里帰り出産中に夫が不倫をしていた事実に直面したあなたは、「なぜ不倫をしたの?」と怒りや悲しみがないまぜになった感情を抱えて苦しんでいませんか?
この記事では、里帰り出産中の夫の不倫が発覚したあなたに伝えたい情報をまとめています。
「不倫をした夫とどのように接すればいいかわからない」「不倫相手に対して慰謝料を請求できる?」などと悩んでいるなら、ぜひご一読ください。
目次
里帰り出産中に不倫をする旦那の気持ち5選
「里帰り出産中に不倫をする夫が理解できない」と思うのは当然のことです。しかし、なぜ不倫をしたのか、夫の気持ちに目を向けることで、今後の関係修復のヒントが見つかるかもしれません。
以下では、里帰り出産中に不倫をする夫によく見られる5つの気持ちを紹介します。
妻がいないことが寂しい
里帰り出産中、あなたがいないことが寂しくて不倫をしたのかもしれません。
結婚してから一緒に生活してきた妻が、出産のためとはいえ長期間家を空けることに寂しさを感じる男性は少なくありません。
帰宅時や食事時、就寝時など、側にいて当たり前だと思っていた場面にあなたがいないことが辛く、つい魔が差して他の女性と関係を持った可能性があります。
父親になるプレッシャーに耐えられない
父親になるプレッシャーに耐えられなくなり、不倫をしたのかもしれません。
子どもの誕生はとても幸せなことですが、これから父親になることに不安やプレッシャーを感じる男性は少なくありません。
これから家族を養っていけるか、良い父親になれるかなど、親としての責任の重みに押しつぶされそうになり、その重圧から逃れるために他の女性と関係を持った可能性があります。
子どもに妻を取られたようで辛い
子どもにあなたを取られたようで辛くて、不倫をしたのかもしれません。
母親が子どものことを最優先に考えるのは自然なことですが、自分だけに注がれていた愛情を取られてしまったように感じて、子どもに嫉妬する男性も少なからず見られます。
自分の居場所がなくなったように感じて、その寂しさを埋めるために他の女性と関係を持った可能性があります。
独身気分を味わいたい
独身気分を味わいたくて、不倫をしたのかもしれません。
里帰り出産をする場合、妻が長期間家を空けるため、独身時代に戻ったかのように錯覚して羽目を外す男性も少なからず見られます。
里帰り出産中は一人暮らしとなるため解放感を感じ、つい出来心で他の女性と関係を持った可能性があります。
性欲を解消したい
性欲を解消したくて、不倫をしたのかもしれません。
妊娠を機に妻とのスキンシップが減り、溜まった性欲の解消方法に悩む男性は少なくありません。
物理的な距離ができる里帰り出産中はあなたと直接的なスキンシップをとれないため、性欲を解消するために他の女性と関係を持った可能性があります。
里帰り出産中の旦那の不倫が遊びかどうか見分ける方法
今後の夫婦関係を考える際、夫の不倫が遊びかどうかは重要な判断材料となるでしょう。
里帰り出産中の夫の不倫が遊びかどうか、以下のような視点から見分けてみてもいいかもしれません。
あなたが帰宅してから不倫相手に会っている様子がない
あなたが帰宅してから不倫相手に会っている様子がない場合、夫の不倫は遊びの可能性があります。
里帰り出産という非日常的な環境下で生まれた一時的な感情から、大胆な行動を取っただけだと考えられるためです。
あなたが帰宅してから不倫相手に会っている様子がないのであれば、深い感情を伴う関係ではないかもしれません。
積極的に育児に関わろうとする
積極的に育児に関わろうとする場合、夫の不倫は遊びの可能性があります。
子どもとの絆を深め、育児の喜びや悩みをあなたと共有し、子どもの成長を見守ろうとする姿勢が見られるためです。
積極的に育児に関わり、自発的に子どもの世話をするのであれば、夫の関心は不倫相手ではなく生まれた子どもに向いていると考えられます。
家族のことを第一に考えている
家族のことを第一に考えている場合、夫の不倫は遊びの可能性があります。
たとえ関係が継続していたとしても、不倫相手の存在は二の次になっていると考えられるためです。
家族のことを第一に考えているのであれば、夫は不倫相手よりも家族を大切に思っているでしょう。
里帰り出産中に不倫をした旦那との接し方
夫の不倫が発覚すると、「夫とどのように接すればいいかわからない」と悩むこともあるでしょう。
里帰り出産中に不倫をした旦那との接し方を紹介しますので、参考にしてください。
できるだけこれまで通りに接する
夫とは、できるだけこれまで通りに接することをお勧めします。
夫を責め立てたり、冷たい態度を取ったりすると、家の居心地が悪いと感じて不倫が再発するおそれがあるためです。
不倫をした夫に対して怒りや悲しみをぶつけたくなるのは自然なものです。しかし、婚姻関係の継続を選ぶのであれば、良好なコミュニケーションを取ることはとても大切です。
これまでと同じように接することを心がけ、冷静な態度で対話を続けることが関係修復の第一歩になるでしょう。
育児や家事の役割分担をする
夫と育児や家事の役割分担をすることをお勧めします。
家庭での役割を分担することで、夫が家庭内に居場所を見つけやすくなるためです。
家庭の中に自分の役割がないと感じると、「自分の存在は家庭に必要ない、家庭に居場所がない」と考えてしまいがちです。
育児や家事を夫婦で協力して行えば、夫婦の時間も捻出しやすくなるため、夫婦間のコミュニケーションの増加も期待できます。
お互いの立場を理解し、思いやりを持って助け合うためにも、育児や家事の役割分担をしましょう。
旦那に里帰り出産中の不倫関係を解消してほしい時の対処法
夫に不倫関係を解消してほしい時の対処法として、以下の2つの方法を紹介します。
- 不倫相手に慰謝料を請求する
- 不倫相手と誓約書を取り交わす
不倫相手に慰謝料を請求する
不倫相手に慰謝料を請求することを検討しましょう。
不倫(不貞行為)は民法上の不法行為に該当するため、被害者であるあなたは、夫と不倫相手に対して慰謝料を請求できます。
どちらか一方のみへの請求も可能なため、夫と離婚しない場合も、不倫相手にのみ請求できます。
慰謝料を請求すれば、不倫相手に不倫は悪いことだと認識させられるため、夫との関係をきっぱりと解消するきっかけとなるでしょう。
不倫相手との関係解消を望むなら、不倫相手に対する慰謝料請求を検討しましょう。
不倫相手だけに慰謝料請求する方法や慰謝料相場については、「慰謝料を浮気相手だけに請求したい|慰謝料の相場と旦那の反応」をご参照ください。
不倫相手と誓約書を取り交わす
不倫相手と誓約書を取り交わすことも検討しましょう。
夫と再度関係を持った場合の違約金などを記載した誓約書を不倫相手と取り交わせば、再発の抑止力になることが期待できます。
誓約書には、以下のような内容を記載すると良いでしょう。
- 不貞行為の事実
- 慰謝料の金額
- 関係を解消することの誓約
- 接触禁止・口外禁止などの禁止事項
- 違反した場合のペナルティ
不倫相手との関係解消を望むなら、不倫相手と誓約書を取り交わすことも検討しましょう。
誓約書の書き方は、「浮気相手と今後一切関わらない!夫婦間誓約書の書き方とテンプレート 」をご参照ください。
里帰り出産中の旦那の不倫で直面する慰謝料請求時の課題
里帰り出産中の夫の不倫で直面する慰謝料請求時の課題として、主に以下の4つが挙げられます。
- 証拠収集が難しい
- 精神的・身体的に負担がかかる
- 不倫相手は旦那が既婚者だと知らなかった可能性がある
- 慰謝料額が低くなる可能性がある
以下で、詳しく解説します。
証拠収集が難しい
里帰り出産中の夫の不倫の場合、証拠収集が難しいかもしれません。
夫と離れている間に行われた不倫のため、証拠が隠滅されている可能性があるためです。
慰謝料請求が認められるためには、夫と不倫相手の間に肉体関係があったことを立証する必要があります。
肉体関係があったと推認させるLINE・メッセージのやり取りや、裸や下着姿で2人きりでいる写真・動画などが入手できれば有力な証拠となり得ます。しかし、有力な証拠となり得るやり取りやデータは、あなたが帰宅する前に消去されているかもしれません。
里帰り出産中の不倫は、証拠収集が難しいことを念頭に置いておきましょう。
精神的・身体的に負担がかかる
里帰り出産中の夫の不倫で慰謝料請求する場合、精神的・身体的に負担がかかることが予想されます。
あなたが命懸けで出産し、24時間体制でお世話をしている間の夫の裏切りの全貌を知ることで受ける精神的ダメージは、計り知れないほど大きいでしょう。
休む間もなく育児に奮闘し、自分のこともままならない生活の合間に慰謝料請求の交渉をするのは、身体的負担も覚悟しておかなければなりません。
里帰り中の夫の不倫で慰謝料請求する場合、精神的・身体的に負担がかかることを念頭に置く必要があります。
不倫相手は旦那が既婚者だと知らなかった可能性がある
里帰り出産中の不倫の場合、不倫相手は夫が既婚者だと知らなかった可能性があります。
あなたが帰省中、夫は一人暮らしをしていたため、夫が独身と嘘をつけば、不倫相手が独身者だと信じてもおかしくないためです。
既婚者が独身と嘘をついても、「なぜ土日は会えないの?」「なぜ帰宅後は電話に出ないの?」などの不満から勘繰り、既婚者だとバレるケースは少なくありません。しかし、あなたの里帰り中、夫は不倫相手と自由に接触できたでしょうから、不倫相手が勘繰る要素は少なかったと考えられます。
夫が既婚者だと知らなかった、かつ知らなかったことに落ち度がない場合、不倫相手に対する慰謝料請求は認められない可能性があります。
不倫相手は夫が既婚者だと知らなかった可能性があるため、慰謝料請求が認められない可能性があることを念頭に置いておきましょう。
慰謝料額が低くなる可能性がある
離婚しない場合は、慰謝料額が低くなる可能性があります。
夫と離婚しない場合、不倫が夫婦関係に与えた影響は少ないと判断されて、慰謝料額が低くなる傾向にあるためです。
生まれたばかりの子どもを抱えて離婚を決断するのは、勇気がいることでしょう。離婚後の生活や子どもに与える影響などを考えて、再構築を選択するケースは少なくありません。
離婚しない場合は獲得できる慰謝料額が低くなる可能性があることも念頭に置いておきましょう。
里帰り出産中の旦那の不倫で慰謝料請求するなら弁護士に相談を
里帰り出産中の夫の不倫で慰謝料請求するなら、弁護士に相談することをお勧めします。
前章で述べた問題に直面した場合も、弁護士に慰謝料請求を相談・依頼すれば、以下のようなサポートを得られるためです。
- 些細な証拠を組み合わせて不貞行為を証明できないか検討してもらえる
- あなたの精神的・身体的負担を最小限に抑えて請求を進めてもらえる
- 夫が独身者だと偽った場合も不倫相手の過失の有無を適切に判断してもらえる
- 慰謝料の増額事由がないか検討してもらえる
- 早期解決が期待できるため、夫の不倫に早くけじめをつけられる可能性が高まる
ご自身でも慰謝料を請求できますが、準備が不十分で慰謝料を獲得できなかったり、慰謝料請求が負担になって育児・家事に影響を及ぼしたりしかねません。
不倫相手に対して慰謝料請求するなら、弁護士に相談して、今後の対応を考えましょう。
まとめ
里帰り中の夫の不倫が発覚したら、怒りや悲しみをぶつけたくなるは自然なことです。しかし、感情的になって夫を問い詰めると関係がさらに悪化し解決の糸口が見えにくくなることもあります。夫の不倫が一時的なものかどうか見極め、今後の夫婦関係について冷静に検討しましょう。
「夫の不倫にけじめをつけるためにも不倫相手に対して慰謝料を請求したい」とお考えなら、ぜひネクスパート法律事務所にご相談ください。
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