更新日:2025年2月4日 (火)

公開日:2025年2月4日 (火)

親の介護費用は兄弟に請求できる?拒否されないためにすべきこと

親の介護費用は兄弟に請求できる?拒否されないためにすべきこと 親の介護費用は兄弟に請求できる?拒否されないためにすべきこと

サマリー

介護が必要になった親の面倒をみる場合、何かと費用がかかります。親の貯蓄と年金だけではやりくりができず、足りない分を子どもが負担しているケースもあるでしょう。

兄弟がいる場合、自分だけ親の面倒をみて不公平だと感じる人もいらっしゃると思います。

この記事では、親の介護費用を兄弟に請求できるかどうか、その際に兄弟から支払いを拒否されないためにできることを解説します。

親の介護費用を兄弟に請求できるか?

親の介護費用は、兄弟に請求できます。

親の扶養義務は兄弟全員が平等に負担しなければいけないからです。

親の介護は、実際に身の回りの世話をして労働で負担するものと介護でかかる費用をお金で負担する2パターンがあります。

親の近くに住んでいる人が身の回りをしているなら、遠方に住んでいる人は介護費用の一部を負担することで、兄弟間の平等を保つことにつながりうるでしょう。

親の介護費用の支払いを拒否されないための方法は?

介護にかかる時間と費用をまとめて見える化し、兄弟に説明をしましょう。

親の身の回りの世話に時間や費用がかかるといっても、具体的にどれぐらいかかっているのか分からなければ費用負担を躊躇する人もいらっしゃると思います。

親の介護に1日どのぐらいの時間をかけているか、介護費用や医療費が月にどのぐらいかかるか、介護日誌をつけて記録をしましょう。

実際に介護している人が、具体的な数字で時間や経済的な負担について示せば、兄弟に対して協力の要請がしやすくなりますし、説得力が増します。強制したり圧力をかけたりするような言い方ではなく、協力をお願いする姿勢で伝えるのが重要です。

上記した記録とあわせて、介護をしたという事実を裏付ける証拠も一緒に保存しておきましょう。

親の介護費用を兄弟が任意に負担してくれない場合の善後策

親の介護費用を兄弟が任意に負担してくれない場合の善後策として、介護に費やしたお金を証拠とともに詳細に記録することをおすすめします。

親が亡くなったあと、相続が発生した際に寄与分を主張するのに重要な資料となるからです。

寄与分とは、被相続人の財産の維持や増加に貢献した場合、他の相続人より多く財産を分けてもらえる制度です。親の介護や費用負担をしていることが証明できれば寄与分が認められるもあるので、それを裏付ける資料をあらかじめ用意しておきましょう。

親の介護をしない兄弟より遺産を多く相続する方法について、以下の記事で説明していますので、ぜひ参考にしてください。

 

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親の介護費用について相続開始後トラブルになったら弁護士に相談を

親の介護費用について相続開始後トラブルになったら、弁護士に相談をしましょう。

相続財産をどのように分けるか話し合いをする中、自身が行ってきた介護について配慮をしてもらえない場合、弁護士であれば、法的観点から兄弟に対して親の介護をした点を配慮してほしいとの交渉等ができます。

ぜひ弁護士への依頼を検討してみましょう。

まとめ

親の介護をするにあたって、兄弟間でもめる例は少なくありません。特にお金の問題が絡んでくるとより複雑になってしまいます。

日頃から兄弟でコミュニケーションが上手くとれていないと、親の介護をきっかけにより一層関係が悪化する可能性があります。

自分だけが親の介護を負担していると不満をため込むのではなく、思っていることを兄弟に率直に話して、話し合いの場を持つようにしましょう。

親が亡くなり、相続が発生したあとに建設的な話し合いができない場合は、迷わず弁護士へ相談をしてください。

ネクスパート法律事務所では、相続全般に強い弁護士が在籍しています。

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コラム監修者

Shunsuke Teragaki

Shunsuke Teragaki

所属:東京オフィス

広島県広島市出身。修道高校、慶應義塾大学商学部、青山学院大学法科大学院を卒業後、新司法試験に合格し最高裁判所司法研修所を修了。弁護士として法曹界に入り、個人・法人問わず幅広い分野の相談・交渉に取り組む。ネクスパート法律事務所の代表弁護士として、依頼者に最適な見通しと戦略的な解決策を示すことを信条とし、丁寧かつ粘り強い対応で信頼を築いている。

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