▼基本情報(案件概要)
盗撮犯であると誤信されたことで、捜査が開始された事案
▼抱えていた課題
本件の最大の争点は、被害を訴える側の供述にどこまで信用性があるのかという点にありました。客観的な証拠が乏しい中、捜査機関は被害者の言葉を絶対的な前提として動き、依頼者に対しては「やったことは分かっている」という高圧的な態度で取り調べを進めていました。
依頼者は冤罪であることを一貫して主張していましたが、密室で行われる連日の厳しい追及に精神的に追い詰められ、このままでは認めさせられてしまうのではないかという極限の不安の中にいらっしゃいました。
▼問い合わせ経緯
ベンナビ刑事事件(株式会社アシロ)
電話
▼ネクスパートだからできたこと・発揮された強み
ご家族からベンナビ刑事事件を通じてお電話をいただき、当事務所は直ちに受任いたしました。私たちが最優先したのは、捜査機関の行き過ぎた捜査を食い止め、依頼者の精神的な安全を確保することです。
強固な抗議と直接交渉
まずは、担当捜査官に対し、不当な取り調べが行われていることへの抗議書を即座に送付しました。その上で、弁護士が直接捜査官と面談し、強引な手法を容認しない姿勢を明確に示しました。
取り調べへの同行とリアルタイムの打ち合わせ
取り調べの際には弁護士が必ず準立会という形で同行し、取調室の外で待機しました。依頼者には、少しでも圧力を感じたり答えに窮したりした場合は、すぐに部屋を出て弁護士と打ち合わせをするよう促しました。実際に、取り調べの最中に適宜休憩を挟み、弁護士と方針を擦り合わせることで、捜査官のペースに飲み込まれるのを防ぎました。
▼得られた結果
弁護士が介入し、毅然とした態度で監視の目を光らせたことにより、それまでの威圧的な取り調べは止みました。その結果、依頼者は自身の記憶と認識を落ち着いて供述することが可能となり、捜査機関も一方的な主観ではなく、事実関係を冷静に再検討せざるを得ない状況となりました。
最終的に、不起訴処分が決定。前科がつくことを防ぎ、無事に社会復帰を果たすことができました。
▼ネクスパート担当者からのコメント
本件は、捜査機関の対応に強い不信感と危機感を抱かれたことがきっかけでした。刑事事件、特に冤罪事件においては、孤独な戦いの中でいかに精神的な支柱を保てるかが鍵となります。
私たちは単なる法律の助言者にとどまらず、現場に同行し、随時打ち合わせを重ねることで、依頼者の不安を直接取り除くことに注力しました。こまめな事実経過の報告を行い、ご家族とも密に連携を取ることで、最善の結果を導き出すことができたと考えております。