あなたは今、「不倫相手の夫に不倫がバレたかもしれない」との不安で頭がいっぱいになっていませんか?
この記事では、不倫相手の夫に不倫がバレたら起こり得るリスクや、バレたかもしれないと不安になったときの対処法を紹介します。
不倫相手の夫に不倫がバレたら抱えがちな6つの悩みにもお答えしますので、ぜひご一読ください。
目次
相手の旦那に不倫がバレたらどうなる?起こり得るリスク
不倫相手の夫に不倫がバレたら起こり得るリスクとして、以下の2つが挙げられます。
- 不倫相手の旦那から慰謝料を請求される
- 不倫の事実が会社にバレて働きづらくなる
以下で、詳述します。
不倫相手の旦那から慰謝料を請求される
不倫相手の夫から慰謝料を請求されるおそれがあります。
不倫相手が既婚者だと知りながら肉体関係(不貞行為)を持った場合、民法上の不法行為に該当する可能性があるためです。
被害者である不倫相手の夫は、不貞行為によって受けた精神的な損害に対する慰謝料をあなたに請求できます(民法第709条)。
第七百九条 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
引用:民法e-Gov法令検索
不貞行為に基づく慰謝料の相場は、不倫の期間や相手夫婦が離婚するかどうか等、それぞれの状況により異なりますが、50〜300万円程度です。不貞行為に基づく慰謝料相場について、詳しくは「不倫(不貞行為)の慰謝料相場と過去の判例」をご参照ください。
不倫相手の夫に不倫がバレたら、慰謝料を請求されるかもしれないことを念頭に置いておきましょう。
不倫の事実が勤務先にバレて働きづらくなる
不倫の事実が勤務先にバレて、働きづらくなるおそれがあります。
不倫相手の夫が、不倫をされた腹いせに、あなたの勤務先に不倫の事実をバラした場合、あなたがこれまでに築き上げた社会的信用が失墜する可能性があるためです。
人事評価に影響し、出世の道が閉ざされるかもしれません。希望しない部署への配置転換や転勤を命じられたり、勤務先に居づらくなって自主退職に追い込まれたりすることも考えられます。
不倫の事実が勤務先にバレたら、悪い評判が広がり、働きづらくなるかもしれないことを念頭に置いておきましょう。
勤務先に不倫がバレた場合の影響について、詳しくは「社内不倫がバレたらどうなる?バレた場合の5つの対処法」をご参照ください。
相手の旦那に不倫がバレた!?と不安になったときの対処法
「不倫相手の夫に不倫がバレたかもしれない」と不安になったときの主な対処法として、以下の2つが挙げられます。
- 不倫相手に連絡しない
- 動きがあるまで静観する
以下で、詳述します。
不倫相手に連絡しない
「不倫がバレたかもしれない」と不安になったら、不倫相手に連絡しないことをお勧めします。
不倫相手の夫は、不貞行為の証拠やあなたの氏名・住所など、慰謝料請求に必要な情報を手に入れていない可能性があるためです。
不倫がバレたのであれば、不倫相手は、夫から厳しく監視されていることが考えられます。
そんな中あなたから連絡があれば、「不倫をしていた相手は僕だ」と言っているようなものです。あなたの連絡がきっかけとなり、あなたとのLINEやメッセージ等の内容をチェックされれば、芋づる式に不貞行為の証拠となるやり取りやあなたの個人情報を、不倫相手の夫に与えることになりかねません。
不倫がバレたかどうか確認したくても、不倫相手への連絡は控えた方が良いでしょう。
動きがあるまで静観する
「不倫がバレたかもしれない」と不安になっても、動きがあるまで静観することをお勧めします。
あなたから行動を起こすことで、状況がより悪化する可能性があるためです。
不倫が会社や親にバレることへの恐怖から、「こちらから不倫相手の夫に連絡しよう」等と考えるかもしれません。
しかし、あなたが直接連絡したことがきっかけとなり、すべきかどうか迷っていた慰謝料を請求すると決断するかもしれません。不倫相手の夫の感情を昂らせてしまい、退職や引越し等の不当な要求をしてくることも考えられます。
「不倫がバレたかもしれない」との不安を抱え続けるのは苦しいでしょうが、不倫相手の夫の動きに合わせて対応方法を検討しましょう。
相手の旦那に不倫がバレた方のお悩みQ&A6選
不倫相手の夫に不倫がバレたら抱えがちな、以下の6つの悩みにお答えいたします。
対応に悩んだときの参考になれば幸いです。
不倫相手の旦那に呼び出されたら直接会うべき?
不倫相手の夫に呼び出されても、できれば直接会うことは避けた方が良いでしょう。
不倫相手の夫に直接会うことには、以下のようなリスクがあるためです。
- 一方的に責められて、感情に任せて脅迫めいた発言をする
- あなたにとって不利な発言をしてしまい、状況を悪化させる
- 高額な慰謝料や不当な要求が記載された念書にサインさせられる
当事者同士が直接対峙すると、お互いに感情的になりやすいため、冷静に話し合いができない可能性が高いです。
不倫相手の夫と直接会うことは避けて、書面でやり取りしたい旨を伝えることをお勧めします。
不倫相手の旦那と直接会うときに気を付けることはある?
不倫相手の夫に直接会わなければならない場合は、以下のことに気をつけましょう。
冷静な対応を心がける
感情的になって対応すると、不適切な発言をしてしまいがちです。ご自身をより不利な状況に追いやることになりかねないため、冷静な対応を心がけましょう。
判断に迷う場合は即答を避ける
「早く解決したい」との焦りや不安からその場しのぎの回答をすると、後悔することになりかねません。
提示された慰謝料額や要求が妥当かどうか判断できない場合は、その場での回答・サインを避けて、弁護士に相談しましょう。
不倫相手の旦那から会社にバラすと脅されたらどうすればいい?
会社にバラすと脅す行為は、脅迫罪に該当する可能性があります。
脅された証拠を保存して、弁護士や警察などへの相談を検討しましょう。
不倫相手から誘ってきた場合も慰謝料を請求されたら支払わないといけない?
不倫相手から誘ってきた場合でも、不貞行為の事実があれば、慰謝料の支払義務が発生する可能性が高いです。
ただし、不倫相手が不倫を主導していた場合は、それを理由に減額を交渉できる可能性があります。
不倫相手と別れても慰謝料を請求されたら支払わないといけない?
不倫相手と別れても、不貞行為の事実があれば、慰謝料の支払義務が発生する可能性が高いです。
なお、不倫相手の夫が、配偶者の不倫の事実と相手を知った時から3年経過すれば、時効が成立します。不倫相手と別れてから3年以上経過してから請求された場合は、時効が成立していないか確認することをお勧めします。
不倫慰謝料の時効について、詳しくは「不倫慰謝料の消滅時効とは|民法改正による変更点」をご参照ください。
お金がなくて慰謝料を払えない場合は連絡を無視してもいい?
お金がなくて慰謝料を払えない場合も、連絡を無視してはいけません。
連絡を無視すると、あなたとは交渉ができないと判断されて、訴訟を提起されるおそれがあります。
お金がなくて慰謝料を払えない場合は、経済的に余裕がないことを相手に理解してもらえるよう丁寧に事情を説明し、減額や分割払いに応じてもらえないか交渉しましょう。
お金がなくて慰謝料を払えない場合について、詳しくは「慰謝料請求されたけどお金がない場合の対処法や無視した場合のリスク」をご参照ください。
相手の旦那に不倫がバレて慰謝料請求されたら弁護士に相談を
不倫相手の夫に不倫がバレて慰謝料請求されたら、弁護士に相談しましょう。
不倫相手の夫とご自身で交渉し、解決を図っても良いですが、お互いに譲らず交渉が進まない、感情的になって交渉が決裂するケースも少なくありません。
慰謝料請求の対応を弁護士に依頼すれば、以下のようなメリットを受けられます。
- 不倫相手の夫と接触する機会を最小限に抑えて解決を図れる
- 弁護士が介入することで不倫相手の夫からの脅し等を牽制しやすくなる
- 請求された慰謝料額や要求が妥当かどうか法的アドバイスをもらえる
- 主張できる減額事由がないか検討してもらえる
- 慰謝料請求にかかる交渉・手続きをすべて弁護士に一任できる
交渉のプロである弁護士に依頼することで、早期解決も望めます。慰謝料請求されたら、弁護士に相談・依頼しましょう。
弁護士に依頼をするか迷われたら、「不倫慰謝料の減額を望むあなたにお伝えしたい弁護士に依頼すべき5つの理由」もぜひご一読ください。
まとめ
「不倫相手の夫に不倫がバレたかもしれない」との不安を抱えたら動揺するのも無理もありませんが、不倫相手の夫がどのように動くかによって今後の対応が異なります。
不倫相手との連絡を断ち、動きがあるまで静観しましょう。
不倫相手の夫から慰謝料を請求されたら、ぜひネクスパート法律事務所にご相談ください。
ネクスパート法律事務所は、累計10,000件を超える不倫問題に関するご相談をお受けしているため、豊富な解決ノウハウを有しています。経験豊富な弁護士が適切な解決方法をアドバイスし、解決へと導きます。
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