サレ夫とは?サレ夫がやってはいけないこと・すべき行動などを解説

  • 最終更新日: 2025.02.21

ドラマや漫画などで取り上げられ、広く周知されつつあるサレ夫という言葉。よく見聞きするようになったものの、サレ夫が何を意味する言葉なのかわからない方も多いでしょう。

この記事では、サレ夫とは何か、詳しく解説します。

サレ夫になってもやってはいけないこと、すべき行動なども紹介しますので、「妻に不倫をされてどうすればいいかわからない」と悩んでいる方も、ぜひご一読ください。

サレ夫とは?サレ夫の読み方と意味

サレ夫とは、妻に不倫をされた夫を表す言葉です。不倫をされた夫の略称で、されおと読みます。
インターネット上で使われ始め、今では、ドラマや漫画、小説など、さまざまなところで見聞きするようになりました。

不倫をされた人・した人を表す言葉として、サレ夫以外に、以下のような略称も世間に浸透しつつあります。

  • サレ妻:不倫をされた妻
  • シタ夫:不倫をした夫
  • シタ妻:不倫をした妻

なぜサレ夫に!?考えられる 5つの原因

妻が不倫に至った背景には、夫婦間で解決すべき次のような課題が隠れている場合もあります。

  • 妻とのコミュニケーションが不足していた
  • 堅実で真面目な性格が裏目に出た
  • 妻に過度な節約を押し付けた
  • 仕事を最優先にしていた
  • 家事・育児に非協力的だった

このような事情や背景が、不倫を正当化する理由になるわけではありませんが、夫婦関係を見直す際のポイントとして、確認してみましょう。

妻とのコミュニケーションが不足していた

妻とのコミュニケーションが不足していたことが、不倫に至った一因かもしれません。

夫婦間の会話が減ると、お互いの気持ちがわからなくなり、溝が深まるケースは少なくありません。寂しさを埋めたいという思いが不倫という形で現れた可能性も考えられます。あなたとうまくコミュニケーションがとれないことから、妻は「夫から愛されていない」「夫はもう私に興味はない」と感じていたのかもしれません。

妻に対する愛情や感謝の気持ちを、言葉にして伝えていたかを振り返ることが、夫婦関係を見直すきっかけになるかもしれません。
妻とのコミュニケーション不足を解消するためにも、積極的に一緒に過ごす時間を作ってみてはいかがでしょうか。

堅実で真面目な性格が裏目に出た

堅実で真面目な性格の夫との穏やかで安定した結婚生活を幸せに思いつつ、刺激を求めて不倫をしたのかもしれません。

結婚生活は、同じような毎日の繰り返しだと感じている人は多いでしょう。結婚した当初は夫婦で一緒にいること自体が新鮮でも、代わり映えのない日常に次第に不満を抱え、家庭外に刺激を求めるケースは少なくありません。

堅実で真面目な性格だからこそ、自分の気持ちを後回しにしていませんか?不倫をされて傷ついていることを伝えなければ、妻はあなたの気持ちに気付かないかもしれません。
妻と本音で話し合うためにも、不倫の事実を知って苦しんでいることを率直に伝えてみてはいかがでしょうか。

妻に過度な節約を押し付けた

妻に過度な節約を押し付けたことが、妻が不倫に走る原因の一つだったかもしれません。

無駄遣いをしないのは良いことですが、過度な節約によりストレスを感じることもあります。
夫婦とはいえ育ってきた環境が違うため、お金の価値観に違いがあるのは当然でしょう。

共同生活をしていくうちに、あなたとの経済観念の違いが浮き彫りになり、窮屈な思いをしていたのかもしれません。我慢の連続の毎日に嫌気がさし、贅沢な気分に浸れる瞬間を求めたのかもしれません。

子どもの教育費や老後資金など、将来に備えた節約や貯蓄も大切ですが、時には心が潤う贅沢をすることも、夫婦にとって大切なのかもしれません。それぞれが思うちょっとした贅沢について、夫婦間で話し合ってみてはいかがでしょうか。

仕事を最優先にしていた

仕事を最優先にしていたことが、妻が不倫に走った原因の一つかもしれません。
仕事に打ち込むのは決して悪いことではありませんが、妻は、家庭をないがしろにされていると感じ、寂しさやストレスを抱えていた可能性があります。

男女平等が叫ばれている今、「男は仕事、女は家庭」の考えから脱却すべきと考える人は多いでしょう。仕事だけに打ち込み家庭を顧みない夫に不満がたまり、心が離れてしまったのかもしれません。

一家の大黒柱として仕事に邁進するのも大切ですが、妻はあなたと一緒に幸せな家庭をつくりたいと考えているかもしれません。
少しずつ家族と過ごす時間を増やす等、仕事と家庭のバランスについて考えてみてはいかがでしょうか。

家事・育児に非協力的だった

家事・育児に非協力的だったことが、妻に不倫に至った原因の一つかもしれません。
ひとりで家事・育児のほとんどを行うことに不安やストレスを感じていた可能性があります。

家事・育児には終わりがありません。小さな子どもがいる場合、子どもを危険な目にあわせるかもしれないとの不安と日々戦いながら、家事をこなすことには負担がかかります。その責任や不安に押しつぶされそうになり、慰めてくれる相手に心を寄せることもあるでしょう。

家事・育児に非協力的な夫には何も期待できないと、妻はあなたに訴えることを諦めていたのかもしれません。終わりもなければ休日もない家事・育児を妻がひとりで担うことは荷が重すぎるでしょう。家庭内の役割分担について、妻と話し合ってみてはいかがでしょうか。

サレ夫になってもやってはいけない5つのこと

妻に不倫をされてもやってはいけないこととして、主に以下の5つが挙げられます。

  • 感情的になって妻を問い詰める
  • 妻や不倫相手の職場に不倫の事実をバラす
  • 自分を責め続ける
  • 焦って決断する
  • 仕返しに不倫をする

以下で、詳しく紹介します。

感情的になって妻を問い詰める

感情的になって妻を問い詰めることはやめましょう
あなたが不利な立場に立たされかねないためです。

妻の不倫が発覚したら、怒りや悲しみを抑えられず、感情的に行動してしまいがちです。しかし、妻を執拗に責め立てる、大声で暴言を吐く等の行き過ぎた行動をとると、妻との関係を再構築することが難しくなるかもしれません。

感情的になって妻を問い詰めるのではなく、冷静にお互いの気持ちに向き合いましょう

妻や不倫相手の職場に不倫の事実をバラす

妻や不倫相手の職場に不倫の事実をバラしてはいけません
妻や不倫相手の職場の第三者に不倫の事実をバラす行為は、名誉毀損罪に該当する可能性があるためです。

名誉毀損罪が成立すれば、3年以下の懲役・禁錮または50万円以下の罰金が科されます(刑法第230条)。

職場だけでなく、友人に言いふらしたり、不特定多数の人の目につくSNSに不倫の事実を書き込んだりした場合も、名誉毀損罪が成立する可能性があります。
第三者に不倫の事実をバラすことはやめましょう

自分を責め続ける

自分を責め続けることはやめましょう
妻が不倫をした原因は、あなただけにあるわけではありません。
「自分の至らない部分が原因で妻が不倫した」「妻の気持ちを分かっていなかった」と自分を責めてしまうこともあるでしょう。

しかし、妻が不満やストレスを抱えていたとしても、不倫をしてもいい理由にはなりません。あなたに対する不満を抱えて苦しんでいたのであれば、不倫をする前にあなたに不満を伝えて話し合うべきでしょう。

妻から「あなたのせいで不倫をした」等と言われたとしても、あなただけが責任を感じることはありません。辛いでしょうが、あまり自分を責めないでくださいね。

焦って決断する

今後のことを焦って決断してはいけません
感情が昂っている間は、判断力が鈍りやすいためです。

妻の不倫が発覚したら、妻の不倫を許せるか、今後の妻との関係をどうするか、決断する必要があります。
妻の不倫が発覚した直後は、「妻とはもうやっていけない」と考えるのも無理もありませんが、焦って決断するのは賢明ではありません。
感情が落ち着くのを待って、冷静に判断しましょう

仕返しに不倫をする

仕返しに不倫をしてはいけません

たとえ妻の不倫の仕返しでも、配偶者以外の人と肉体関係を持てば不貞行為に該当するため、あなたが不倫慰謝料を請求されることになりかねません。どれだけ悔しくても、腹いせに不倫を仕返すことはやめましょう

サレ夫が今後のためにすべき2つの行動

妻の不倫が発覚したら今後のためにすべき行動として、主に以下の2つが挙げられます。

  • 不倫の証拠を収集・保管する
  • 不倫慰謝料を請求するか検討する

以下で、詳しく紹介します。

不倫の証拠を収集・保管する

妻の不倫が発覚したら、不倫の証拠を収集・保存しておきましょう。証拠がなければ、言い逃れされるおそれがあるためです。

妻と不倫相手が肉体関係を持ったことが推認できる以下のようなものは、不倫(不貞行為)の有力な証拠になり得ます。

  • 肉体関係を持ったことがわかるLINEやメッセージのやり取り
  • 裸や下着姿でベッドにいる写真や動画
  • ラブホテルに出入りする写真や動画、ドライブレコーダーの映像
  • 2人きりでホテルにいることがわかる写真や動画

一つの証拠としては弱いものでも、複数を組み合わせることで、不貞行為があったことを立証できる可能性があります。
証拠になりそうなものは、収集・保管することをお勧めします。

不倫の証拠について、詳しくは「浮気の証拠になるもの13選と自力で証拠を集めるポイント・注意点」をご参照ください。

不倫慰謝料を請求するか検討する

妻の不倫が発覚したら、不倫慰謝料を請求するか検討しましょう。

不貞行為の事実があれば、被害者であるあなたは、妻と不倫相手に対して慰謝料を請求できます。妻のみ、不倫相手のみ等、どちらか一方のみにも請求できます。

慰謝料の相場は、それぞれの状況により異なりますが、50300万円程度です。
不倫慰謝料の相場について、詳しくは「不倫(不貞行為)の慰謝料相場と過去の判例」をご参照ください。

妻の不倫によって受けた心の傷がお金で癒えることはないでしょうが、妻の不倫にけじめをつけやすくなります。
ひとつのけじめとして、妻や不倫相手に対する慰謝料請求を検討してみてもよいかもしれません。

不倫慰謝料を請求するなら弁護士に相談しましょう

不倫慰謝料を請求するなら、弁護士に相談しましょう

慰謝料請求はご自身でもできますが、不倫をした妻や不倫相手と直接やり取りをすると、つい感情的になってしまいがちです。暴言を吐いたり、脅迫めいた発言をしたりすると、逆にあなたが訴えられることになりかねません。

弁護士に慰謝料請求を依頼するメリットとして、主に以下の5つが挙げられます。

  • 適切な法的アドバイスをもらえる
  • 弁護士が窓口となるため、交渉でかかる精神的・時間的ストレスが最小限で済む
  • あなたの精神的苦痛に見合う金額を獲得できる可能性が高まる
  • 交渉をスムーズに進めやすく、早期解決が期待できる
  • 訴訟に発展した場合も継続して依頼できる

弁護士に依頼すれば、不倫をした妻や不倫相手とやり取りする機会を極力減らして、慰謝料を請求できます。
「慰謝料を請求しよう」と決意したら、弁護士に相談しましょう。

まとめ

妻の不倫が発覚したら動揺するのも無理もありませんが、今後について、冷静に判断する必要があります。感情が昂ったまま判断すると、後悔することになりかねません。

落ち着いてから判断するよう心がけましょう

慰謝料請求を決意したら、ぜひネクスパート法律事務所にご相談ください。

ネクスパート法律事務所は、不倫問題に関する累計10,000件を超えるご相談をお受けしているため、豊富な解決ノウハウを有しています。経験豊富な弁護士が、あなたの状況を丁寧にヒアリングし、適切な解決方法をアドバイスいたします。
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