更新日:2026年7月29日 (水)
公開日:2026年7月29日 (水)
もしかして妻源病かも?妻源病の主な症状を紹介|チェックリストあり
サマリー
もしかして妻源病かも?妻源病の主な症状を紹介|チェックリストありをテーマに、離婚・慰謝料・養育費などの法的な考え方、手続き、証拠や交渉上の注意点を解説。状況に応じた対応や請求・交渉を考えるためのポイントを整理します。
妻の言動や行動による過度なストレスが原因となり、夫が心身の不調を訴える状態を指す妻源病(さいげんびょう)という言葉があります。現時点では医学的に認められた正式な病名(診断名)ではありませんが、昨今では夫が原因で妻が不調をきたす夫源病(ふげんびょう)とともに、夫婦関係のトラブルとして注目されています。
この記事では、妻源病について以下の点を解説します。
・妻源病とは何か?
・妻源病の主な症状は?
・なぜ妻源病になるのか?
・夫が妻源病になる可能性がある妻の特徴は?
・妻源病チェックリスト
・妻源病を克服するためにできることは?
妻源病とは何か?
妻源病は、妻のきつい言動や行動から生じる精神的・肉体的なストレスによって自律神経が乱れるなど、心身のバランスを崩す状態を指します。この言葉は、妻が夫の高圧的な言動などでストレスを抱える夫源病と対義語として使われるケースが一般的です。
妻源病の主な症状は?
妻源病は、妻との関係悪化が強いストレスとなり、身体面・精神面・行動面にさまざまな症状が出ると考えられています。
胃痛・頭痛などの身体的症状
妻の日常的な言動や行動が過度なストレスとなり、以下のような心身症に似た身体的症状が出るケースがあります。
・慢性的に胃痛や下痢の症状がある
・肩や首筋が凝り慢性的に頭痛・めまい・耳鳴りがある
・妻と一緒にいると動悸や息苦しさを感じる
・夜よく眠れず不眠傾向になる
不安感などの精神的症状
妻に何か言われるかもしれないという心理的ストレスによって、以下のような抑うつ状態に近い精神的症状が出るケースがあります。
・漠然とした不安感・焦燥感にかられる
・憂鬱感、気分の落ち込みがある。
・集中力が低下し無気力になる
・妻に対して激しい不満や怒りを抱く
妻を避けるなどの行動的症状
妻の存在自体がストレスの引き金となり、帰宅恐怖症のように以下のような行動が顕著になるケースがあります。
妻と顔を合わせたくないため家にいるのを避ける
妻との会話を意図的に避ける
なぜ妻源病になるのか?
妻源病の状態に陥るのは、それまで積み重ねてきた夫婦間の価値観のズレや問題が複雑に絡み合っている可能性があります。激しい夫婦喧嘩などをきっかけに、自身が妻源病の傾向にあると自覚する人がいると考えられます。
夫婦のコミュニケーションの欠如
夫婦間で日常的なコミュニケーションをとれていなければ、関係性が悪化する傾向にあります。言わなくてもわかるだろうと、お互いの気持ちを言葉にせずに生活を続けていると、思い込みによるすれ違いが起きる可能性があります。子どもの誕生による生活環境の変化をきっかけに、夫婦の会話が極端に減るケースも実務上よく見受けられます。妻が子育てを優先するあまり夫婦で話をしなくなった、あるいは子どもに関する話題しかなくなったなどの理由が考えられます。
夫の家事・育児への無関心
夫が家事・育児に対して非協力的なために、妻が不満やイライラを募らせるケースです。ワンオペ育児など、家事や育児をすべて一人で担わなければならないことへの強い不満が根底にあると考えられます。「一日中家にいて何が大変なのか」「家事なんて簡単だろう」などの不用意な一言が、モラハラと受け取られ、妻の攻撃的な態度の原因になっているケースもあります。
夫が妻源病になる可能性がある妻の特徴は?
あなたが妻源病になる可能性があるかどうか、妻の日常的な言動や行動を以下のチェックシートで確認してください。

あなたは大丈夫?妻源病チェックリスト
あなたが妻源病の傾向に陥っているかどうか、以下のチェックリストで確認をしてみてください。

妻源病を克服するためにできることは?
「自分は妻源病の傾向があるのでは」と感じたら、一人で抱え込まずに以下の行動を試してみるほか、症状が重い場合は心療内科等の専門機関への相談も検討しましょう。
妻と積極的にコミュニケーションをとる
関係修復に向けて、妻と積極的にコミュニケーションをとる機会を設けましょう。なぜ自分に対して攻撃的な態度をとるのか、感情的にならず誠実な態度で妻の本音に耳を傾けましょう。
思っていることを言葉に出してみる
ご自身の体調不良や精神的なつらさを、妻に正直に伝えてみましょう。「最近、胃の調子が悪い」「なんだか気分が落ち込んでいる」など、ご自身の状態を伝える些細な言葉でも構いません。ご自身の弱さを適度にさらけ出すことで、妻が心配して話を聞いてくれるきっかけになる可能性があります
感謝の気持ちを言葉にして伝える
日頃から家族の支えとなっている妻に対し、感謝の気持ちを言葉に出して伝えてみましょう。長年連れ添うと「言わなくてもわかるだろう」と考えがちですが、思っていることはきちんと言葉にしなければ正確に伝わらない傾向にあるからです。
趣味や友人との交流を積極的にする
気分転換として、趣味や友人との交流などを積極的に行いましょう。夫が常に自宅にいることで、妻は世話をしなくてはならないと負担を感じ、結果としてイライラしているケースも考えられます。お互いに物理的な距離を置き、妻から離れる時間を持つことは、双方の精神的な休息のために有効な手段とされています。趣味のための外出を適度に行ったり、友人と会ったりするなど、自分だけの時間を意識的に確保しましょう。
家事に積極的に参加する
可能な範囲で、家事や育児に積極的に参加しましょう。妻の肉体的・精神的な負担を減らすことで、妻のイライラが緩和される可能性があります。家事の負担を知ることで妻の苦労を理解するきっかけとなり、ひいては婚姻関係の改善につながることも期待できます。
夫婦共通の話題を見つける
夫婦で一緒に楽しめる共通の趣味や話題を見つけましょう。テレビ番組を一緒に見て笑う、一緒に料理をする、美味しい食事を食べに行くなどの共有できる楽しみがあれば、会話が自然に増える傾向にあります。
まとめ
妻源病は、夫婦間のコミュニケーション不足や相互理解の欠如などが原因で起こると考えられます。この記事で紹介したように、お互いの立場を理解し、歩み寄ることで夫婦関係修復の道は開ける可能性があります。大切なのは夫と妻がそれぞれの存在を尊重し、対等なパートナーとして冷静に向き合うことです。現在の夫婦の関係性を振り返り、日々心穏やかに過ごすための方法を模索するとともに、当事者同士での解決が困難な場合は、夫婦カウンセラーや弁護士などの専門家への相談も視野に入れてみましょう。
コラム監修者
SHIZU ISHIDA
所属:東京オフィス
広島県広島市出身。青山学院大学心理学科、東海大学法科大学院卒業後、新司法試験に合格し最高裁判所司法研修所を修了。弁護士として法曹界に入り、刑事、民事、法人案件等幅広い分野の専門知識を習得。弁護士登録10年目にしてネクスパート法律事務所に入所し、現在は主に離婚事件に注力している。