▼基本情報(案件概要)
案件種別:刑事事件
相談者:未婚女性(20代/都内在住)。
罪名:窃盗
▼抱えていた課題
本人は過去にも同種の前科を抱えており、未成年時にも当事務所にて窃盗事件の弁護を担当した経緯がありました。しかし、数年の時を経て再び万引き事件で逮捕される事態となり、本人の中に根深く存在する「クレプトマニア(窃盗症)」の疑いが極めて濃厚な状況でした。
前回の反省が活かされていないと判断されれば、実刑判決の可能性も否めない非常に厳しい局面であり、単なる刑事手続きとしての弁護にとどまらず、根本的な病理へのアプローチが不可欠なケースでした。
▼問い合わせ経緯
本人が未成年の頃から当事務所が継続的に関わってきたこともあり、事件発生直後、母親から「娘が逮捕された」との切迫した連絡をいただきました。
過去の経緯を深く理解している当事務所こそが、本人の更生を導ける唯一の存在であるという母親の強い信頼のもと、再び弁護のご依頼をいただくこととなりました。
▼ネクスパートだからできたこと・発揮された強み
本件を確実に前進させるため、弁護士2名体制による強力なバックアップを構築しました。本人との面会を重ねることで、孤独感を抱えがちな本人の心に寄り添いました。弁護士が直接声をかけ続けることで、本人自身が抱える病気と向き合い、自ら「治したい」という意欲を引き出すことに注力しました。
また、母親と密に連絡を取り合い、出所後の生活環境をどのように再構築すべきかを徹底的に協議しました。社会復帰を妨げる要因を排除し、再犯を防ぐための具体的な生活プランを策定しました。
▼得られた結果
公判の結果、執行猶予判決を勝ち取ることができました。
判決後、本人は刑務所に収監されることなく、そのままクレプトマニア専門の治療プログラムを有する病院へ入院する運びとなりました。
本人からも「今度こそ治療を受けて、二度と過ちを繰り返さない人生を送りたい」という力強い決意が示され、希望を胸に裁判所をあとにすることができました。
▼ネクスパート担当者からのコメント
刑事事件の弁護は、単に「法的な処分を軽くする」ことだけがゴールではありません。
私たちは、本人が抱える背景や病理を正面から見つめ、その後の社会復帰までを見据えた「真の解決」を目指しています。
本人との対話を諦めず、本人が納得できる最善の道を共に歩むこと。それがネクスパートの弁護士としての使命です。今後も、再犯防止に向けた社会復帰の道のりを全力で