▼基本情報(案件概要)
案件種別:自己破産・消滅時効援用
相談者:未婚女性(50代/東京都在住)
相手方:元交際相手
▼抱えていた課題
ご相談者様は、複数のクレジットカードのリボ払いやキャッシングを抱え、生活が困窮していた。
さらに追い打ちをかけるように、かつて若干嘘を言って多額の資金を借り入れていた元交際相手から、代理人弁護士を通じて「1700万円を返せ」という突然の請求書が届いた。
「破産するしかない」、「むしろ騙して借りたから、破産も難しいのでは」と追い詰められた相談者は、藁にもすがる思いで弊所へ相談にこられた。借金に加え、個人間での金銭トラブルという特有の複雑さが重なり、相談時は精神的に非常に疲弊している様子だった。
▼問い合わせ経緯
インターネットで弊所の解決事例をご覧になり、債務整理を得意とする弊所に来所された。
▼ネクスパートだからできたこと・発揮された強み
相談者は破産を前提に相談に来られたが、まず、過去の事実関係をひとつひとつ詳細にヒアリングすることから始めた。
依頼者の説明と相手方の主張を細かく照らし合わせた結果、「食い違い」があることに気づいた。特にお金の貸し借りの時期について、依頼者の記憶と相手方の主張には2年もの開きがあった(金額にも200万円の隔たりがあった)。
依頼者の記憶通りであれば、その債権はすでに時効期間を経過していた。私は、受任後迅速に内容証明郵便で時効の援用を行い、その後、相手方代理人弁護士とコンタクトを取り、面談を設定し、毅然とした態度で話し合いを行った。
▼得られた結果
相手方代理人弁護士との交渉時は、最後まで時効期間の経過を認めなかったものの、その後、一切請求はなされなくなった。
▼ネクスパート担当者からのコメント
今回のケースでは、他の債務もあったので、自己破産を勧める弁護士もいたと思う。しかし、依頼者の希望をよく聞き、粘り強く事実関係を精査したことで、法的手段による解決(時効援用)に辿り着くことができた。特にこのケースでは、安易に相手方とコンタクトを取ってしまうと、時効の援用が困難になる可能性もあった。
絶え間ない督促に怯える日々は、正常な判断力を奪い、心身を蝕みます。特に、今回のような「個人からの借入」が絡む案件では、「支払わなければ何をされるかわからない」という恐怖が強く、それが正常な解決を阻害することがある。借金でお困りの方は、少しでも早く弁護士に相談し、債務を整理することをお勧めします。