不貞行為によって円満だった婚姻生活に多大な影響を与えて精神的苦痛を負わせたことが認められ慰謝料200万円が認められた事例

不二子が愛子が不二夫と不貞行為に及んだとして愛子に対して慰謝料の支払いを求めた事案である。


愛子らは同じ職場に勤務する上司と部下のとして会話するようになり、不貞関係となった。不二子は、不二夫の外泊や休日出勤が増えたことや携帯電話の通話料が高くなったことから浮気を疑っていたところ、不二夫の部屋から別居する場合の収支を検討したり、不二子が浮気に気づいている場合とそうでない場合にわけてどのような対応をするか検討したりしているメモを発見し、問いただしたところ不二夫は「付き合っている人がいる」などと告げ、別居を求めた。

不二子は、食事や睡眠がとれなくなり、過呼吸の症状も出たことより姉に連れられ自宅を出てそれ以来別居することとなった。

不二夫らは交際及び不貞行為を始めたのが不二子と別居後であると主張したが、それらの供述は信用することができず別居以前より不貞関係にあったと認められ、長年にわたり円満に婚姻生活を営んできたものであることに照らすと、不二子が愛子らの不貞の事実を知り、多大な精神的苦痛を受けたことは容易に推認でき、実際に不二子は定期的に精神科の病院に通院し、投薬治療を余儀なくされているほか、収入も減少しているものと認められ、離婚に至っていないことなどの事情を考慮しても慰謝料額は200万円、弁護士費用20万円の合計220万円が相当とされた。

当事者の情報

不貞期間約3カ月
請求額550万円
認容額220万円
子供人数1人(24歳)
婚姻関係破綻の有無長年にわたり円満に婚姻生活を営んできたものである

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