妊娠・出産に伴う精神・経済的負担を軽減ないし解消すべき義務を負わなかったことによって、精神的苦痛を与えたとして慰謝料20万円を認めた事例

不二子が愛之助と不貞関係を持ち、その子を妊娠出産したが、愛之助において、不二子の妊娠、出産に伴う身体的、精神的苦痛や経済的な負担を軽減ないし解消すべき義務を尽くさずに責任回避に終始するなどしたほか、不二子に対して暴言を吐いたり、暴行に及んで傷害を負わせるなどとしたと主張して愛之助に対し慰謝料の支払いを求めた事案である。


愛之助において不二子の妊娠、出産に伴う苦痛を軽減させる義務を尽くすことなく責任回避に終始するなど著しく誠実さを欠く対応をしたことにより不二子は相当な精神的苦痛を受けたものと認めるところ不法行為の内容や経緯等に照らすとこれにより不二子が被った苦痛に対する慰謝料は20万円、不二子が愛之助の勤務先を訪問し、狭い通路において不二子を押しのけた結果、その拍子に周囲の者に身体をぶつけた不二子に加療約10日菅を要する見込みの傷害を負わせたことによる慰謝料3万円、弁護士費用3万円の計26万円が相当とされた。

当事者の情報

不貞期間2年10ヶ月
請求額220万円
認容額26万円
子供人数3人
婚姻関係破綻の有無

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