更新日:2026年2月26日 (木)

公開日:2024年1月16日 (火)

不倫で弁護士から電話がかかってきた場合の対処法

不倫で弁護士から電話がかかってきた場合の対処法 不倫で弁護士から電話がかかってきた場合の対処法

サマリー

残された不在着信の番号をインターネットで検索したところ、特定の法律事務所の番号であることが判明し、ドキっとしていませんか?

法律事務所から連絡がくる心あたりが“あなたが不倫していること”しかない場合、まずはこの記事を読んで、今後の対応に備えてください。

不倫の当事者に対し、弁護士がファーストアクションで電話をかけてくる状況として、次の5つのシチュエーションが考えられます。

・あなた宛の書面が届かなかった
・あなたが弁護士からの書面を無視した
・弁護士に依頼した相手方があなたの住所を把握していない
・あなた側に書面ではなく電話連絡が望ましい事情がある
・弁護士に依頼した相手方が一刻も早い解決を希望している

いずれの場合でも、気が動転した状態で不用意に電話に応じてしまうと、不利な状況に追い込まれることもあります。

不倫について弁護士から電話がかかってきた場合の対応について、以下の2つのポイントをしっかりと抑えておきましょう。

不在着信の電話番号が弁護士だったら折り返すべき?

携帯電話に残された着信履歴が弁護士(法律事務所)の番号だったとしても、1度目の連絡であれば無理に折り返さなくても大きな問題とはならないでしょう。

ただし、何度も連絡が入っている場合は無視を続けるのは禁物です。

ファーストアクションなら次の連絡を待ってもOK

不在着信の番号が法律事務所のものと判明しても、それが弁護士からのファーストアクションで、留守番電話も残されていなければ、折り返さずに次の連絡を待っても良いでしょう。

電話をかけた側の弁護士も、あなたが見知らぬ番号にすぐに応答するとは考えていません。かけた番号の電話の持ち主があなたであることを確認できていない状況では、基本的に留守番電話にメッセージを残すこともないでしょう。

焦って折り返しの連絡をするよりも、冷静になり、次の連絡に備えて応答時のシミュレーションを行うのも有効です。

弁護士からの電話への対応方法は、2章「弁護士からの電話へのスマートな応答方法」をご参照ください。

何度もかかってきていたら折り返した方がベター

次のような場合は、放置せずに折り返し連絡をするのが望ましいでしょう。

  • 弁護士から何度も電話がかかってきている
  • 折り返しの連絡を求める留守番メッセージが残っている

再三の連絡を無視すると、弁護士は別の手段であなたとコンタクトを取ろうとする可能性があります。

例えば、あなたがその弁護士からの書面での連絡を無視(または受取拒否)したことで、電話連絡に切り替わった場合、そのまま放置しつづけると、訴訟提起等のアクションに移るおそれがあります。

あなたが既婚者の場合には、弁護士が、あなたの配偶者にまで不倫の事実が知れ渡らないようにと配慮して、電話でのコンタクトを試している可能性もあります。この場合、あなたが連絡を無視し続けると、弁護士はやむなく勤務先への連絡や訪問を検討せざるを得ないことがあります。

もちろん、弁護士は、勤務先への連絡については、他の方法で連絡が取れないような場合にやむを得ず行う方法として位置づけているので、あなたのプライベートな事柄が勤務先に知られないよう、身分や連絡内容を伏せて接触を試みるなど、非常に慎重に対応することが考えられます。

しかし、勤務先に電話がかかってくることや、弁護士と直接会って対峙することは、あなたにとって心理的に負担が大きいでしょう。

弁護士から何度も電話がかかってきているのに無視を続けると、次の展開を促すことにもなりかねないため、要件を確認するためにも折り返し連絡するのが望ましいでしょう。

弁護士からの電話へのスマートな応答方法

弁護士からの電話に応答するとき、あるいは着信に折り返すときには、次の点に留意して慎重に対応しましょう。

  • 用件を聞くに徹して明確な返答を避ける
  • 弁護士に相談してから回答すると告げて早めに電話を切る

用件を聞くに徹して明確な返答を避ける

電話をかけてきた弁護士が不倫相手の配偶者の代理人だったら、まずは用件を確認しましょう。

弁護士が電話連絡を試みるのは、電話でしかあなたとコンタクトを取る方法がない場合であることが多いため、いきなり「不倫を認めるか」と問い詰められたり、「いくらなら支払えるのか」と煽られたりすることは基本的にはないでしょう。

しかし、開口一番に「慰謝料を請求する」と言われたり、「あなたが認めないなら裁判するしかない」と圧力をかけられたりするケースも稀にあるようです。この場合、相手方の弁護士は、あなたから、不倫を認める、あるいは慰謝料の支払いの意思を示したと解釈できる言質を取ろうとしている可能性も否定できません。

そのため、弁護士からの電話の用件や交渉への姿勢に応じて、慎重に言葉を選びましょう。

一口に弁護士といっても、それぞれに個性があり、考え方や交渉の方針も異なるため、すべてのケースで「このように答えておけば100%安心!」とは言い切れませんが、レスポンスに悩むあなたのために、想定問答集をご用意しました。

弁護士からの電話に落ち着いて対応できるよう、心の準備を整えるためのツールの一つとして、ご参考までにお目通しください。

弁護士からの質問 回答例
あなたが交際されている〇〇さんの妻(or夫)の代理人としてお電話をしました。今後のことについてお話し合いをしたいので、事務所にご来所いただくか、どこかでお会いできますか? ①電話で用件を聞くことに不安がない場合

「まずは、このお電話で、そちらのご主張をお聞かせいただけますか?」

②電話で用件を聞くことに不安がある場合

「電話や面談での対応が難しいので、恐れ入りますが、まずはそちらのご主張を書面(orメール)で、お送りいただけますか?」

〇〇さんと不貞関係にあることは認めますか? 「現時点でご回答はできかねます。」
あなたが〇〇さんと不倫していた証拠を確保しています。交渉での解決をご希望であれば、〇月〇日までに慰謝料〇〇〇万円を支払ってください。 「仰りたいことはわかりました。こちらも弁護士に相談して(or検討後)改めてご連絡します。」
早期円満解決のため、あなたにお支払い頂ける金額をご提示いただければ、依頼者と前向きに検討したいと思います。いくらならお支払いいただけそうですか? 「現時点でご回答はできかねます。」
不貞を認めていただけないなら、裁判を起こすしかありません。 「弁護士に相談したいので、少しお時間をください。」
いつ返事をもらえますか? ①回答の目途を立てられる場合

「〇月〇日頃までにお返事します。」

「1週間後にご連絡します。」など

②回答の目途を立てられない場合

「結論がまとまり次第、ご連絡します。」

「回答の目途はお伝えできませんが、なるべく早くお返事します。」

上記に記載のないことを聞かれたときや、「Yes」「No」での回答を迫られたときには、「現時点ではご回答はできかねます。」と述べましょう。

弁護士から電話がかかってきても、その場で何かしらの結論を出さなければならないわけではありません。
不倫について言及されても、明確な返答は避け、用件を聞くことに徹するという点を意識して対応しましょう。

弁護士に相談してから回答すると告げて早めに電話を切る

相手方弁護士の用件を聞き終えたら、「後日回答します。」「こちらも弁護士に相談してから回答します。」などと告げて、早めに電話を切りましょう。

通話を終了したら、相手方の弁護士から聞き取った内容を記憶が新しいうちに、書き留めておいてください。

弁護士からの電話への応答という第一関門を乗り越えたら、あなたも弁護士のサポートを受けるために、法律相談の予約を取りましょう。

 💡 弁護士への相談・依頼について、疑問や不安がある方は、「不倫問題と弁護士|相談・依頼に関する疑問を68のQ&Aでスッキリ解消」の記事をぜひご一読ください。

さいごに

相手方が弁護士を立てている場合、何の手立ても打たないままでは、連絡や請求がたち消えることはまずありません。

相手方に弁護士が就いているからといって、必ずしもあなたも弁護士に依頼しなければならないわけではありませんが、ご自身で進める場合でも、法律事務所に足を運んで法律相談だけはされた方が良いです。
なぜなら、ご自身では正しいと思っていることが法律的に正しいとは限りませんし、自分では気づいていないことが実は重要なことというケースもよく見られるからです。

弁護士は、法律事務所にご相談に来られる方が、弁護士に依頼した方が良いかどうかのアドバイスもできます。「可能なら弁護士を立てずに自分で対応したい。」と考えている方は、この点も含めてご相談されると良いでしょう。

ネクスパート法律事務所では、不倫慰謝料を請求された方からの初回相談無料で対応しております。相手方の弁護士から150万円以上の慰謝料を請求されている場合は、当事務所にご相談ください。

相手方の弁護士からの突然の電話連絡にお困りの方に、いち早く対応するため、電話・メール・LINEでのお問い合わせ・相談ご予約を24時間対応で受け付けております。

ご自身の不貞により、配偶者または不貞相手の配偶者から慰謝料請求を受けている方は、お気軽にお問い合わせください。

無料相談を活用して、当事務所の弁護士と解決の一歩を一緒に踏み出してみませんか? 

コラム監修者

SHIZU ISHIDA

SHIZU ISHIDA

所属:東京オフィス

広島県広島市出身。青山学院大学心理学科、東海大学法科大学院卒業後、新司法試験に合格し最高裁判所司法研修所を修了。弁護士として法曹界に入り、刑事、民事、法人案件等幅広い分野の専門知識を習得。弁護士登録10年目にしてネクスパート法律事務所に入所し、現在は主に離婚事件に注力している。

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