更新日:2026年2月26日 (木)

公開日:2025年3月3日 (月)

浮気調査にボイスレコーダーを使用してもいい?デメリットも紹介

浮気調査にボイスレコーダーを使用してもいい?デメリットも紹介 浮気調査にボイスレコーダーを使用してもいい?デメリットも紹介

サマリー

あなたは今、配偶者の言動に違和感があり、ボイスレコーダーを使って配偶者の浮気について調査したいと考えていませんか?

この記事では、浮気調査にボイスレコーダーを使用してもいいか、浮気調査にボイスレコーダーを使用するデメリット等について解説します。

浮気調査に使用するボイスレコーダーを選ぶポイントも紹介しますので、調査を始める前に、ぜひご一読ください。

浮気・不倫調査にボイスレコーダーを使用してもいい?

浮気調査にボイスレコーダーを使用すれば、配偶者の浮気に関連する音声が手に入る可能性がありますが、取り扱いに慎重さが求められます

ボイスレコーダーの使用方法や設置場所によっては、違法行為に該当するおそれがあるためです。

浮気調査にボイスレコーダーの使用を検討する際は、デメリットも考慮した上で、使用するかどうか決めましょう。次章で、浮気調査でボイスレコーダーを使用するデメリットを詳しく解説します。

浮気・不倫調査でボイスレコーダーを使用するデメリット

浮気調査でボイスレコーダーを使用する主なデメリットとして、以下の4つが挙げられます。

  • 配偶者にバレるおそれがある
  • 設置場所によっては違法行為となる可能性がある
  • 録音データのみでは浮気を証明できないこともある
  • 録音内容を確認する作業に負担がかかる

以下で、詳しく解説します。

配偶者にバレるおそれがある

ボイスレコーダーの設置により浮気調査をしていることが配偶者にバレるおそれがあります。

ボイスレコーダーを設置していることが配偶者にバレると、証拠を隠滅される可能性があります。浮気相手と口裏を合わせて言い逃れをされ、調査が難航することも考えられます。
配偶者が浮気をしていなかった場合、浮気を疑ったことで夫婦関係に亀裂が入り、修復が難しくなるかもしれません。

浮気調査をしていることが配偶者にバレるおそれがあることを念頭に置いて、ボイスレコーダーを使用するかどうか決めましょう。

設置場所によっては違法行為となる可能性がある

配偶者の所有物や配偶者のプライベート空間にボイスレコーダーを設置すると、プライバシー権の侵害として違法となります。

プライバシー権は、法律で明確に保証されている権利ではありませんが、判例・通説によると、憲法上の個人の尊厳および幸福追求権を根拠として保護されると考えられています(東京地裁昭和39年9月28日判決)。

夫婦間でも、個人のプライバシーは尊重されます。配偶者のカバンや衣服等の所有物や、配偶者の自室や専用の車等のプライベート空間にボイスレコーダーを設置すると、配偶者のプライバシーを侵害したと判断される可能性があるため、やめましょう。
なお、夫婦の共用スペースにボイスレコーダーを設置することは、違法となりません

ボイスレコーダーを設置する場合は、以下のような共有スペースや共有物に範囲を限定することが大切です。

  • 夫婦で共用しているリビングや寝室
  • 夫婦で共用している自家用車

録音データのみでは浮気・不倫を証明できないこともある

ボイスレコーダーの録音データのみでは、浮気を証明できないこともあります。

ボイスレコーダーは仕掛けられる場所が限定されるため、誰と誰の会話なのか、どのような内容の会話なのか、はっきりしないケースは少なくありません。肉体関係をほのめかす会話を録音できたとしても、録音データのみでは実際に肉体関係を持ったことがわからないため、言い逃れされることも考えられます。

録音データのみでは浮気を証明できない場合もあることを念頭に置いて、ボイスレコーダーを使用するかどうか決めましょう。

録音内容を確認する作業に負担がかかる

ボイスレコーダーの録音内容を確認する作業には、時間的にも精神的にも負担がかかります。

長時間に及ぶ録音データから浮気の証拠となるような会話や音声を探し出すには、かなりの時間を要するでしょう。
ご自身で録音内容を確認しなければならないため、配偶者が浮気相手に告げた愛の言葉やあなたの悪口等、聞きたくないことや知りたくないことを耳にするおそれがあります。

録音内容を確認する作業に時間的・精神的な負担がかかることを念頭に置いて、ボイスレコーダーを使用するかどうか決めましょう。

ボイスレコーダーの録音で浮気・不倫の証拠になるもの

ボイスレコーダーの録音データを浮気の証拠に利用するためには、配偶者と浮気相手が肉体関係を持ったことがわかる会話や音声が必要です。

浮気の証拠になり得る録音データとして、以下のようなものが挙げられます。

  • 肉体関係を持っていることがわかる音声
  • 肉体関係を持ったと推認できる会話
  • 配偶者が浮気を自白した音声

以下で、詳しく解説します。

肉体関係を持っていることがわかる音声

肉体関係を持っていることがわかる音声は、浮気の証拠になり得ます。

たとえば、あなたの外出中に配偶者が浮気相手を自宅に招き入れ、あるいは夫婦共有の車の社内で肉体関係に及んでいる音声を録音した場合、その音声のみで肉体関係を裏付ける証拠となる可能性があります。性行為を行っていることを示唆する音声、行為中にお互いの名前を呼び合っている音声があれば、有力な証拠として認められる可能性が高くなるでしょう。

ただし、誰と誰が肉体関係を持っているか音声から判断できない場合は、「アダルトビデオを見ていた」「ふざけていただけで肉体関係は持っていない」等と言い逃れされるおそれがあります。

配偶者と浮気相手が肉体関係を持っていることがわかる音声は、浮気の証拠として利用できる可能性があります。

肉体関係を持ったと推認できる会話

肉体関係を持ったと推認できる会話は、浮気の証拠になり得ます。

たとえば、配偶者と浮気相手が性行為について話している音声があれば、浮気の証拠となる可能性があります。
ただし、いつ・誰と誰が肉体関係を持ったのか判断できなければ、浮気の証拠としては弱いです。ほかの証拠と組み合わせれば、浮気の証拠として利用できる可能性が高まります。

たとえば、「この間のラブホはお風呂が広くて、2人でゆっくり入れたね」等の録音データに加え、ラブホテルに出入りする写真やドライブレコーダーの映像、ラブホテルの領収書等があれば、肉体関係があったことを証明しやすくなります。
配偶者と浮気相手が肉体関係を持ったと推認できる会話は、浮気の証拠として利用できる可能性があります。

配偶者が浮気・不倫を自白した音声

配偶者が浮気を自白した音声は、浮気の証拠になり得ます。
口頭でも、自分の意思で自分にとって不利益な発言をしているのだから、信ぴょう性が高いと判断される傾向にあるためです。

配偶者が浮気相手と肉体関係を持ったことを認める発言をした音声は、浮気の証拠として利用できる可能性が高いでしょう。

浮気・不倫調査に使用するボイスレコーダーを選ぶ際のポイント

浮気調査に使用するボイスレコーダーを選ぶ際の主なポイントとして、以下の4つが挙げられます。

  • 録音時間・バッテリーの持続時間
  • 録音性能
  • データ容量
  • サイズ

以下で、詳しく紹介します。ボイスレコーダーを選ぶ際の参考にしてください。

録音時間・バッテリーの持続時間

ボイスレコーダーを選ぶ際は、録音時間・バッテリーの持続時間を確認しましょう。

浮気調査のためにボイスレコーダーを仕掛ける場合、長時間連続で録音するケースが多いです。録音時間・バッテリーの持続時間が短いと、肝心なシーンの録音ができず、浮気の証拠を得るチャンスを逃しかねません。

日中継続して録音するなら、20時間以上録音できるボイスレコーダーを選ぶと良いでしょう。

録音性能

ボイスレコーダーを選ぶ際は、録音性能も確認しましょう。

長時間録音できても、不鮮明で何を言っているかわからない、周囲の雑音で音声が聞き取れないようでは、ボイスレコーダーを仕掛けた意味がありません。

配偶者にバレないよう離れた場所に隠して設置するでしょうから、ノイズキャンセル機能があるボイスレコーダーを選ぶと良いでしょう。

データ容量

ボイスレコーダーを選ぶ際は、データ容量も確認しましょう。

長時間録音するとなると、データ容量も大きいものを選ぶ必要があります。
データ容量が小さいと、途中で容量がいっぱいになってしまい、肝心なシーンの録音データが保存できないことになりかねません。録音時間・バッテリーの持続時間が長いからといって、データ容量も大きい商品ばかりではありません。

録音時間・バッテリーの持続時間に加えて、データ容量も確認しましょう。

サイズ・デザイン

ボイスレコーダーを選ぶ際は、サイズやデザインも確認しましょう。

周囲に馴染まないデザインや大きさのボイスレコーダーを設置すると、目立ちやすく、発見される可能性が高くなります。

設置場所により選ぶべきサイズやデザインは異なりますが、なるべく小さく、部屋のインテリアや自家用車の内装等、設置場所にマッチするものを選ぶと、気付かれにくいでしょう。

ご自身での浮気・不倫調査に不安があれば探偵を利用する方法も

ご自身での浮気調査に不安があれば、探偵を利用するのも方法のひとつです。

ボイスレコーダーを使用した浮気調査は、設置場所によっては違法行為となり、配偶者にバレて調査が難航することも考えられます。録音や音声データの確認に労力を費やしても、肉体関係を裏付ける証拠としては不十分なケースも少なくありません。

ご自身での浮気調査は難しいと感じたら、探偵に浮気調査を依頼することも検討してみてもいいかもしれません。
ただし、探偵の調査費用は数十万〜数百万円と高額になる傾向にあるため、依頼前に複数の事務所で見積もりをとることをお勧めします。

探偵に浮気調査を依頼する場合の費用について、詳しくは「探偵の浮気調査の費用相場と安くするための4つのポイントを徹底解説」をご参照ください。

まとめ

ボイスレコーダーの使用にはデメリットもあるため、使用するかどうか慎重に検討する必要があります。ボイスレコーダーを使用する場合は、違法行為とならないよう、設置場所を選ぶことが大切です。

配偶者の浮気が発覚し、「浮気相手に対して慰謝料を請求したい」との考えが頭をよぎったら、ぜひネクスパート法律事務所にご相談ください。

ネクスパート法律事務所には、豊富な経験と解決ノウハウを有する弁護士が多数在籍しています。あなたの状況を丁寧にヒアリングし、適切なアドバイスをいたします。
初回相談は30分無料です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

コラム監修者

SHIZU ISHIDA

SHIZU ISHIDA

所属:東京オフィス

広島県広島市出身。青山学院大学心理学科、東海大学法科大学院卒業後、新司法試験に合格し最高裁判所司法研修所を修了。弁護士として法曹界に入り、刑事、民事、法人案件等幅広い分野の専門知識を習得。弁護士登録10年目にしてネクスパート法律事務所に入所し、現在は主に離婚事件に注力している。

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