同僚との不倫を今すぐ解消すべき5つの理由と周囲にバレる原因4選

  • 最終更新日: 2024.07.18

入社してから苦楽を共にしてきた同僚は、たとえ異性であっても、何でも気軽に話せる間柄であることでしょう。お互いに結婚して家庭を持っても、配偶者への不満や育児の悩みを相談し合える、いわば同志のような関係になることも少なくありません。

そんな居心地のいい同僚との関係は、ちょっとしたことがきっかけで不倫へと発展する危険性を秘めています。

この記事では、同僚と不倫するリスク不倫がバレる原因などについて解説します。

一緒に過ごす時間が長く信頼関係も築いているため、不倫に発展しやすいといえます。しかし、同僚との不倫は、あなたの人生を一変させるほどのリスクを伴います。この記事が、同僚との不倫関係を解消するきっかけになれば幸いです。

同僚との不倫はハイリスク!今すぐ関係を解消すべき5つの理由

同僚との不倫は、周囲にバレたらさまざまな社会的制裁や不利益な扱いなど大きなダメージを受ける可能性がある、ハイリスクな関係です。

今すぐ同僚との不倫関係を解消すべき主な理由は、以下の5つです。

  • 昇進や昇給の道が断たれる可能性がある
  • 転勤や部署異動を命じられる可能性がある
  • 上司や同僚、部下からの信頼を失う可能性がある
  • 不倫慰謝料を請求される可能性がある
  • 離婚を要求される可能性がある

以下で、それぞれの理由について詳しく解説します。

昇進や昇給のチャンスを失う可能性がある

今すぐ関係を解消すべき理由として、昇進や昇給のチャンスを失う可能性があることが挙げられます。不倫は、周囲からの信用を失う行為です。信用のない社員を昇進、昇給させたいと思う人は少ないでしょう。同僚と不倫するなら部下にも手を出すかも知れない、と思われても致し方ありません。

昇進や昇給に関しては、基本的には仕事の能力や成果を重視していることが多いと思われるため、不倫が直接的な障害になるとは言い切れませんが、能力や成果が同程度の人と比較されたときに、マイナス要素になる可能性はあるでしょう。

社内の昇進・昇給基準にもよりますが、人事査定にマイナスに影響することが考えられ、その結果、昇進や昇給の障害になるおそれがあります

転勤や部署異動を命じられる可能性がある

今すぐ関係を解消すべき理由として、転勤や部署異動を命じられる可能性があることが挙げられます。

不倫を軽蔑する人は少なくありません。同僚との不倫が社内でバレた場合、不倫するような人と一緒に仕事をしたくない、と思う同僚や部下もいるでしょう。

職場の雰囲気が悪くなり業務に支障が出ている場合などには、転勤や部署異動を命じられるおそれがあります

上司や同僚、部下からの信頼を失う可能性がある

今すぐ関係を解消すべき理由として、上司や同僚、部下からの信頼を失う可能性があることが挙げられます。

同僚との不倫が社内でバレた場合、社内での評判や築き上げてきたキャリアは崩壊する可能性が高いです。不倫していた人という不名誉なレッテルは、たとえ不倫関係を解消しても、何年も貼られ続けることでしょう。

信頼を失うのは一瞬です。一度失ってしまった上司や同僚、部下からの信頼を取り戻すのは容易なことではありません。

同僚との不倫が社内でバレたら、上司や同僚、部下からの信頼を失い、会社に居づらくなるおそれがあります

不倫慰謝料を請求される可能性がある

今すぐ関係を解消すべき理由として、不倫慰謝料を請求される可能性があることが挙げられます。

配偶者以外の人と自由意思に基づいて肉体関係を持つことを、不貞行為といいます。これは、一時的か継続的かを問いません。あなたと同僚との不貞行為は、夫婦の平穏な婚姻生活を侵害する不法行為に該当するため、不法行為に基づく慰謝料を請求されるおそれがあります

相手配偶者から慰謝料を請求された場合の対処法については、「浮気相手の奥さんから慰謝料請求された場合の対処法」をご参照ください。

不倫慰謝料の金額は、法律で定められているわけではありません。そのため、不倫の期間や回数、不倫発覚後の夫婦関係など、状況により変動します。不倫慰謝料の相場は、それぞれのケースにより異なりますが、50300万円程度です。

不倫慰謝料の相場については、「不倫(不貞行為)の慰謝料相場と過去の判例」をご参照ください。

離婚を要求される可能性がある

今すぐ関係を解消すべき理由として、離婚を要求される可能性があることが挙げられます。

あなたの不倫が原因で離婚を要求された場合、裁判まで進めば、あなたが離婚を望まなくても離婚が認められる可能性が高いです。不貞行為は、離婚できる条件のひとつとして法律に定められているためです。

なお、あなた(不倫をした側)からの(裁判上の)離婚請求は、原則として認められません。

配偶者に不倫がバレたら、家庭が崩壊することも少なくありません。

一度失ってしまった夫婦の信頼関係を修復するのはとても難しいため、配偶者に離婚の事実を知られたら離婚を要求されるおそれがあります

同僚との不倫が周囲にバレる原因4選

同僚との不倫が周囲にバレる主な原因として、以下の4つが挙げられます。

  • 会話や雰囲気など親密さがうかがえる態度
  • 同じ日に休みをとっている
  • 職場外で会っているところを目撃された
  • 不倫していることを同僚に話した

以下で、それぞれの原因について詳しく紹介します。

会話や雰囲気など親密さがうかがえる態度

同僚との不倫が周囲にバレる原因として、会話や雰囲気など親密さがうかがえる態度が挙げられます。

当事者2人はいつも通り振る舞っているつもりでも、以下のような態度が、不倫がバレるきっかけになる場合があります。

  • 会話がこれまでとは違い親密になった
  • 態度が妙に馴れ馴れしい、もしくはよそよそしい
  • 何度も視線を交わす、もしくは不自然なほど目を合わせない
  • おそろいの文房具やキーホルダーなどを所持している

不倫している同僚の前だけ表情や接し方が違うなど、無意識にとる態度や行動に変化が現れ、周囲に不倫がバレる原因となる可能性があります

同じ日に休みをとっている

同僚との不倫が周囲にバレる原因として、同じ日に休みをとっていることが挙げられます。

お互いに結婚している場合、休日に外出すると配偶者に怪しまれるでしょう。そのため、2人で申し合わせて平日に有給休暇をとり、2人の時間を過ごしているケースが少なくありません。

しかし、何度も同じタイミングで有給休暇を取得すれば、周囲は不自然に思うでしょう。

同じ日に休みをとることで2人の関係を疑われ、周囲に不倫がバレる原因となる可能性があります

職場外で会っているところを目撃された

同僚との不倫が周囲にバレる原因として、職場外で会っているところを目撃されたことが挙げられます。

同僚との不倫の場合、共通の知り合いは多くなりやすいです。休日に2人で会っているところを目撃されると、すぐに不倫を疑われ、社内で噂になるおそれがあります。複数の目撃証言があれば噂の信憑性も高くなり、不倫がバレるのは時間の問題となる可能性もあります。

どんなに気をつけていても、どこで見られているか分かりません。
2人きりで職場外で会っているところを目撃されたことが原因で、周囲に不倫がバレる可能性があります

不倫していることを同僚に話した

同僚との不倫が周囲にバレる原因として、不倫していることを同僚に話したことが挙げられます。

同僚に不倫していることを打ち明けた、不倫に関する悩みを相談したなどの軽はずみな行動がきっかけで不倫がバレるケースは少なくありません。

不倫していることを知った同僚があなたに嫌悪感を抱き、周囲にバラすおそれがあります。不倫に関わりたくないとの思いから、上司に相談することも考えられます。

当事者2人のどちらかが不倫の事実を同僚に話したことが、周囲に不倫がバレる原因となる可能性があります

同僚との不倫の慰謝料額はどれくらい?慰謝料の支払いが命じられた判例を紹介

今後支払わなければならないおそれがある慰謝料額はどれくらいか、同僚との不倫によって慰謝料の支払いが命じられた以下の2つの判例を紹介します。

不倫慰謝料は、夫婦の婚姻期間や子どもの有無、不倫の期間や態様など様々な要素を考慮して金額を算定するため、あくまで以下は一部の事例ですが、参考までに確認してみましょう。

東京地方裁判所立川支部令和5年10月5日判決|慰謝料120万円

夫とその同僚の不貞行為により婚姻関係が破綻したとして、不法行為に基づく損害賠償を請求した事案です。

裁判所は、夫が既婚者であることを知りながら交際を開始し肉体関係を持つようになったこと、交際を開始してからアパートを賃借し同棲を始めたことなどから、不貞により婚姻関係を破綻させた不法行為が成立すると判断し、被告である夫と同僚に対して、慰謝料120万円の支払いを命じました

なお、被告らの不法行為と相当因果関係のある損害として、慰謝料のほかに弁護士費用12万円、探偵事務所に支払った調査費用15万円の支払いも認めています

東京地方裁判所令和3年11月22日判決|慰謝料100万円

原告の夫と被告が不貞行為に及んだことにより、夫婦の婚姻共同生活上の平穏を害され精神的苦痛を被ったとして、慰謝料の支払いを求めた事案です。

裁判所は、被告は原告の夫が既婚者であることを認識しながら不貞行為に及んだこと、原告から夫に連絡接触しないように求められた後も仕事外での連絡を継続していたことなどから、不貞行為を原因として夫婦の婚姻共同生活上の平穏を害され精神的苦痛を被ったと認めました。その上で、夫婦の婚姻期間や幼い子どもがいること、不貞行為の後も婚姻関係が継続していることなどの事情を考慮し、被告に対して、慰謝料100万円の支払いを命じました

なお、不貞行為と相当因果関係があるとして、慰謝料のほかに弁護士費用10万円の支払いも認めています

同僚との不倫で高額な慰謝料を請求されたら弁護士への相談・依頼も検討を

同僚との不倫で高額な慰謝料を請求されたら、弁護士への相談・依頼も検討することをおすすめします

相手配偶者からの慰謝料請求にご自身で対応する場合、早く解決しなければと焦ってしまい、相場からかけ離れた高額な慰謝料の支払いを認めてしまうおそれがあります。つい感情的になって不用意な発言をしてしまい、より状況が悪化することも考えられます。

高額な慰謝料を請求された場合に弁護士へ相談・依頼するメリットとして、以下の5つが挙げられます。

  • 相手配偶者とのやり取りを弁護士に一任できるため、あなたの精神的負担が最小限で済む
  • 適正な慰謝料額を算定し、減額するよう交渉してもらえる
  • 早期解決が期待できる
  • 紛争の蒸し返しを事前に防ぐことができる
  • 訴訟を提起された場合もゆとりを持って準備できる

弁護士費用の相場などについては、「不倫で慰謝料を請求された時の無料相談先や弁護士費用の相場」をご参照ください。

まとめ

同僚との不倫は、失うものが多いハイリスクな関係です。

初めは慎重に行動していても、時が経つにつれて次第に行動がエスカレートし、周囲に不倫がバレるケースも少なくありません。同僚と不倫するリスクが降りかかる前に、今すぐ関係を解消しましょう。

同僚との不倫で高額な慰謝料を請求されたら、ネクスパート法律事務所にご相談ください。不貞問題に精通した経験豊富な弁護士が、解決に向けて全力でサポートいたします。

初回相談は30分無料です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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