▼ 基本情報(案件概要)
本件は、妻との離婚および下の子(長女)の親権取得を希望されていたご主人側の案件です。依頼者と妻はともに再婚同士であり、長男・次男は妻の連れ子で、依頼者と養子縁組済み、長女は二人の間の子という構成でした。3年前に妻の不貞が発覚して以来、家庭内別居が続いており、同じ家屋内で1階に依頼者と長女、2階に妻と長男・次男が居住する特殊な環境でした。妻から長女への言葉の暴力が問題視されており、小学校側も依頼者のみを保護者として扱うなど、家庭環境は深刻な状況でした。
▼ 抱えていた課題
最大の課題は、お子様たちの親権、養子縁組の解消(離縁)と、自宅不動産の整理でした。特に、妻からの言葉の暴力がある長女の安全を確保しつつ、依頼者が親権を獲得することが最優先事項でした。また、自宅の土地建物は依頼者名義であり、ローン契約者も依頼者本人である一方、妻側が居住を続けているという現状があります。この不動産の名義やローン負担をどう処理するかという法的な複雑さと、家庭内別居下でいかにして安全に別居へ移行し、有利に離婚交渉を開始するかという戦略的な難しさが課題でした。
▼ 問い合わせ経緯
依頼者は3年前の妻の不貞発覚を機に、関係修復を試みてきましたが、状況は改善せず、むしろ妻による依頼者やお子様への言動が悪化するなど、家庭内の緊張状態は限界に達していました。これ以上、現在の環境に身を置くことは子の福祉にも悪影響であると判断し、けじめをつけて離婚することを決意されました。慰謝料の請求よりも、長女の親権確保と、自身の負担を清算し、平穏な生活を取り戻すことを強く望まれており、専門的な法的サポートを受けて速やかに別居と離婚交渉を開始するために弊所へ相談にいらっしゃいました。
▼ ネクスパートだからできたこと・発揮された強み
父親側での親権獲得は一般的にハードルが高いとされていますが、本件では妻による長女への精神的DVという深刻な実態を重く捉え、学校とも連携しながら、依頼者が監護者・親権者としてふさわしいことを的確に主張しました。
また、弊所は単なる法的な勝利を目指すだけでなく、依頼者だけでなく、子どもの将来をも最優先に考えた「人生コンサルタント」的な視点を持って解決に当たりました。相手方に対しても感情的な対立を煽るのではなく、子の福祉に何が必要かを説き、在るべき形に導くために尽力しました。
▼ 得られた結果
徹底した準備と交渉の結果、依頼者は無事に長女の親権を獲得することができました。家庭内別居という閉塞感のある状況から脱却し、依頼者と長女は平穏で安定した生活を再建することで、不登校であった長女が通学を再開する副産物も得られました。
さらに特筆すべきは、離婚後もお子様が両親双方の愛情を感じられるよう、精神的な溝を深めていた母子間の間を取り持ち、面会交流の環境を整えた点です。母親側にもお子様への愛情を確認するプロセスを経て、現在もお子様が健やかに成長できる良好な関係性が維持されています。
また、懸念されていた不動産の名義やローンの問題、離縁の問題についても、離婚条件として整理を行い、法的かつ円満に処理を完了させました。
▼ネクスパート担当者からのコメント
今回の案件において私が最も大切にしたのは、勝敗の結果は当然のこと、お子様の心の安定と家族の未来です。離婚や親権争いは当事者にとって人生を左右する大きな出来事ですが、お子様がいるご家庭では、父母の不和が与える影響は計り知れません。
本件では、依頼者様が守りたかった「娘との平穏な暮らし」を叶えるために、相手方とも対話の道を探り続けました。
これからも、解決屋として良い解決をすることにとどまらず、依頼者が新たな人生を幸せに歩むためのパートナーとして寄り添い続けていきます。