あなたは今、「気になる女性が食事の誘いに応じてくれたのは嬉しいけれど、なぜ既婚者と二人で食事に行くの?」と気になっていませんか?
この記事では、既婚者と食事・飲みに行く女性の心理5選を紹介します。既婚者が女性と二人で食事・飲みに行くと起こり得るリスクも紹介しますので、ぜひご一読ください。
目次
既婚者と食事・飲みに行く女性の心理5選
なぜ既婚者であるあなたと食事・飲みに行くのか、女性の気持ちが気になることでしょう。
既婚者と食事・飲みに行く女性の主な心理として、以下の5つを紹介します。
- 特別な関係を築きたい
- スリルや刺激を楽しみたい
- 仕事や恋愛の悩みを相談したい
- 食事・お酒をご馳走になりたい
- 誘いを断りづらい
特別な関係を築きたい
特別な関係を築きたくて、既婚者であるあなたと食事・飲みに行くのかもしれません。
二人きりで食事・飲みに行くことで、あなたとの距離を縮めたいと考えている可能性もあります。
結婚生活で身につけた自然な包容力や落ち着きなど、独身男性にはないムードを漂わせる既婚男性を異性として意識し、特別な感情を抱く女性もいるかもしれません。
特別な関係を築きたいとの思いから、既婚者と食事・飲みに行くことが考えられます。
スリルや刺激を楽しみたい
スリルや刺激を楽しみたくて、既婚者であるあなたと食事・飲みに行くのかもしれません。
既婚者と二人きりで食事・飲みに行くことは女性にとっても非日常的な出来事でしょうから、既婚者と二人きりで過ごす状況に魅力を感じている可能性もあります。代わり映えのない毎日が退屈で物足りないと感じて、変化や刺激を求めているのかもしれません。
日常にスリルや刺激が欲しいとの思いから、既婚者と食事・飲みに行くことが考えられます。
仕事や恋愛の悩みを相談したい
仕事や恋愛の悩みを相談したくて、既婚者であるあなたと食事・飲みに行く場合もあります。
なかなか相談しづらいことも、二人きりの食事・飲みの場であれば、気兼ねなく相談できると考えているのかもしれません。
職場の人間関係や仕事内容、パートナーとの関係などで悩みを抱え、今後どうすべきか信頼できる異性に相談したい、アドバイスが欲しいと思う女性も少なくありません。
仕事や恋愛の悩みを相談したいとの思いから、既婚者と食事・飲みに行くことが考えられます。
食事・お酒をご馳走になりたい
食事・お酒をご馳走になりたくて、既婚者であるあなたと食事・飲みに行くのかもしれません。
美味しい食事やお酒を奢って欲しい、高級なレストラン・料亭に連れて行ってもらえると期待する女性もいるでしょう。
食事・お酒をご馳走になりたいとの思いから、既婚者と食事・飲みに行くことが考えられます。
誘いを断りづらい
誘いを断りづらくて、既婚者であるあなたと食事・飲みに行くのかもしれません。
仕事上の関わりがある場合は、「断れば仕事に影響するのではないか」との不安から、あなたの誘いを断れないことも考えられます。働きやすさや出世のために、上司や同僚とコミュニケーションを深めておきたいと考える女性もいるでしょう。
誘いを断りづらいとの思いから、既婚者と食事・飲みに行くことが考えられます。
既婚者と食事・飲みに行く女性に恋愛感情があるとは限らない
既婚者と食事・飲みに行く女性が、あなたに恋愛感情を抱いているとは限りません。
前章で紹介した通り、行きたくないけれど断りにくい、食事代が浮くなど、既婚者と食事・飲みに行く女性の心理はさまざまなためです。
あなたに恋愛感情を抱いている可能性もゼロではありませんが、職場の人間関係を大切にしたい、食費を抑えたいなどの考えや思惑があって、既婚者と食事・飲みに行く女性もいることを念頭に置いておきましょう。
既婚者が女性と二人で食事・飲みに行くと生じ得るリスク
既婚者が女性と二人で食事・飲みに行くことには、リスクが潜んでいることも忘れてはいけません。
既婚者が女性と二人で食事・飲みに行くと起こり得る主なリスクとして、以下の3つを紹介します。
- 不倫をしていると噂されるおそれがある
- 夫婦関係が険悪になるおそれがある
- 勢いで肉体関係を持ってしまうおそれがある
不倫をしていると噂されるおそれがある
既婚者が女性と二人で食事・飲みに行くと、不倫をしていると噂されるおそれがあります。
単なる食事だけでも、既婚男性が妻以外の女性と二人きりでいるところを同僚や友人に見られれば、あらぬ噂や憶測を呼ぶこともあります。
職場内で不倫をしていると噂されれば、職場に居づらくなったり、出世のチャンスを逃したりするかもしれません。あなたが不倫をしているとの噂を親しい友人が耳にすれば、「不倫をするような人とは距離をおきたい」と思われ、疎遠になることも考えられます。
既婚者が女性と二人で食事・飲みに行くと、不倫をしていると噂されるおそれがあることを肝に銘じておきましょう。
夫婦関係が険悪になるおそれがある
既婚者が女性と二人で食事・飲みに行くと、夫婦関係が険悪になるおそれがあります。
食事・飲みに行くだけのプラトニックな関係でも、女性と二人きりで過ごしたことを妻が知れば、良い気はしないでしょう。
女性と二人で食事・飲みに行くことを事前に妻に伝えて了承を得ていたとしても、他の女性と二人きりで過ごすことを不快に思っているかもしれません。
既婚者が女性と二人で食事・飲みに行くことで、夫婦関係が険悪になるおそれがあることを肝に銘じておきましょう。
勢いで肉体関係を持ってしまうおそれがある
既婚者が女性と二人で食事・飲みに行くと、勢いで肉体関係を持ってしまうおそれがあります。
お酒が進み、酔った勢いで肉体関係を持ってしまうケースは少なくないためです。特に、二人きりで過ごす時間が長ければ、気が緩みやすく、予期しない行動に出てしまう可能性も高くなります。
既婚者であるあなたがそのような状況に陥ることがないよう、節度をもって行動しましょう。
既婚者が女性と二人で食事・飲みに行くと不倫になる?
既婚者が女性と二人で食事・飲みに行くだけでは、原則として不貞行為には該当しません。
しかし、肉体関係がなくても、配偶者に対する加害行為としての不貞と評価される場合もあります。
食事・飲みに行くだけでは原則として不貞行為には該当しない
既婚者が女性と二人で食事・飲みに行くだけでは、原則として不貞行為には該当しません。
離婚原因としての不貞の定義について、最高裁判所は、〈配偶者のある者が、自由な意思にもとづいて、配偶者以外の者と性的関係を結ぶこと〉と解釈しています(最判昭和48年11月15日)。
性的関係には、セックスだけでなく、オーラルセックスや裸で抱き合う行為などの性交類似行為も含まれます。
したがって、食事・飲みに行くだけで、肉体関係を持っていない場合は、離婚原因としての不貞には該当しません。
交流・接触の程度によっては不貞行為と判断される可能性も
食事・飲みに行くだけであっても、その交流・接触の程度によっては、配偶者に対する加害行為としての不貞と評価される可能性があります。
不貞行為が不法行為に該当するのは、婚姻共同生活の平和の維持という権利又は法的保護に値する利益を侵害するからです(最高裁平成8年3月26日判決)。
そのため、不法行為に基づく損害賠償(慰謝料)請求における不貞の概念は、離婚原因における不貞の定義よりも広くなると考えられます。
この点について、[不貞慰謝料請求事件に関する実務上の諸問題](安西二郎著・判例タイムズ1278号45~64頁)では、配偶者に対する加害行為としての不貞について、次の3類型を挙げています。
① 性交または性交類似行為
② 同棲
③ 上記のほか、夫婦間の婚姻を破綻に至らせる蓋然性のある交流・接触
上記③に該当するかどうかは、裁判官の判断に委ねられますが、前掲判例タイムズでは、③に該当する可能性がある例として、以下の行為を挙げています。
- 過去に肉体関係があった
- 非常に頻繁である
- 配偶者にとって大切な日や配偶者が助力を必要とする時期に行なわれている
- 配偶者に見せつけるような態様で行われている
- 配偶者が交際をやめるように告げた後も続いている
食事・飲みに行くだけでも、その行為が婚姻生活の平穏を侵害する場合は、不法行為に基づく損害賠償請求における不貞に該当する可能性があります。
一線を越えれば不倫のリスクが降りかかることを忘れないで
一線を越えれば不倫のリスクが降りかかることを忘れてはいけません。
既婚者であるあなたが女性と二人で食事・飲みに行き、勢いで肉体関係を持ってしまうと、以下のような不倫のリスクが法的トラブルに発展するおそれがあります。
- 女性も既婚者だった場合、相手配偶者から慰謝料を請求される
- 家族・親族・友人など、あなたの大切な人との関係が悪化する
- 妻から離婚を切り出される
- 社会的な信用を失い、出世の機会が閉ざされる
- 世間から白い目を向けられる
一線を越えれば、あなたや大切な家族の人生を一変させるほどのリスクが現実のものとして降りかかり、これまでに築き上げてきたすべてを台無しにしかねません。
既婚者が女性と二人で食事・飲みに行くリスクを今一度考え、食事・飲みに行くかどうか冷静に検討しましょう。
不倫のリスクについて、詳しくは「不倫を続けるか悩んだら確認すべき不倫がもたらす5つのリスク」もご参照ください。
まとめ
既婚者が女性と二人きりで食事・飲みに行くと、周囲に不倫関係にあると誤解されるおそれがあります。
職場で噂になればキャリアに影響するかもしれません。家族に知られれば、夫婦関係が悪化したり、子どもの心に深い傷を残したりすることも考えられます。
既婚者である以上、自分の立場をわきまえて行動することを心がけましょう。