「一度は許したはずなのに、また同じ相手と……」。
多くのご相談者が、再発の事実に深い絶望と怒りを抱えて当事務所を訪れます。今回の事例は、以前交わした合意書を武器に、弁護士が徹底的な法的手段を講じることで、相手方の支払い能力への懸念を払拭し、適正な解決へと導いたケースです。
▼相談の背景:再発した不貞と脅迫行為
ご相談者様は、約2年半前に夫の不貞が発覚した際、ご自身で相手女性(と示談交渉を行い、慰謝料50万円の支払いと「接触禁止・違約金条項」を定めた合意書を締結されていました。
しかし、平穏な生活は長くは続きませんでした。夫のスマホに残されていたやり取りの履歴により、関係が継続していることが判明。それどころか、不貞相手は「バラすぞ」と夫を脅迫し、金銭を要求するなどの悪質な言動まで繰り返していました。
▼法的アプローチ:合意書を武器に「仮差押」へ
ご相談者様が最も懸念されていたのは「相手が無職であり、費用倒れにならないか」という点でした。しかし、本件においては、前回締結した合意書が強力な武器となりました。
▼当事務所では、以下の戦略で迅速に動きました。
証拠の精査:メールのやりとり、ホテル利用記録、旅行の事実などから、合意違反の回数(接触1000回、不貞行為100回)を緻密に算定。
仮差押の実行: 相手方が支払いから逃れることを防ぐため、債権者として裁判所に不動産仮差押を申し立てました。これにより、相手方に対して「単なる慰謝料請求ではなく、法的強制力が伴う事案である」という強い圧力をかけました。
▼解決への道のり:回収の最大化
相手方が無職であっても、資産や親族からの援助など、支払い原資を確保するルートは存在します。仮差押によって相手方の逃げ道を塞ぎ、交渉のテーブルにつかせることで、単なる慰謝料請求以上の「違約金」としての回収を図りました。
今回のケースでは、裁判所から仮差押決定が下り、相手方に対して強固な牽制を行うことができました。これにより、相手方は自らの立場を理解せざるを得ず、支払い義務を免れることが困難な状況を作り上げました。
▼弁護士からの一言
「無職だから取れない」と諦める必要はありません。本件のように、あらかじめ合意書で違約金を定めていたことは大きなアドバンテージです。
私たちが目指すのは、単に書類を作成することではなく、相手の逃げ道を塞ぎ、実効性のある金額を確実に回収することです。証拠が揃っている今こそ、感情的な争いを法的な「債権回収」へと切り替えるタイミングです。
一人で抱え込まず、まずはその証拠をお持ちください。あなたが受けた傷を、法的に適正な対価として取り戻すための最善策を、私たちが共に考えます。