更新日:2026年3月2日 (月)

公開日:2024年9月3日 (火)

実際の裁判例から学ぶ!夫の浮気の兆候&疑いが確信に変わるきっかけ

実際の裁判例から学ぶ!夫の浮気の兆候&疑いが確信に変わるきっかけ 実際の裁判例から学ぶ!夫の浮気の兆候&疑いが確信に変わるきっかけ

サマリー

急に残業や出張が増えた、スマホを手放さなくなった等、夫の行動に変化がみられたら、「浮気をしているのではないか」と疑心暗鬼になるかもしれません。
浮気をすると、言動や態度に共通の兆候が見られることがあります。
この記事では、これまで実際の裁判で不貞慰謝料を請求してきた方々が、どのようなことを浮気の兆候として見抜いたのか、疑いが確信に変わるきっかけとなったのかを紹介します。
夫が浮気しているかどうか判断する際の参考になれば幸いです。

夫の浮気の兆候|実際に浮気を見抜く決め手となった4つのサイン

実際に夫に浮気をされた人は、どのような言動から浮気を疑ったのでしょうか。

 

後に不貞慰謝料を請求するに至った事例(裁判例)で、夫の浮気を見抜く決め手となった4つのサインを紹介します。

 

もっとも、以下の言動が見られるからと言って、必ずしも浮気をしているとは限りません。
あくまで一例として、参考にしていただければと思います。

夜間の外出・深夜の帰宅が増えた

夜間の外出・深夜の帰宅が増えたことから、夫の浮気を疑うケースは多いです。

 

例えば、東京地裁令和3年2月15日判決では、原告である妻は、以下のことから夫の浮気を疑うようになりました。

 

  • 夫の帰りが遅い
  • 自宅に女性物のTシャツが落ちていたことを不審に思い、夫に問いただすと激高した
  • 自宅の固定電話の留守電に女性の声で「熱が出ているから帰ってきてほしい」という内容のメッセージが入っていた

 

名古屋地裁令和2年3月13日判決では、原告である妻は、以下のような夫の行動を不審に思い、浮気を疑うようになりました。

 

  • 仕事を理由に帰宅時間が深夜1時から2時頃となった
  • 以下のような理由で、毎晩のように深夜に帰宅するようになった
  • 仕事関係の人とサウナに行ったが、夜遅くなったので仮眠を取って帰る
  • 友人宅でアクセサリーを作ってくる

 

これらの事例では、のちに夫が被告である相手女性との肉体関係を認めています。

 

夜間の外出・深夜の帰宅が増えたら、他にも浮気を匂わせるものがないか、夫の言動を観察してみても良いかもしれません。

 

無断外泊をする

無断外泊をすることから、夫の浮気を疑うケースもあります。

 

例えば、東京地裁平成30年12月26日判決では、原告である妻は、無断外泊を繰り返す夫を不審に思い、浮気を疑うようになりました。

 

この事例では、最終的に相手女性との肉体関係が発覚しています。

 

もちろん、突発的な事情で外泊せざるを得ないことがあるかもしれません。ただ、連絡ひとつ入れられない状況というのはそう多くないでしょう。

 

無断外泊が繰り返される場合、浮気を疑うのも無理はないでしょう。

 

怒りっぽくなった・距離を置くようになった

怒りっぽくなった・距離を置くようになったことから、夫の浮気を疑うケースもあります。

 

例えば、東京地裁令和4年2月18日判決では、原告である妻は、夫の以下のような言動を不審に思い、夫の浮気を疑うようになりました。

 

  • 夫が原告に対して怒りっぽくなったと感じた
  • 夫が原告と距離を置くようになったと感じた
  • 夫が自身の携帯電話機を片時も手放さなくなった
  • 夫の飲み会や外泊が増えた

 

夫は被告である相手女性を「ただの後輩」と述べ、交際を認めませんでしたが、裁判所は、夫と被告との間に肉体関係の存在を強く推認させる事情があると判断しています。

 

怒りっぽくなった・距離を置くようになった等が、浮気を疑うきかっけになることがあります。

 

普段行かない場所に行くようになった

普段行かない場所に行くようになったことから、夫の浮気を疑うケースもあります。

 

例えば、東京地裁平成28年2月17日判決では、原告である妻は、クレジットカードのETC利用履歴に不自然な点を見つけたことをきっかけに、夫の浮気を疑うようになりました。

 

夫の携帯電話に女性から親密な関係であることを窺わせる内容のSMSが来ていたこともあり、夫を問いただしたところ、夫は被告である相手女性との肉体関係を認めました。

 

普段行かない場所に行くようになったことが、浮気を疑う要素となることがあります。

 

夫の浮気の兆候が確信に変わったきっかけ

「夫が浮気しているかもしれない」との疑いは、どのようにして確信に変わるのでしょうか。

 

実際の裁判で語られた、夫の浮気の兆候が確信に変わったきっかけを紹介します。

 

浮気相手との親密なメッセージを発見した

浮気相手との親密なメッセージを発見したことが、夫の浮気を確信するきっかけとなるケースが多いです。

 

例えば、東京地裁令和2年3月6日判決では、夫の浮気を疑った原告である妻が、夫の携帯電話を確認したところ、夫が、被告である相手女性と、SNSで次のような親密なメッセージのやり取りを頻繁にしていることを発見しました。

 

  • 「とっても楽しかった〓最高に気持ち良かったし,うちら体の相性も最高だね(^^)(^^)」
  • 「来週も楽しみ(^^)またハッスルしちゃう〓」
  • 「今日ねぇ,脱毛いっただよ」「全部ないから,ビックリしないように(笑)」

 

裁判では、上記のやり取りやその後の調査会社による調査報告書等をもとに、夫と被告女性が複数回にわたり肉体関係を持っていたことが認定されています。

 

東京地裁平成23年3月23日判決でも、夫の鞄の中に使いかけのコンドームを発見して夫の浮気を疑った妻が、夫がパソコンに保存していた被告からの受信メール文を発見したことで、夫の浮気を確信したと述べています。

 

この事例でも、のちに夫は被告との肉体関係を認めています。

 

浮気相手との親密なメッセージが、浮気を確信するきっかけになることはよくあります。

 

調査会社による調査で女性の自宅への出入りが発覚した

調査会社による調査で、夫の浮気を確信するケースも多いです。

 

例えば、東京地裁平成25年7月31日判決では、原告である妻は、親族の結婚式に参列するために家族で訪れた旅先で、些細なことで口論した夫が強く離婚を主張したこと、女性用のエプロンを土産に購入したことなどをきっかけに、浮気を疑うようになりました。

 

調査会社に調査を依頼した結果、夫が被告である相手女性の自宅に出入りしていることが発覚し、浮気を確信しています。

 

夫と被告は、以下のような肉体関係の存在を示すメールを交わしていたことから、後の裁判でも、夫と被告女性が肉体関係を伴う交際をしていたことが認定されています。

 

  • 「早くHしたいな」
  • 「身体も夫くんの物だし〜」
  • 「結局今日もしちゃったね〜キモチよかった」

 

夫の行動を不審に感じ、調査会社に調査を依頼した結果、疑いが確信に変わるケースはよくあります。

 

まとめ

浮気をすると、言動に変化が見られるケースは多いです。

 

「もしかして」と感じたら、その違和感を見過ごさず、夫の行動や態度の変化に目を向けてみてください。日々の小さなサインが、真実に気づく手がかりになることもあります。浮気の兆候が確信に変わり、法的措置を検討するなら、弁護士への相談も検討することをお勧めします。

 

弁護士に相談すれば、あなたのケースに合わせた最適な解決方法をアドバイスしてもらえるため、納得のいく解決が図りやすくなります。

 

ネクスパート法律事務所は、不貞問題に関するご依頼を多数お受けしているため、豊富な経験と解決ノウハウを有しています。

 

初回相談は30分無料です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

コラム監修者

SHIZU ISHIDA

SHIZU ISHIDA

所属:東京オフィス

広島県広島市出身。青山学院大学心理学科、東海大学法科大学院卒業後、新司法試験に合格し最高裁判所司法研修所を修了。弁護士として法曹界に入り、刑事、民事、法人案件等幅広い分野の専門知識を習得。弁護士登録10年目にしてネクスパート法律事務所に入所し、現在は主に離婚事件に注力している。

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