東京オフィス

広島県広島市出身。青山学院大学心理学科、東海大学法科大学院卒業後、新司法試験に合格し最高裁判所司法研修所を修了。弁護士として法曹界に入り、刑事、民事、法人案件等幅広い分野の専門知識を習得。弁護士登録10年目にしてネクスパート法律事務所に入所し、現在は主に離婚事件に注力している。

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