▼基本情報(案件概要)
依頼者は、①妻の不貞を理由に離婚、②妻と不貞相手の双方に対する慰謝料請求を希望されているご主人(60代)でした。20年以上前に結婚し、お子様はすでに独立されていました。相談時点で同居中でしたが、妻には離婚の意思や不貞を把握している旨を一切伝えられていませんでした。妻はある程度高収入を得ており、かなりの資産を築いているようでしたが、依頼者自身は体調の問題で早期に退職し、年金収入とアルバイト収入がありました。また、夫婦共有名義の戸建て住宅を所有しており、住宅ローンの残債が残る状況での財産分与についても検討が必要でした。
▼ 抱えていた課題
依頼者が最も頭を悩ませていたのは、妻の財産関係が一切把握できていなかったことと、妻の不貞を踏まえた立ち回り方でした。依頼者は7年以上前から妻の不貞を疑っており、1年前に決定的な現場を目撃したことで確信を強めました。その後、調査会社への依頼を通じてホテルへの出入りを記録した画像資料を入手するなど、法的にも通用する証拠を揃えてきました。しかし、妻には不貞を隠し通している現状があり、突然の離婚切り出しによるトラブルの回避や、妻側の経済力を考慮した適正な財産分与の交渉など、専門的な知見に基づいた慎重な対応が求められる状況でした。
▼ 問い合わせ経緯
依頼者は、不貞相手が妻の元同僚であることを特定し、長年にわたり自身のメモ等で状況を記録するなど、離婚に向けた準備を独力で進めてこられました。しかし、相手方に法的責任を追及するにあたり、個人の力だけでは精神的な負担も大きく、法的な交渉の進め方に限界を感じるようになりました。特に、離婚後の経済的な安定を確保するためには、不貞の立証と慰謝料請求、そして財産分与の条件交渉を同時並行で戦略的に進める必要があると判断され、離婚問題に精通した弁護士のアドバイスを求め、当事務所へ相談にいらっしゃいました。
▼ ネクスパートだからできたこと・発揮された強み
本件は財産分与の対象が普通・定期預金、退職金、生命保険、財形貯蓄、投資信託、自宅不動産と極めて多岐にわたる事案でした。さらに、自宅の住宅ローンがペアローンであったため、依頼者名義のローン負担をどのように処理するかが大きなハードルでした。妻との離婚協議と不貞相手への慰謝料請求を同時並行で進めつつ、まずは不貞相手との交渉を先行させる戦略をとりました。法的知識と交渉技術を駆使し、複雑な権利関係を早期に整理したことで、依頼者にとって最適かつ迅速な解決へと導くことができました。
▼得られた結果
不貞相手から慰謝料を回収した後、妻との離婚協議を速やかに進め、離婚届の提出、妻からの解決金の回収、妻による依頼者名義ローンの完済まで、裁判外の任意の協議で、わずか6カ月で完了させました。最終的には、依頼者名義の残ローン完済に加え、慰謝料や財産分与分を含めて総額2000万円以上を回収するという、依頼者にとって非常に満足度の高い解決を実現することができました。
▼ネクスパート担当者からのコメント
今回の案件は、長年苦しまれてきた不貞問題の解決だけでなく、将来を見据えた経済的な基盤作りが重要でした。特に、不貞相手や妻の交渉の順序、ペアローンの処理、多岐にわたる財産調査などをしっかりしつつ、早期解決を図ることは難易度が高いものでしたが、戦略的な交渉により、早期かつ有利な条件で終結させることができました。ご依頼者様が抱えていた長年の苦悩を汲み取り、一つひとつの課題を丁寧にクリアしていくことで、「解決屋」として、新しい人生のスタートを全力でサポートできたことを嬉しく思います。