更新日:2026年2月26日 (木)

公開日:2024年11月27日 (水)

仕返しに浮気はあり?NGな復讐方法と法的にけじめをつける方法

仕返しに浮気はあり?NGな復讐方法と法的にけじめをつける方法 仕返しに浮気はあり?NGな復讐方法と法的にけじめをつける方法

サマリー

パートナーに浮気をされていたら、どうにかして復讐したいと考える人も多いでしょう。
目には目を歯には歯をとの考えから、「仕返しに自分も浮気をしてやる!」と衝動的に行動してしまう人も少なくありません。

しかし、衝動的な行動がかえってあなたに不利益を及ぼす可能性もあります。まずは冷静に、自分にとって納得のいく決着方法を見つけましょう。

この記事では、主に次のことについて解説しています。

仕返しに浮気する行為に潜む問題点
浮気の仕返しとしてNGな行動
法的にけじめをつける3つの方法

ぜひ参考にしてください。

パートナーの浮気の仕返しに浮気するのはあり?

パートナーの浮気の仕返しに自分も浮気するのはおすすめできません。
特に、パートナーと婚姻関係にある場合には、法的なトラブルに発展する可能性があります。

婚姻関係にある場合

パートナーと婚姻関係にある場合、あなたの浮気を理由にパートナーから慰謝料請求される可能性があります。

夫婦には貞操義務、つまりお互いに配偶者以外の人と肉体関係を持たない義務があります。
婚姻関係にある以上、パートナーが浮気をしているからと言って、あなたの貞操義務がなくなるわけではありません。

お互いに慰謝料請求し合うといった泥沼化の可能性だけでなく、あなたは浮気の証拠を掴めず、パートナーは浮気の証拠を掴んでいた場合には、あなただけ慰謝料を支払わなければならない事態にもなり得ます。

仕返しに浮気するのは避け、他の方法を考えましょう。

婚姻関係にない場合

パートナーと婚姻関係にない場合、法的には問題にならないことが多いです。

実際に、恋人の浮気の仕返しに自分も浮気したことがあるという人も少なくはありません。
ですが、好きな人と浮気するわけではなく、復讐のために浮気することはあなたの心を傷つける可能性があるでしょう。

パートナーとの溝も深まることになり、関係が悪化してお別れする可能性が高くなります。

浮気に仕返しをしたことがある人は半数以上!

株式会社マイナビが運営するサイトであるマイナビウーマンが、浮気された経験がある20歳~39歳の男女160人を対象に実施したアンケートによると、浮気に仕返しをしたことが「ある」と回答した人が65.0%と半数以上を占めていることが分かります。

画像引用元:浮気の復讐はどうすべき? スカッとするやり方とNGな復讐方法【体験談】|「マイナビウーマン」 (mynavi.jp)

浮気をされた人の半数以上が、何らかの形で仕返しをしていることがわかるでしょう。

浮気に仕返しをしたくなる3つの理由

なぜ、浮気をされた人の多くが仕返しをしたくなるのでしょう?

仕返しをしたくなる理由として、次の3つのことが考えられます。

  • 裏切られたことが許せない
  • 自分と同じ辛い気持ちを味わって欲しい
  • 二度と浮気をさせないようにしたい

以下、詳しく見ていきましょう。

裏切られたことが許せない

裏切られたことが許せないからです。

「浮気をするなんて思いもしなかった。」
信頼していたパートナーの浮気によって、裏切られた気持ちになるのは当然です。
信頼していた人の裏切りは、初めはショックで悲しい気持ちになりますが、徐々に怒りや憎しみへと変化するでしょう。

パートナーに対する怒りや憎しみから、仕返しをしたくなる感情が湧き出てくるのかもしれません。

自分と同じ辛い気持ちを味わって欲しい

自分と同じ辛い気持ちを味わって欲しいからです。

あなたはパートナーの浮気を知ったことで、とても辛い思いをしたことでしょう。
それにもかかわらず、パートナーが反省している態度を見せないような場合には、パートナーにも辛い気持ちを味わって欲しいと考えるでしょう。

自分の辛い気持ちを理解して欲しいと思い、仕返しをしたくなるのかもしれません。

二度と浮気をさせないようにしたい

二度と浮気をさせないようにしたいからです。

これから先もパートナーと一緒にいる選択をする場合には、二度と浮気をさせたくないですよね。二度と浮気をさせないために、パートナー自身が浮気をしたことを後悔するような苦い経験をさせたいと考える人も多いでしょう。

仕返しをすることで、「こんな仕返しをされるなら浮気なんて二度としない!」と思わせたいことから、仕返しを考えるのかもしれません。

浮気の仕返しとしてNGなその他の3つの行動

1章で、仕返しに浮気をする行為に潜むリスクについて解説しました。

仕返しに浮気をする以外にも、パートナーへの浮気の仕返しとしてやってはいけない行動があります。

パートナーを脅したり暴力を振るったりする

パートナーを脅したり暴力を振るったりすることはやめましょう。

「浮気していたことを、親や友人、会社にバラしてやる!」
感情的になるあまり、このような発言をすると、脅迫罪に問われる可能性があります。
さらに、暴力を振るってしまうと、暴行罪や傷害罪に問われる可能性があります。

許せない気持ちは十分わかりますが、脅したり暴力を振るったりすることはやめましょう。

SNS上で浮気を暴露する

SNS上で浮気を暴露することはやめましょう。

SNSは匿名かつ気軽に投稿できることから、ついつい暴露してしまいがちです。
パートナーの浮気を投稿して、共感を得たいという気持ちも分かります。
しかし、不特定多数の人が見ることのできるネット上に、浮気の詳細について書き込んだ場合には、名誉毀損罪に問われる可能性があります。

近頃は、浮気をされた人のアカウントのコミュニティも広まっていますが、SNSに浮気の詳細を書き込むことはやめましょう。

浮気相手(不倫相手)の家や職場に押しかける

浮気相手(不倫相手)の家や職場に押しかけることはやめましょう。

パートナーだけでなく、その浮気相手に怒りの感情が向くのは当然です。
浮気相手に直接会って、怒りの感情をぶつけてやりたいと考える人は多いでしょう。あなたと浮気相手が接触することで、パートナーにも精神的なダメージがかかるでしょう。

しかし、浮気相手の家に勝手に侵入した場合には、住居侵入罪に問われる可能性があります。さらに、浮気相手が引き取るように要求しているにもかかわらず、無理に居座った場合には、不退去罪に問われる可能性もあります。
職場に押しかけて、職場の人もいる中で暴言を吐いたり、浮気の事実を言いふらしたりすると、侮辱罪や名誉棄損罪に問われる可能性があります。
あなたが職場に押しかけたことで、会社の業務に影響を及ぼした場合には、業務妨害罪に問われる可能性があります。

浮気相手(不倫相手)の家や職場に押しかけることはやめましょう。

浮気の仕返しをする前に考えるべき3つのこと

仕返しをする前に、次の3つについて考えてみましょう。

  • 本当に浮気しているのか
  • 衝動的に行動しようとしていないか
  • 自分に不利にならないか

以下、詳しく見ていきましょう。

本当に浮気しているのか

本当に浮気しているのかです。

最近帰りが遅いことが多い、スマホを見ている時間が長い等、浮気を疑う理由は様々です。
単なる誤解であったにもかかわらず、あなたが仕返しをしてしまうと、パートナーとの関係に大きな溝ができてしまいます。

法的に決着をつけるには、浮気相手との間に肉体関係があったことが必要です。
まずは、本当に浮気をしているのかを確かめることから始めましょう。

衝動的に行動しようとしていないか

衝動的に行動しようとしていないかです。

パートナーの浮気が発覚した今、あなたは悔しい気持ちや悲しい気持ち、怒りの気持ち等、様々な感情で混乱している状況にあります。混乱した状況のまま、衝動的に行動してしまうと、後に後悔する可能性が高いでしょう。

まずは落ち着いて、冷静に、あなたにとって最適な決着方法を考えましょう。

自分に不利にならないか

自分に不利にならないかです。

前章のとおり、浮気の仕返しでした行動であっても、あなたが罪に問われたり、賠償責任を負ったりする可能性もあります。
先に浮気をした方が悪いのは間違いありませんが、それを理由になんでもかんでもやってよいわけではありません。

あなたがしようとしている行動が、あなたにとって不利にならないかをよく考えましょう。

仕返しに浮気ではなく法的にけじめをつける方法も!

仕返しは、怒りの感情をその行為にぶつけているだけで、現状を良い方向に向けてくれるかというと、そうではないことが多いでしょう。

パートナーの浮気から立ち直れない時のけじめのつけ方として、次の3つの法的な措置が挙げられます。

  • パートナーと離婚する
  • パートナーに対して慰謝料請求する
  • 不倫相手に対して慰謝料請求する

なお、法的な措置が取れるのは、原則としてあなたとパートナーが婚姻関係にある場合に限られます。

パートナーと離婚する

浮気によってパートナーと離婚したいと考えた場合には、パートナーが離婚を拒否しても、裁判で離婚が認められる可能性が高いです。

パートナーの浮気(不貞行為)は、裁判上の離婚事由のひとつとして規定されています(民法770条)。
したがって、浮気(不貞行為)があったことを証明できれば、パートナーの合意がなくても離婚できます。

浮気をしたことがどうしても許せない・このまま一緒に生活することを考えられない場合には、離婚をして新たな道を進むこともひとつのけじめのつけ方でしょう。

パートナーに対して慰謝料請求する

パートナーに対する慰謝料請求もひとつの方法です。

経済的な負担を課すことは、けじめをつける方法として有効でしょう。

離婚をしなくてもパートナーに対して慰謝料を請求できます。しかし、婚姻関係にある夫婦の場合には、実質的に家計は一つですから、パートナーからあなたに対して慰謝料が支払われても、家計としてはプラスマイナスゼロになります。

離婚する場合には当然家計も別になりますから、慰謝料請求することで、けじめをつけられるでしょう。

不倫相手に対して慰謝料請求する

不倫相手に対する慰謝料請求もひとつの方法です。

不倫慰謝料の請求相手は、パートナーと不倫相手どちらにしても構いません。
被害者であるあなたが決められます。

離婚をしない場合には、不倫相手に対して慰謝料を請求することで、不倫相手との決着をつけられるだけでなく、パートナーにも反省を促せるでしょう。

まとめ

多くの人が浮気の仕返しをしてやりたいと考えているでしょう。
しかし、仕返しの方法を間違えてしまうと、かえってあなたが不利になってしまうこともあります。

法に触れずにけじめをつけるには、法的措置を取ることもひとつの方法です。
法的措置を取ることで、パートナーやその浮気相手(不倫相手)の謝罪と反省を促し、あなたにとってもけじめをつけられる可能性が高いでしょう。

法的な措置を検討する場合には、弁護士に相談することをおすすめします。弁護士に相談することで、あなたにとって最適な決着方法が見つかるでしょう。

ネクスパート法律事務所では、仕事が忙しくて相談に行けない人や遠方にお住まいの方のためにLINEによる相談も受け付けています。ぜひ一度ご相談ください。

コラム監修者

SHIZU ISHIDA

SHIZU ISHIDA

所属:東京オフィス

広島県広島市出身。青山学院大学心理学科、東海大学法科大学院卒業後、新司法試験に合格し最高裁判所司法研修所を修了。弁護士として法曹界に入り、刑事、民事、法人案件等幅広い分野の専門知識を習得。弁護士登録10年目にしてネクスパート法律事務所に入所し、現在は主に離婚事件に注力している。

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