更新日:2026年6月8日 (月)
公開日:2026年6月8日 (月)
不安を解消!相手の弁護士に会う前に知っておきたい事前準備と心構え
不倫相手の配偶者から慰謝料請求され、今度、相手の弁護士に会う予定の方もいるでしょう。
弁護士に会うのが初めてで、不安や緊張を抱えているかもしれません。
相手の弁護士に会う際には、適切な対応が求められますから、万全の準備をしましょう。
この記事では、相手の弁護士に会う際の事前準備と心構えについて解説しています。
ぜひ参考にしてください。
相手の弁護士に会う前に準備すべきこと
相手の弁護士に会う前に準備すべきことは、次の3つです。
- 事実関係の整理
- 慰謝料相場の確認
- 自分の意向や希望の明確化
以下、詳しく説明します。事実関係の整理
1つめは、事実関係の整理です。
不倫関係に至った経緯や、その後の交際期間・交際態様等を時系列に沿って整理しましょう。
事実関係を整理することで、主張を正確に伝えられ、ご自身の立場を守ることにも繋がります。感情に流されず、理性的に対応できるでしょう。
相手の弁護士との面談では、自分に不利なことを積極的に答える必要はありませんが、事実関係を認識することは大切です。
相手の言い分が事実と異なる場合には、ご自身の認識とそれを証明する証拠によって、訂正する必要があります。
事実関係を整理しないで面談に臨むと、記憶が曖昧なために相手の言い分に流されるおそれがあります。
事実関係を適切に主張できると、交渉がスムーズに進むだけでなく、相手の弁護士と対等な話し合いを実現しやすいでしょう。
相手の言い分だけで交渉が進むのを避けるためにも、事前に事実関係を整理しましょう。慰謝料相場の確認
2つめは、慰謝料相場の確認です。
慰謝料相場を確認することで、自分が請求されている金額が妥当かどうかを判断できます。妥当な慰謝料額をご自身で的確に判断するのは難しい部分があると思いますが、おおまかな相場だけでも把握することが大切です。慰謝料相場を把握することで、過剰な請求を避けられます。
減額交渉をする際の交渉力の向上にも繋がります。
妥当な範囲内での減額であれば、相手の弁護士も検討の余地を見せる可能性があります。
資力が少ないからと、相場とかけ離れた減額を提示しても、相手の弁護士が応じる可能性は低く、交渉決裂として裁判を起こされるおそれもあります。
適切な交渉を進めるためには、慰謝料の相場を確認することが大切です。自分の意向や希望の明確化
3つめは、自分の意向や希望の明確化です。
早期和解を希望しているのか、譲歩できる点・できない点は何か等を事前に考えておきましょう。
自分の意向や希望の明確化をすることで、交渉がスムーズに進むでしょう。
不利な条件を飲むリスクを減らし、納得のいく解決を実現するためにも、自分の意向や希望を明確にすることが大切です。相手の弁護士に会う前の心構え
相手の弁護士に会う前の心構えとして、次の4つを覚えましょう。
- 感情的にならない
- 萎縮しすぎない
- 判断に迷うときはその場での回答を避ける
- 納得できないことには応じない
以下、詳しく説明します。感情的にならない
感情的にならないことです。
相手の弁護士は、相手方(依頼者)の利益のために動くため、あえて強い言い方や厳しい態度を取るかもしれません。
しかし、感情的になると、あなたに不利になるリスクがあります。
冷静な判断が難しくなり、余計なこと(あなたに不利なこと)まで話す可能性があるでしょう。
相手は弁護士ですから、感情的に話しても、あなたに有利に進むことはありません。
かえって、攻撃的・不誠実な印象を与え、交渉が難航するおそれもあります。
建設的な話し合いができないと思われると、交渉決裂として裁判を起こされる可能性もあります。
相手の弁護士と会う際は、感情に流されず、冷静な対応を心掛けましょう。
威圧的な弁護士の対処法について、詳しくはKW「相手 の 弁護士 態度 悪い」の記事をご参照ください。萎縮しすぎない
萎縮しすぎないことです。
弁護士と話すのが初めての方も多いでしょう。不倫をした立場なために、何を言われるのかと不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、萎縮しすぎると、自分の主張や希望を伝えられず、あなたに不利になる可能性が高いです。
不倫したことは反省すべきですが、何もかも受け入れなければならないわけではありません。
あくまで交渉そのものは、対等に行うべきです。
相手が弁護士だからと萎縮しすぎず、自分の主張や希望を明確に伝えましょう。
弁護士に会うのに萎縮しない方が難しいかもしれません。相手の弁護士に会う前からストレスを感じる場合には、あなたも弁護士に依頼することをおすすめします。判断に迷うときはその場での回答を避ける
判断に迷うときはその場での回答を避けることです。
弁護士によっては、その場での回答を急かしてくるかもしれませんが、必ずその場で回答する必要はありません。
一旦持ち帰り、十分検討してもよいです。弁護士に相談するのもよいでしょう。
回答したことを撤回するのは難しいですから、判断に迷うときはその場での回答を避けましょう。納得できないことには応じない
納得できないことには応じないことです。
相手が弁護士でも、納得できないことには応じる必要はありません。
何でもかんでも応じると、あなたに不利な方向に話が進むでしょう。
後から、応じる必要がない事柄だったと判明し、後悔するかもしれません。
納得できないことには応じないことが大切です。準備万端でも一人での対応はリスクを招く可能性も
準備万端で臨んでも、あなた一人での対応はリスクを招く可能性が否定できません。
目の前で証拠を提示されても、動揺せず冷静な主張ができるでしょうか?
証拠を提示されながら、「不貞関係は認めるか?」「既婚者と知りながらも関係を継続したのか?」等と聞かれると、肯定せざるを得ないかもしれません。
その流れから、どんどんあなたに不利な方向に話が進むおそれもあるでしょう。
あなたが万全な準備をするのと同様に、弁護士も依頼者の利益のために戦略を練って来ます。適切な証拠や資料を用いて、交渉してくるでしょう。
あなたがただ言い分を伝えるだけでは、相手は応じてくれません。相手を納得させるだけの証拠や根拠の提示が必要です。
交渉の相手が弁護士の場合、法的知識や交渉力の差から主導権を握られやすいでしょう。
したがって、準備をしても、あなた一人での対応は、納得のいく結果を得られない可能性があるでしょう。対等な交渉実現には相手の弁護士に会う前に弁護士へご相談を
対等な交渉を実現するためには、あなたも弁護士に相談することをおすすめします。
あなたも弁護士に依頼することで、法的知識や交渉力の差が生じることはなく、あなたの納得のいく解決を実現できる可能性が高まります。
弁護士への依頼を検討している場合は、相手の弁護士に会う前に相談することをおすすめします。
あなた一人で相手の弁護士に会うと、気づかないうちに不利な発言をする可能性もあります。その場の雰囲気に流されて、相手の提示する条件を飲む可能性もあるでしょう。
したがって、相手の弁護士に会う前に相談することをおすすめします。
ただし、約束の日が迫っている場合には、弁護士に相談予定である旨を伝え、明確な回答は避けましょう。相手の弁護士に会う際のよくあるQ&A3選
相手の弁護士に会う際の皆さんが抱える疑問について回答します。
相手の弁護士に会う際に不倫相手を同行させてもよい?
不倫相手を同行させるのはおすすめしません。
一人では心細いから、できれば不倫相手に付き添って欲しい方もいらっしゃるでしょう。
しかし、不倫相手を同行させることで次のようなデメリットが生じる可能性があります。
交際を継続している、反省が見えない等と増額事由に繋がる
不倫相手の発言次第ではあなたに不利になる
あなたと不倫相手が2人で行くことで、交際を継続している、反省が見えないとみなされ、慰謝料の増額を主張されるおそれがあります。
さらに、不倫相手の不用意な発言があなたに不利に働く可能性もあります。
不倫相手から「離婚するつもり。」「あなたの味方だから。」と言われても、その言葉が本心とは限りません。
相手の弁護士の前で相手(不倫相手の配偶者)に有利な発言をする可能性も否めません。
したがって、不倫相手を同行させるのはおすすめしません。相手の弁護士に会わないと裁判になる?
相手の弁護士に会わないだけでは裁判にはならないでしょう。
相手の弁護士からの連絡を無視し続けると、裁判になる可能性はあります。
しかし、会うことを拒否しただけで裁判になる可能性は低いです。
弁護士との交渉は、一般的に、対面のほか、電話やメール、書面等でも行われます。
相手の弁護士にもよりますが、会う以外の方法を提示してみてもよいでしょう。相手の弁護士に会う際は相手本人とも顔を合わせることになる?
基本的には、相手本人と顔を合わせることはありません。
相手が弁護士をつけた場合は、相手の弁護士とあなたのみで交渉を進めます。
ただし、相手本人が交渉の場に同席を希望している場合もあります。
したがって、事前に相手の弁護士に確認することをおすすめします。まとめ
相手の弁護士に会う際の事前準備と心構えについて、お分かりいただけたでしょうか。
交渉の相手が弁護士である以上、法的知識や交渉力の差から主導権を握られやすいです。
相手の弁護士に会うことに不安を感じる・適切な示談解決を目指したい方は、ぜひ一度弁護士にご相談ください。
あなたが依頼した弁護士は、あなたの利益のために交渉をしてくれます。
ネクスパート法律事務所では、不貞問題に強い弁護士が多数在籍しています。
初回の相談は30分無料ですので、お気軽にご相談ください。[source: 1]