浮気相手に送る警告の文章|後悔しないための必読ガイド&例文集

  • 最終更新日: 2025.03.10

浮気相手に警告文やメールを送ることは、あなたの配偶者と浮気相手との不貞関係を断ち切る第一歩となるかもしれません。

しかし、感情に流されて書いた文章を送ると、かえって事態を悪化させるリスクもあります。

本記事では、浮気相手に送る文章で後悔しないために知っておきたい注意点や、冷静かつ効果的に対応するためのポイントをわかりやすく解説します。

配偶者の浮気によって傷ついたあなたの心を、これ以上傷つけないための方法もご紹介します。今後の対応について後悔のない選択ができるよう、ぜひ最後までお目通しください。

浮気相手に警告文やメールを送る前に一呼吸おくことが大切な理由

急いで行動することは、長期的にはあなたにとって不利益を招く可能性があります。

浮気相手に警告のメールやLINEを送っても、即座に関係が解消されないケースは珍しくありません。
当初は「別れてくれれば慰謝料は請求しない」と考えていても、浮気相手の反応や態度次第で「やはり慰謝料を請求したい」と考えを改める方も少なからずいます。

安易に連絡を取ると、浮気相手に証拠隠滅の機会を与えたり、連絡手段をブロックされて相手を特定する情報を得る機会を失ったりする可能性があります。その結果、「やはり慰謝料を請求したい」と思ったときに十分な証拠を確保できず、本来受け取れるはずの慰謝料を得られなくなるおそれがあります。

配偶者のLINEやメール等で浮気の事実を認識した場合、そのまま配偶者のアカウントで返信をすることは、不正アクセスにあたります。
配偶者が警察に被害届を提出し、あなたが起訴されて刑事罰を受ける事態に発展することは通常ないでしょう。しかし、あなたの行動が配偶者との信頼関係にさらなるダメージを与えることは十分に考えられます。

あなたが浮気相手に警告文やメールを送る目的、浮気相手との早期の関係解消夫婦関係の修復にあるのなら、感情に任せて行動すると、その目的を実現できなくなるかもしれません。

したがって、一呼吸おき、あなたの気持ちや今後の対応を冷静に検討することが大切です。

浮気相手に送る文章を作成する際の3つの留意点

浮気相手に送る文章を作成する際のポイントは、次のとおりです。

  • 要求内容は簡潔に伝える
  • 言葉遣いに気をつける
  • むやみに手の内を明かさない

以下で詳しく解説します。

要求内容は簡潔に伝える

あなたの気持ちや、何を求めているのかを明確整理し、簡潔まとめましょう。
具体的には、次の点を整理してから文章に落とし込みます。

浮気相手に言いたいことが溢れてくるかもしれませんが、長々と書くことは逆効果です。
伝えたい内容が不明瞭になり、浮気相手に意図が伝わらなくなる可能性があります。
浮気相手に伝えたいことを整理し、無駄を省いて簡潔に伝えましょう。

言葉遣いに気をつける

警告文を送る際には、言葉遣いに注意を払いましょう。
感情に流されると、浮気相手に対して攻撃的な言葉を使いたくなりますが、内容によっては名誉棄損や侮辱、脅迫と受け取られる可能性があります。

親しい間柄であることは判明していても不貞行為に及んでいるかどうか分からない場合や、事実確認が不十分な事項については、断定的な表現は避けましょう。不確かな情報に基づいて一方的に攻撃すると、相手に反論の余地を与え、無駄な論争に時間を費やすことになります。

事実に基づいた内容を冷静に伝えることが重要です。

むやみに手の内を明かさない

あなたが掴んだ情報や証拠をすべて明かすことは避けましょう。
浮気相手の態度等によっては、どんな情報を掴んでいるのか、どのような証拠があるのかは、今後の交渉カードとして残しておいた方が良いケースもあります。

配偶者の携帯を盗み見た、配偶者名義の車や所持品に無断でGPSを取り付けたなど、あなたが配偶者の浮気を知った経緯が適法な手段によるものでなかった場合は、それらの事実を無防備に記載しないよう気を付けましょう。

相手に先手を打たれる情報やあなたに不利になる情報は、浮気相手に送る文章に記載しないよう細心の注意を払いましょう。
証拠を出すタイミングについては、「不貞行為の証拠を出すタイミングと注意点を不倫に強い事務所が解説 」をご参照ください。

浮気相手に送る文章・警告メールの例文

浮気相手に送る警告文の例を3つ紹介します。あなたの状況に合わせて、アレンジしてください。

誓約書の提出を求める文例

浮気相手に関係解消及び誓約書の提出を求める場合の文例は、以下のとおりです。

あなたは、私の夫(妻)である〇〇と△年△月△日から交際し、複数回、不貞行為を行っています。
あなたの行為により、私は多大な精神的ショックを受けています。
したがって、あなたに対し、直ちに夫(妻)との関係解消を求め、以下の事項を記載した誓約書の提出を要求いたします。
①    不貞関係を認め謝罪すること
②    今後、夫(妻)との一切の接触をしないこと
③    本件に関して、勤務先等を含め第三者に他言しないこと
④    上記約束を破った場合には違反行為1回につき□□万円を支払うこと
つきましては、上記につき、△月△日までにご回答をくださいますようお願いいたします。
上記に合意いただけない場合やご返信がない場合には、法的措置を講じることを検討しますので、その点ご承知おきください。

話し合いを求める文例

浮気相手の反応や態度次第では慰謝料請求も視野に入れたい、相手と話してから今後の方針を決めたい場合などの文例は、以下のとおりです。

私は、あなたが私の夫(妻)である〇〇と△年△月△日~同年△月△日に、□□に2人きりで旅行し、□□ホテルの同室に宿泊したことを知りました。
私はこれまで夫(妻)と平穏に生活をしてきましたが、上記行為により夫婦関係が破綻の危機に瀕しております。
したがって、私はあなたに対して、心からの謝罪と慰謝料の支払いを求め、今後夫(妻)との一切の連絡・接触を断つことを約束していただきたいと考えております。
もっとも、あなたにも言い分があろうかと存じますので、話し合いの場を設けたいと思います。
つきましては、本書(本メール)到着後、1週間以内に私あてにご連絡の上、面談候補日を調整いただきたく要請いたします。
上記期限までに誠意ある対応が見られない場合は、訴訟を含む法的手続きに移すことを考えておりますので、その点をご理解いただけますようお願いいたします。

浮気相手と配偶者の勤務先が同じ場合の文例

浮気相手と配偶者の勤務先が同じ場合、今後の接触を一切禁止することが難しい場合もあります。この場合は、業務上必要な範囲を超える個人的な接触を断つことを求めれば、浮気相手も要請を受け入れやすくなるでしょう。

文例は以下のとおりです。

私は、あなたが私の夫(妻)である〇〇と△△年△月頃から不貞関係にあることを把握しています。
あなたの行為により、私は耐え難い精神的苦痛を受けております。
したがって、私はあなたに対し、直ちに夫(妻)との関係解消および今後業務上必要な範囲外の連絡・接触を断つことを強く要求いたします。
もし、あなたがこの件について真摯に反省し、私に対して謝罪し、夫との個人的な接触を断つのであれば、慰謝料を請求する考えはありません。
しかし、△月△日までに誠意ある対応が見られない場合、弁護士に依頼して法的措置を講じることを検討いたしますので、その点ご承知おきください。

なお、浮気相手に慰謝料請求等をご検討の方は、別記事「不貞慰謝料の請求書の書き方|記載すべき項目と押さえるべきポイント」をご参照ください。

さいごに

本記事では、浮気相手に送る警告文についてご紹介しました。

しかし、浮気相手に警告文や警告メールを送るだけでは、実際には効果が期待できない場合が少なくありません。穏便に解決したいと願ってあなたが心を尽くして対応しても、浮気相手に誠意が見られず、かえって心労が増すこともあります。

もしこの記事を読んで不安を感じたり、対応に迷いが生じたりした場合は、弁護士への相談をぜひご検討ください。

弁護士は、警告だけでなく慰謝料請求や法的措置を視野に入れ、あなたの意思を的確に伝える役割を果たします。これにより、浮気相手に対して誠意ある対応を促し、不貞関係の解消に向けた具体的な一歩を踏み出す助けとなります。

あなた自身がこれ以上傷つかないためにも、一人で抱え込まず、弁護士の力を借りて早期解決への道筋を見つけてください。

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