▼基本情報(案件概要)
案件種別:不貞慰謝料(慰謝料被請求)
相談者:独身女性
相手方:不貞相手配偶者
▼抱えていた課題
不貞相手の逝去後に不貞相手の配偶者から慰謝料請求がなされた事案。本件では相談者は不貞相手が独身(バツイチ)であると認識していたうえ、4~5年に渡り同居し不貞相手の闘病生活を支えてきた。形式的には不貞行為に該当してしまうが当然慰謝料の支払うことに納得感はなく、これを避けるために何ができるか悩ましい事案であった。
▼問い合わせ経緯
不貞相手が逝去したことにより不貞相手が既婚者であることを知るに至った。相談者は悲しみに暮れる中追い打ちをかけるようにいきなり配偶者と名乗る女性から慰謝料請求がされてしまい混乱状態の中弁護士に相談に至った。
▼ネクスパートだからできたこと・発揮された強み
形式的に不貞行為に該当するからといって解決金を支払うことによる早期解決のみを提案するのではなく、相談者の気持ちに寄り添い、リスクは説明したうえで、時間がかかったとしても慰謝料の支払いを避ける可能性を追求する方針も併せて提案できた。
▼得られた結果
交渉は決裂し訴訟が提起された。訴訟では、不貞相手と相談者がそれぞれの親族とも交流があったこと、相談者が不貞相手と毎日連絡を取り合い、且つ、長期にわたる闘病生活を支えるなど不貞相手が既婚者であると気付ける機会がなかったことなどを客観的な証拠と共に粘り強く主張した。裁判官の心証としてはやや不利な形勢であったが、思いの丈をぶつける陳述書の提出が功を奏したのか、詳しい事情まではわからないが尋問前に相手方が訴訟を取り下げるに至った。
▼ネクスパート担当者からのコメント
判決まで進めば慰謝料の請求が認められてしまうような内容であり、最終的には金員を支払う結果となる可能性が極めて高い事案であっても、そういうものだからということで機械的に金員を支払う形での解決を目指して交渉するだけでなく、そうであっても相談者の認識や気持ちを十分に主張していくことは、結果として事案が長期化したり、金員を支払うことになったりしたとしても、相談者の納得感や満足感は全く違ったものになり得ると思います。本件では運良く相手方が訴訟を取り下げてくれたので、気持ちだけではない満足も獲得できたと考えます。