一瞬でわかる!不倫慰謝料請求をするための条件

  • 最終更新日: 2024.02.26

パートナーに不倫をされた方!
あなたがパートナーに不倫をされて、不倫相手に慰謝料請求をしたいという感情を持つことは、自然なことだと思います。

もっとも、慰謝料請求をするためにはどのような条件を満たしたらよいのかわからないという方は少なくありません。

そこで本記事では、不倫に関するご相談を9800件以上受けた弊所がどのような条件を満たせば不倫慰謝料請求をすることができるのかについてわかりやすくご紹介します。

あなたが不倫相手に慰謝料請求できる主な条件

あなたが慰謝料請求できる条件は以下の通りです。

① 不倫相手があなたのパートナーと自分の意思で不貞行為をしたこと
② あなたとパートナーが婚姻関係にあること
③ 不倫相手がパートナーの婚姻を知り、または知ることができたこと
④ あなたとパートナーの婚姻関係が破綻していないこと
⑤ あなたがパートナーの不貞行為や不倫相手を知った時から3年経過していないこと

以上の条件をすべて満たした場合には、基本的に不倫慰謝料を請求できます。慰謝料請求をするために、あなたはできるだけ上記事実があったことを裏付ける証拠を準備しておいた方がよいです。

それぞれの条件を以下で詳しく解説します。

不倫相手があなたのパートナーと自分の意思で不貞行為をしたこと

一つ目の条件は、不倫相手があなたのパートナーと自分の意思で不貞行為をしたことです。

不貞行為とは、肉体関係をもつことを言います。単に2人だけで会う関係は不貞行為には該当しません。

不貞行為は当事者のみで行われますし、不倫の当事者は不貞行為を秘密にすることから、あなたが不貞行為のあった証拠をつかむことは難しいかもしれません。ですが、証拠をつかむことができれば慰謝料請求ができる可能性を高められます。あなたの権利を守るためにも、証拠の収集を試みてください。

不貞行為の証拠としては、以下のものが挙げられます。

  • 不貞行為があったことを示す写真、ビデオ、録音
  • 不貞行為を認める念書、録音
  • メールやSNSのやりとりの中で不貞行為があったことうかがわせるもの
  • ラブホテルを利用したことを示すレシートやクレジットカード など

これらの証拠がある場合には、保管してください。

不貞行為があったとしても、不倫相手が自分の意思で不貞行為を行っていない場合には、あなたは慰謝料請求をすることができません。
例えば、あなたのパートナーが肉体関係を強要した場合には、あなたはパートナーと肉体関係をもった相手に慰謝料請求ができません。

もっとも、基本的に不貞行為の事実があれば不倫相手が自分の意思で不貞行為を行ったと判断されます。そうでない場合には不倫相手側が不貞行為が自分の意思によるものでないことを主張し、立証しなければなりません。

よって、あなたは、パートナーと不倫相手が不貞関係をもったという事実これを裏付ける証拠を準備すればよいでしょう。

あなたとパートナーが婚姻関係にあること

二つ目の条件は、あなたとパートナーが婚姻関係にあることです。

婚姻関係とは、婚姻届を出して法律上結婚している関係にあることをいいます。

内縁関係は法律上の婚姻関係には該当しません。そのため、内縁関係にある場合はパートナーの不貞行為に対して慰謝料請求ができないようにも思われます。しかし、裁判例では、内縁関係の場合でもパートナーが第三者と肉体関係を築いた場合、浮気相手に対して慰謝料請求ができると示されています。

不倫相手がパートナーの婚姻を知り、または知ることができたこと

三つ目の条件は、不倫相手がパートナーの婚姻を知り、または知ることができたことです。

もっとも、不倫相手が婚姻している事実を知らなくても、注意を払えば婚姻していることを認識できた場合には、不倫相手がパートナーの婚姻を知らなかったとしても、条件を満たします。

そのため、あなたが慰謝料請求をするためには不倫相手がパートナーの婚姻を知っていたのかを確認する必要があります。不倫相手が婚姻を知らない場合には、あなたからパートナーが婚姻している事実を伝えましょう。

婚姻の事実を伝えたにもかかわらず不貞関係を続けている場合には、慰謝料請求ができます。婚姻の事実を伝えたことによって不貞関係を中止した場合でも、上述のとおり不倫相手がパートナーの婚姻を知ることができたという事実があれば慰謝料請求はできますから、これらの証拠を集めましょう。

例えば、以下の状況を示すものなどが婚姻を知ることができた事由を認定しやすい証拠としてあげられます。

  • 職場内不倫において、社内や飲み会での会話、噂で婚姻していることを疑わせる事実を知ることができる環境にあったこと
  • 不倫相手があなたのパートナーから自宅に一度も招いてもらったことがないこと
  • 不倫相手があなたのパートナーに平日しか会ってもらえなかったこと

あなたとパートナーの婚姻関係が破綻していないこと

四つ目の条件は、あなたとパートナーの婚姻関係が破綻していないことです。

最高裁平成8年3月26日判決は、以下のように判示しています。

甲の配偶者乙と第三者丙が肉体関係を持った場合において、甲と乙との婚姻関係がその当時既に破綻していたときは、特段の事情のない限り、丙は、甲に対して不法行為責任を負わないものと解するのが相当である。

不法行為責任を負わないとは、慰謝料請求ができないということです。先述の判例は、婚姻関係が破綻している場合、配偶者が不貞行為を行ったとしても不貞相手に対して慰謝料請求はできないと判断しています。

よって、あなたとパートナーの婚姻関係が破綻していないことが慰謝料請求をするための条件の一つとなります。

もっとも、この条件は、不倫相手側が主張すべき事柄ですから、あなたは積極的に証拠を集める必要はありません。しかし、夫婦関係が破綻していたか否かは明確な判断基準がなく、個々の事実を総合的に考慮して決定されます。そのため、夫婦関係が破綻していたと判断されやすい事情が何か把握し、なるべくそのような事情に触れる行動をとらないように心がけた方が良いです。

夫婦関係が破綻していたと判断されやすい事情としては、以下のものが挙げられます。

  • 不倫発覚前から夫婦ともに離婚する意思がある事情
  • 別居して長期間が経過している事情
  • 一方配偶者の他方配偶者に対する暴言や暴力、家事や育児の放棄があるという事情など

あなたがパートナーの不貞行為や不倫相手を知った時から3年経過していないこと

五つ目の条件は、あなたがパートナーの不貞行為や不倫相手を知った時から3年経過していないことです。

消滅時効とは一定期間、債権者が債権の行使をしない場合、債権者としての権利が消滅するという制度です。

あなたが不貞行為の事実や不倫相手を知ってから3年経過した場合、不倫相手が消滅時効にかかっているために、慰謝料請求に応じないという意思表示をすると慰謝料請求は消滅してしまいます。

そのため、3年経過する前に請求しましょう。

3年経過していても、時効が猶予されることやリセットされる場合(時効の更新といいます。)があります。猶予される場合、猶予期間中は時効の進行が停止します。

時効が猶予される事由には、以下のものなどがあります。

  • 裁判上の請求
  • 支払督促
  • 起訴前の和解・調停
  • 協議を行う旨の書面による合意
  • 催告

時効が更新される事由としては、以下のものなどが挙げられます。

  • 債務の承認をしてもらうこと
  • 確定判決や判決と同一の効力を有する権利が確定したこと

あなたの慰謝料請求が3年を経過してしまっていた場合で、慰謝料請求の可否がわからずにお悩みの方がいらっしゃったら弁護士にご相談されることをお勧めします。

まとめ

以上ではどのような条件であれば慰謝料請求ができるのかということを解説しました。

もっとも上記はあくまで主とした条件であり、個別具体的な事案によっては他の条件がひつようとなることもありますので、慰謝料請求をする際は一度弁護士にあなたの状況で慰謝料請求ができるのかという点を相談することをお勧めします。

ネクスパート法律事務所ではこれまで9,800件以上、不倫のご相談を受けており、不倫の慰謝料請求に関するノウハウを十分に有しています。

慰謝料請求をご検討中の方、150万円以上の不倫慰謝料を請求されてお困りの方は、ぜひ一度弊所までご連絡ください。

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