▼基本情報(案件概要)
案件種別: 迷惑行為防止条例違反(盗撮)
相談者: 福岡県北九州市在住。30代会社員(既婚・お子様あり)。
事件の概要: 風俗店利用時に、プレイ内容をスマートフォンで無断撮影。店舗スタッフに発見され、警察に通報されました。
▼抱えていた課題
本件の最大の壁は、被害女性の極めて強い処罰感情でした。発覚当初、相談者様が動転して否認を続けてしまったことが火に油を注ぎ、被害女性は「お金はいらない、社会的な制裁を与えて家庭を崩壊させてほしい」と激昂。示談交渉すら拒絶される絶望的な状況からのスタートでした。
相談者様には守るべき家族があり、職場に知られれば解雇の恐れもありました。警察にスマートフォンを押収され、解析が進めば余罪が発覚するリスクも抱えており、「一刻も早い示談成立」と「職場への発覚阻止」が至上命題でした。
▼問い合わせ経緯
事件発生の翌日、家族に身元引受をされて帰宅した直後に「職を失うわけにはいかない」と当事務所へ駆け込まれました。すぐに面談を行い、即座に現場の店舗へ足を運ぶスピード対応で受任となりました。
▼ネクスパートだからできたこと・発揮された強み
現場に足を運ぶフットワークと、懐に入る交渉力
弁護士が自ら現場の店舗を訪問。店長や責任者と対面で交渉することで信頼関係を築き、店舗側の協力を取り付けることに成功しました。これにより、当初「示談拒否」だった被害女性に対し、店舗責任者を通じて説得を試みるという独自の交渉ルートを確保しました。
「家庭崩壊」を防ぐための、情理を尽くした説得
被害女性の「制裁を与えたい」という訴えに対し、弁護士が間に入り、すでに相談者様が家族から厳しい叱責を受け、家庭内でも相応の報いを受けている現状を丁寧に説明。感情的な対立を「法的な解決」へと導き、最終的に被害女性(50万円)と示談を成立させました。
警察との緊密な連携による「不送致」の実現
示談成立後、その足で被害者には警察署に向かってもらい、被害届を取り下げてもらいました。その結果、検察官に事件を送らずに警察段階で捜査を終了させる「送検なし」という最高の結果を引き出しました。
▼得られた結果
示談成立により、押収されていたスマートフォンも速やかに返還されました。警察からは「送致せずに捜査を終了する」との回答を得たため、前科がつくことも、職場に事件が知られることもありませんでした。相談者様は、文字通り「首の皮一枚」で社会生活と家族を守り抜くことができました。
▼ネクスパート担当者からのコメント
風俗店での盗撮事件は、店側が毅然とした対応をとるケースや高額の示談金を要求してくるというケースが多く、個人での謝罪や相当な金額での示談交渉はまず受け入れられません。本件でも、当初は「金による解決は不要」と断じられていました。しかし、私たちは現場に直接赴き、店舗側の責任者と人間関係を築くことから始めました。形式的な書面のやり取りではなく、泥臭い「対話」を繰り返したことが、今回のスピード解決の鍵となりました。 「職場にだけは絶対に知られたくない」「自力ではどうにもならない状況」に追い込まれたときこそ、私たちの交渉力が真価を発揮します。まずは冷静に、次のステップを一緒に考えましょう。