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健康食品と健康増進法との関わりについて
【】 食品として販売する物に関して広告をする際には、健康の保持増進の効果等について、虚偽・誇大な表示をすることが禁止されています。 健康増進法31条1項では、「何人も」食品に関して広告その他の表示をするときは、著しく事実に相違する表示や著しく人を誤認させるような表示を禁止しています。 そのため、商品を供給していない広告... -
サプリと薬機法との関わりについて
医薬品としての許可を取らずに医薬品的な販売をしてしまうと、サプリメントであっても薬機法違反となります。 【】 薬機法上には、サプリメントの規定はありませんが、医薬品について定義する規定があり、医薬品と誤解されるようなサプリメントは、無承認無許可医薬品として扱われます。 薬機法第2条1項 医薬品の定義 この法律で「医薬品... -
サプリメントの広告と薬機法について
【】 薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)とは、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品に関する法律です。 【】 薬機法上、医薬品とは、以下のように定義されています。 なお、妊娠は疾病ではありませんが、ピルなどの避妊薬も医薬品に含まれます。 日本薬局方に収められている物人又... -
医薬品の用法用量や製品表示に関する説明事項について
医薬品製造販売業者、用法用量や製品表示の説明に関して、いかなる義務を負うかについて、以下説明していきます。 【義務① 適正な使用のための情報提供に努める義務】 まず、薬機法68条の2第1項では、医薬品製造・販売業者等は医薬品を製造販売した後も医薬品の有効性及び安全性に関する事項その他医薬品の適正な使用... -
うがい薬の転売について
大阪府の吉村知事が、8月4日の記者会見において、「ポピドンヨードによる、うがい薬をすることによって、このコロナにある程度打ち勝てるのではないかとすら思っている」と発言したことにより、現在、うがい薬を買い占め、転売する動きが見られます。 うがい薬が新型コロナウイルス(COVID-19)に効果があるかは本記事では触れませんが、ポ... -
健康食品販売における薬機法の罰則
【罰則の対象者】 製造元、販売元だけでなく、広告代理店、アフィリエイター、インフルエンサーなど、業務に関わる全ての者に罰則が科される可能性があります。 法人の役職員等が、業務に関して違反した場合には、法人にも罰金刑が科される可能性があります。 【摘発の流れ】 まず、捜査機関がサイバーパトロールにより違反を発見し、捜査対... -
トクホと機能性表示食品とは
【特定保健用食品(トクホ)とは】 (1) 特定保健用食品とは、健康増進法26条1項に基づいて特定の保険の用途を表示するために許可又は承認を受けた食品であり、以下のマークが用いられているものです。 (2) トクホ承認の要件 ① 容易に測定可能な体調の指標の維持に適する又は改善に役立つこと ② 身体の生理機能、組織機能の良好な... -
健康食品の広告の違反例
東京都福祉保健局健康安全部薬務課が作成している「いわゆる健康食品について」と題する書簡では、以下のような違反が事例として挙げられています。 (ア) 表示 不適字句形態等適用条文解説女性の敵・便秘に収斂作用が腸をすっきり整えるハーブティー55条2項疾病の治療又は予防が可能であることを示している(便秘・腸への効果)。目に... -
健康食品とは?健康食品の広告の留意点
【概要】 健康食品とは何かについて、法律上の定義はありませんが、健康食品の広告販売においては、当該健康食品が、薬機法上「医薬品」に該当するか否かが最も重要な問題となりえます。 なお、薬機法をはじめとして、健康食品の製造・輸入・販売等については以下の法律に留意する必要があります。 ① 食品衛生法 ② 健康増進法 また、健康食... -
再生医療等製品とは?
再生医療等製品とは、薬機法上、医薬部外品及び化粧品を除く以下のもので、政令で定められるものをいいます。 (1) 次に掲げる医療又は獣医療に使用されることが目的とされているもののうち、人又は動物の細胞に培養その他の加工を施したもの ① 人又は動物の身体の構造又は機能の再建、修復又は形成 ② 人又は動物の疾病の治療又は予防 ...